◎房総沖巨大地震モニタリング
●震源の予想:2015/5/6報告から
候補1:須美寿島から鳥島東方沖の伊豆小笠原海溝一帯:予想規模M8.5
http://www.tochiginokenkyusha.com/ikase8/candidate1.jpg候補2:八丈島東方沖の伊豆小笠原海溝一帯:予想規模M8.5:
http://www.tochiginokenkyusha.com/ikase8/candidate2.jpg候補3:房総半島南東沖から須美寿島東方沖の伊豆小笠原海溝一帯:予想規模M9
http://www.tochiginokenkyusha.com/ikase8/candidate3.jpg※防災のポイント
伊豆鳥島近海震央で、地震の規模がM8.2-M8.4の巨大地震による津波のシミュレーション
http://www.tochiginokenkyusha.com/ikase8/izuogasawaratsunami3.jpg(東京大学総合防災情報研究センターの原田智也特任助教作成)
M8.2-M8.4の鳥島近海地震の場合には、房総半島外房から九州の宮崎まで、3-5mの津波が襲います。
特に、津波の波高が高いのは、四国の太平洋側と和歌山県で、10-13mにも及びます。
もし、発生する地震が、アウターライズ地震であった場合には、
九州方面で、津波の波高が、通常の海溝型地震にくらべ、凡そ倍になり、5-8mの津波が、九州太平洋側を襲う。
巨大地震発生時には、大津波警報が、
千葉県外房、伊豆諸島、相模湾、静岡県、愛知県外海、三重県南部、和歌山県、徳島県、高知県、大分県南部、
宮崎県沿岸部、種子島・屋久島地方、奄美諸島・トカラ列島に発令されると予想されます。
●今後の巨大地震を俯瞰できる指標:指標TOP:場所:伊豆小笠原諸島:3年間の観測
2016/5/3から大きな変動が始まり、7/28まで、ほぼ3か月間継続した。
7/30:マリアナ諸島 M7.6: 深さ260km
大深発地震が発生し、7/31以降、この大きな変動は、一旦、静穏化しています。
その後、8/28までは、凡そ静穏な状態が続いた。
8/29、3年間の観測では初めて、大きな変動が観測された。
その後、この大きな変動が収まるか、様子見をしていましたが、
8/30-9/5まで、一週間、毎日、5-9時間も、大きな変動を観測。
いよいよ、本巨大地震発生に向けた、大きな変動が始まったと判断されます。
もし、本巨大地震が、上記候補1、候補2のように、M8クラスの巨大地震であれば、この大きな変動は
1-3カ月間(最低でも一か月)は続きます。
仮に、本巨大地震が、上記候補3のような、M9クラスのスーパー巨大地震であれば、
この大きな変動は、6カ月間は続き、地震発生は、来年2月以降となります。
※東日本大震災時
退官された北海道大学森谷武男博士の地震エコー観測と
東北地方太平洋沖地震の震央;三陸沖に近い、福島市(福島医科大学)の大気中ラドン濃度観測。
どちらも、2010年6月~2010年12月初旬まで、凡そ6カ月間、前兆が継続。
以上まとめますと、
上記震源の予想候補1&候補2のM8.5クラスの地震の場合には、
前兆期間が、1-3か月であるため、本年10月から12月の間に、巨大地震は発生すると予想する。
仮に、M9クラスの地震である場合には、上記のように、、地震発生は、来年2月以降となります。
しかし、以前報告したように、
北緯30-34度、東経137-146度の地域(伊豆小笠原海溝、南海トラフ)で、巨大地震の発生が迫るという
Alexey Lyubushin氏の本年4月のヨーロッパ地球科学連合での学会報告があるように、
次第次第に、巨大地震発生は、迫ってきています。
津波防災を中心に、防災の準備を進めましょう。
◎静岡市大気イオン濃度観測
プラスイオンの+3σ以上の異常値は、8/17、8/19、8/21、8/22、8/25、8/29、8/30、9/5となり、
最近3週間で、8回もの異常値を観測した。
伊豆小笠原方面の深発大地震、あるいは、上記巨大地震(前震含む)
東北から北海道太平洋側(特に、青森県下北沖):M7(M7.5)クラスの地震
とらえているのかもしれません。
●観測者仲間の観測、観察:9/5
○茨城県南部
22時:電磁波計振り切れ
○長野県長野市
もぐりん
前夜 10度漂着底まで潜 リセット後ウロウロ底に沈みウロウロ
今朝 真ん中底まで潜
22:30 浮上しました。10度方向へ
★★
茨城県南部さんは、8/31&9/1&9/2&9/3に続き、9/5、電磁波計振り切れ 。茨城周辺で地震注意。