【要旨】
2018/4/9:1:32 島根県西部:M5.8:最大震度5強が発生した。震度1-4の余震が続いている。
1977-1978年の島根県三瓶山附近の双子型地震活動以来、40年ぶりの大きな地震でした。
前兆としては、2018/1/28、2018/3/9、中国地方を中心に大気重力波が発生。一ヶ月後の地震だった。
直前前兆は、
流星電波観測;福井県鯖江HRO LIVE in 八王子において、4/7と4/8に、強いノイズが観測された。
気象庁の防災留意事項で、
「大地震発生から1週間程度の間に同程度の地震が続発した事例がある」。
40年前の三瓶山付近の地震でも、1年の間隔をおいて、双子型地震が発生した。
これらの点から、直前前兆として考えられた
流星電波観測;福井県鯖江で、再度、強いノイズが発生すれば、報告します。
【内容】
●2018/4/9:1:32 島根県西部:M5.8:最大震度5強
○概要
震源地 島根県西部
緯度 北緯35.2度、経度 東経132.6度
深さ 10km
マグニチュード 5.8
震度 5強:島根県太田市
○過去の島根県西部地震
以前示した、山陰地方の地震活動⇒こちら
http://www.tochiginokenkyusha.com/ikase8/sanin16929.jpg島根県西部では、1977-1978年の島根県三瓶山附近の地震活動以来、40年ぶりの大きな地震でした。
西田良平(2007)、山陰地域の地震活動、
鳥取大学工学部研究報告第38巻P25-P39から、引用します。
⑪ 三瓶山付近の地震
1977 年5 月2 日 (M5.3)
1978 年6 月4 日 (M6.1)
(緯度35.1度、 経度132、4度、5km)
(引用開始)
島根県東部空白域の西側であるこの地域は、地震活動が定常的に続いている。
この活動の中で、最大の活動は1977年と1978年の約1年の間隔をおいて発生した。双子型地震活動である。
1977 年5 月2 日に三瓶山東方にM=5.3 の地震が発生し、約1年後の1978 年6 月4 日午前5 時3分に
三瓶山の南東約10km で、この地域では最大級の地震(M6.1)が発生し、
多くの余震を伴い、周辺部の温泉では湧出量の増大など多くの異変が発生した。
(引用終了)
○前兆現象
1,大気重力波
本サイト空の掲示板No.41665 1月28日愛知西部の観測と衛星画像NASA&高知大学&ひまわり8号
朝から夕方まで、中国地方から近畿圏に大気重力波が現れ、亀裂雲も発生した。
No.41785 3月9日愛知西部の観測と衛星画像NASA&高知大学&ひまわり8号
衛星画像からは、九州北部・四国北部・中国地方に大気重力波が見られます。
3/9の衛星写真代表例⇒こちら
https://bbs3.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseinoti--1520612850-800-590-253.jpg赤丸で囲まれた地域内に、今回の震源が含まれます。
2,直前前兆
流星電波観測;福井県鯖江HRO LIVE in 八王子において、
4/7:5-8時、4/8:11-12時に、強いノイズが観測された。
○防災上の留意事項:気象庁発表
この地震による津波の心配はありません。
揺れの強かった地域では、落石や崖崩れなどの危険性が高まっているおそれがありますので、
今後の地震活動や降雨の状況に十分注意してください。
この地域では過去に、大地震発生から1週間程度の間に同程度の地震が続発した事例があることから、
揺れの強かった地域では、地震発生から1週間程度、最大震度5強程度の地震に注意するとともに、
さらに強い揺れをもたらす地震が発生する可能性もありますので注意してください。
特に地震発生から2~3日程度は、強い揺れをもたらす地震が発生することが多くあります。
○今後、
気象庁の防災留意事項で、
「大地震発生から1週間程度の間に同程度の地震が続発した事例がある」。
40年前の三瓶山付近の地震でも、1年の間隔をおいて、双子型地震が発生した。
これらの点から、直前前兆として考えられた
流星電波観測;福井県鯖江で、再度、強いノイズが発生すれば、報告します。