【まとめ】
●千葉県東方沖 で、1983年以降、8回目のスロースリップが発生中:続報
スロースリップ(ゆっくりすべり)」は、巨大地震発生のトリガー(引き金)になる。
本サイト千葉県九十九里浜観測点大気中ラドン濃度異常と本サイト静岡市観測点:大気中イオン濃度異常の同期
静岡と、千葉で、大きな地殻変動がある地震前兆と考えられます。
本サイト静岡市観測点:大気中イオン濃度異常は過去15年間では、最大の異常です。
モニタリング中の予想は
第一候補:東海道南方沖深発大地震:M7クラス
2015/5/30:小笠原諸島西方沖で発生した深発大地震(Mw7.9,深さ約670km)の後続地震
東海:首都圏予想震度:5弱から5強(M7.9になれば、6弱も有りうる)
第二候補:伊豆半島から伊豆諸島沖大地震(特に八丈島沖):M7クラス
首都圏震度:4から5弱、高層ビルの長周期地震動
どちらも、東海から関東で、強い揺れが予想されます。
千葉県東方沖で発生中の8回目のスロースリップが、
隣接した大地震震源域における断層破壊を促進している可能性があります。
今後は、直前前兆を主体に報告します。
今のところ、上記大地震の直前前兆はありません。
【内容】
●千葉県東方沖 で、1983年以降、8回目のスロースリップが発生中:続報
本日は、別の視点で、千葉県東方沖スロースリップを考察します。
○「スロースリップ(ゆっくりすべり)」が、巨大地震発生のトリガー(引き金)になる
巨大地震が発生するようなところでは、「スロースリップ(ゆっくりすべり)」という現象が繰り返し起きています。
スロースリップが起きた部分ではひずみが解放されるが、
その隣に動いていない「固着域」という部分があれば、そこにひずみが集中することになります。
つまり、スロー地震の発生によってその周囲に応力を載荷(さいか)することがあるため、
隣接した巨大地震震源域における断層破壊を促進する可能性があるわけです。
東日本大震災発生時でも、その1ヶ月前と2日前に起きた前震活動に伴って
岩盤の境目がゆっくりとずれ動く「スロースリップ」と呼ばれる現象が起こり、
これが巨大地震の発生を促したという研究成果が、
東京大学地震研究所・加藤愛太郎助教と小原一成教授らのグループにより
解明され、アメリカの科学誌「サイエンス」電子版に掲載された。
●本サイト千葉県九十九里浜観測点ラドン異常と本サイト千葉県九十九里浜観測点大気イオン異常の同期
図20180613に、本サイト千葉県九十九里浜観測点大気中ラドン濃度変動を示します。
凡そ1年半の観測です。
http://www.tochiginokenkyusha.com/ikase8/tibashizuoka.jpg観測開始後、半年間は、大きな異常はなかったが、2017年11月に、短期間大きな異常濃度
2018年3月からは、異常濃度が頻発し、昨日報告の通り、 2018/6/11には、257ベクレルのウルトラ異常を観測。
本サイト千葉県鴨川観測点が、2012年2月と4月に観測した、ウルトラ異常値とほぼ同じ濃度となった。
本サイト静岡市観測点:大気中イオン濃度観測
静岡市において、 15年間の観測で、最も大きな異常は、
2009/8/11駿河湾震災地震49日前。
マイナスイオン、プラスイオンともに、シックスシグマ:+6σ以上のウルトラ異常値です。
本年、
3/21:マイナスイオン濃度ウルトラ異常+8σ、
4/07:プラスイオン濃度ウルトラ異常+6σ、
5/03:プラスイオン濃度ウルトラ異常+6σ、マイナスイオン濃度ウルトラ異常+6σ
5/14:プラスイオン濃度ウルトラ異常+7σ、
5/24: プラスイオン濃度ウルトラ異常+6σ
6/11:プラスイオン濃度ウルトラ異常+7σ
マイナスイオン濃度ウルトラ異常:2回、プラスイオン濃度ウルトラ異常5回を
3/21-6/11の間に観測し、過去15年間の静岡市の観測では、初めてのウルトラ異常です。
図20180613に、そのウルトラ異常を記載すると、
本サイト千葉県九十九里浜観測点ラドン異常時期と完全に一致する。
本サイト千葉県九十九里浜観測点大気中ラドン濃度異常と本サイト静岡市観測点:大気中イオン濃度異常の同期
静岡と、千葉で、大きな地殻変動がある地震前兆と考えられます。
東海道南方沖地震or伊豆半島から伊豆諸島沖です。
モニタリング中の予想は
第一候補:東海道南方沖深発大地震:M7クラス
2015/5/30:小笠原諸島西方沖で発生した深発大地震(Mw7.9,深さ約670km)の後続地震
東海:首都圏予想震度:5弱から5強(M7.9になれば、6弱も有りうる)
第二候補:伊豆半島から伊豆諸島沖大地震(特に八丈島沖):M7クラス
首都圏震度:4から5弱、高層ビルの長周期地震動
どちらも、東海から関東で、強い揺れが予想されます。
千葉県東方沖で発生中の8回目のスロースリップが、
隣接した大地震震源域における断層破壊を促進している可能性があります。
今後は、直前前兆を主体に報告します。
今のところ、上記大地震の直前前兆はありません。