図は、本サイト大元の日報で御覧ください。
http://www.tochiginokenkyusha.com/ikase8/ikase8f3.html●世界時;09/05/12:14:42、日本時同午後11:42、中米コスタリカニコヤ半島、M7.6
◯概要
震源地はコスタリカの首都・サンホセから140キロ離れた西部・ニコヤ半島。震源の深さは40.8km。
ハワイの太平洋津波警報センターは、コスタリカを含む中米や南米の合わせて10か国に対して津波への警戒を
呼びかけましたが、大きな潮位の変化は確認されず、日本時間の午前2時すぎまでに警戒をすべて解除しました。
コスタリカの赤十字によると、この地震によりこれまでに2人が死亡し、
地元メディアはこのうちの1人は崩れた壁の下敷きになって死亡したと伝えています。
また、十数人がけがをしたということです。
心からお見舞い申し上げますとともに、他界された方々のご冥福を、お寺で、般若心経を唱え、お祈りしたいと思います。
◯前兆
TECマップにより、顕著に、地震発生3日前に、前兆がみられます。
9/3のNASA;GIM GPS/TECマップ、オーストラリア、IPS電波宇宙予報サービスセンター提供のverticalTECマップ
同電離層F領域臨界周波数(foF2)マップを、図20120906_1に示した。
電離層F領域臨界周波数がもっとも高い、14Mhzの真下が震源域です。
verticalTECマップでも顕著に、TEC値が高いことがわかります。
赤道付近の大地震は、上空のTEC値を知ることにより、前兆をつかめることが多いです。
日本付近は、以前報告したように、東日本大震災のような海溝型巨大地震では、NASAによる報告例がありますが、
東北の内陸直下型地震では、過去の大地震での検証では、顕著なTEC異常がないことも、ありました。
●本サイト空の掲示板;9/5;衛星画像解析:
1,空の掲示板23789:9月5日愛知西部の観測と衛星画像NASA
【海外】
カム半島北部からロシア内陸部にさざ波雲が発生。
カム半島全体が活発化してきた。
注目しているアンダマン諸島南部沖に彩雲が見られます。
オーストラリア気象局のTEC値も異常に高い。
2日間連続して高い値が現れている。地震が近いかもしれない。
オーストラリア北東部の海岸線に筋状雲が発生。
また、ニュージーランド南島は、レンズ状雲と白雲が現れています。
2,空の掲示板23791:9/5衛星画像
大きな変化はないと思いました。
■特に気になる雲(無し)
■その他に気になる雲
・浦河沖-青森東方沖の波状雲
・東北南部の整列雲
★★
昨日、9/5は、レモンさんが指摘するように、非常に高い電離層全電子数:TEC値の異変が
アンダマン諸島周辺で見られます。
図20120906_2に示しました。
NASA;GIM GPS/TECマップでは、小笠原諸島からインドに至る非常に広範囲に、
最高レベルの80TECUの値を占めています。かなり稀な事態です。
昨日は、Dst指数が大きくマイナスで、地磁気擾乱由来のTEC値異常も重なったようです。
●南東北の日本海側から栃木県、新潟県の異変;その13
新潟市観測点大気中ラドン濃度:8/27観測からは、ややリバウンド。
9/5も、まだ、17ベクレル。
8/20-8/23の14ベクレル付近に近く、もう少しで収束しそうです。収束したらスタンバイ状態です。
●2012/9/6要点;
サイト名;;生かせいのち 地震と防災;;無断転載禁止。
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日本時5日午後11:42、中米コスタリカニコヤ半島、M7.6、直下型大地震
TECマップにより、顕著に、地震発生3日前に前兆がみられた。東日本大震災時と同じ3日前が最大の異変だった。