●9/5:日本の緯度29度、33度、37度で観測された、TEC値の異常値:9/6報告続報
○TEC値と地震との関連
日本周辺のM6以上の地震の1~5日前に有意なTEC(電離層全電子数)増加が認められるという統計解析結果あり。
F2層臨界周波数(foF2:電離圏最大電子密度に対応する電子プラズマ周波数)の上昇も同じ。
○9/5さらに9/7:日本の緯度29度、33度、37度で観測された、TEC値の異常値
9/5に引き続き、9/7にも、TEC値の異常値とF2層臨界周波数:foF2の上昇が見られた。
9/7が特に、F2層臨界周波数:foF2の上昇幅が9/5より大きく、異常のピークは、9/7と考えれれた。
図を更新し、図20170908に示しました。
http://www.tochiginokenkyusha.com/ikase8/tec201790507.jpg左側の図が、日本の緯度別のTEC値です。
日本時間JST:9/5及び9/7の日中、TEC値が、有意に、上昇しています。
図中では、Ip2と記載され、これは、+3σ以上+5σ未満の範囲で、有意に
TEC値が上昇したことを示しています。
緯度29度:奄美大島付近、伊豆鳥島周辺
緯度33度:九州熊本大分付近、八丈島周辺
緯度37度:西日本から東日本
右側の図は、
F2層臨界周波数(foF2:電離圏最大電子密度に対応する電子プラズマ周波数)で
みたものです。
那覇観測点>>鹿児島山川観測点>東京国分寺観測点の順で、
F2層臨界周波数が、上記で、TEC値が上昇した:9/5及び9/7の日中に上昇しています。
○考察
9/5&9/7:日本の緯度29度、33度、37度で観測された、TEC値の異常値に
同期した時間帯のF2層臨界周波数観測では、沖縄那覇観測点が顕著に高かった。
地震の予想は、
日本の南海
伊豆鳥島周辺から八丈島周辺、または、沖縄から奄美大島周辺で
M6以上の地震が、9/7から5日以内:9/12までに予想されます。
(9/5より9/7のほうが異変が大きく、基準を9/7に変更した)
該当地域では、防災(揺れと津波)の確認を願います。
首都圏の揺れは、今後直前前兆観測結果に大きな変化がなければ、震度3-4程度
ただし、タワーマンションの高層階では、長周期地震動の揺れに警戒。
モニタリングB:房総半島沖から伊豆諸島沖:M7クラスの地震
本サイト沖縄県那覇市観測点の大気中ラドン濃度:最近1年半
最近1年半のラドン濃度を図201771103に示しました。
http://www.tochiginokenkyusha.com/ikase8/okinawa710.jpg2017年5月にウルトラ異常を観測後、7月には、収束しています。
この対応地震がまだ発生していません。
これらに関連しています。