【まとめ】
津波被害が甚大と推察される順に記します。
https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1748042686-1194-702-293-225.jpg1,候補4:鳥島沖地震:津波地震
千葉県銚子市犬吠埼(いぬぼうざき)から九州に至る太平洋岸に巨大津波が襲来
Mw8.4のプレート間地震の想定では、高知、徳島で10-13mの波高
九州の津波波高は、アウターライズ地震では、プレート間地震の倍となる。
慶長地震の津波波高分布と鳥島沖地震のシミュレーション結果は酷似している。
慶長地震の津波溺死者は現代の人口に換算すると、5万人を超える。東日本大震災の
溺死者の2倍以上となる。
2,候補1:房総半島沖プレート三重点(候補6;房総半島南東沖地震とほぼ同じ)
この巨大地震は、震度6-7の揺れと南関東を襲う巨大津波が特徴です。
震度7は神奈川県沿岸部から23区東部、
震度6強は神奈川県沿岸部、東京23区、埼玉県東部、千葉県南部
震度6弱は神奈川県、東京都、埼玉県、千葉県、茨城県南部
外房>>相模湾、伊豆半島の順に津波波高が高い。地域別に最も波高が高い地点。
館山市、南房総市:22m、鎌倉から三浦市:10-12m、南伊豆町から伊東市:8-10m
激しい揺れと巨大津波以外には、タワマンなどの高層ビルの最高階級4の長周期地震動です。
最高階級4:立っていることができず、はわないと動くことができない。
3,候補7:延宝房総沖地震タイプの地震
典型的な津波地震。揺れは震度2-3程度。
千葉県沿岸部から福島県沿岸部、特に、茨城県沿岸部と福島県沿岸部では、記録に残る最大の津波をもたらした。最大津波17m。
それに対し、相模湾や伊豆半島では、1-2mの津波波高。
【内容】
本日は、昨日報告した関東沖巨大地震による被害想定(津波を中心)に報告します。
津波被害が甚大と推察される順に報告していきます。
次の図に示します。
https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1748042686-1194-702-293-225.jpg1,候補4:鳥島沖プレート間地震あるいはアウターライズ地震
図の右下に、鳥島沖プレート間地震Mw8.4の津波のシミュレーションを示しています。
外房から九州太平洋側まで巨大津波3-13mが襲来するとシミュレーションされている。
最も波高が高いのは、四国高知、徳島
高知県室戸市:佐喜浜:10-13m、徳島県海陽町浅川:9-m
鳥島沖の巨大地震をプレート間地震とアウターライズ地震で比較したものが次の図です。
https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1697263488-1133-742.jpg両者で最も異なるのが、九州の津波波高です。
アウターライズ地震Mw8.2では、プレート間地震Mw8.4の2倍の波高です。
図中に示したように、アウターライズ地震の地震規模がプレート間地震より小さいにもかかわらず、この結果です。
一般的に言われていますが、アウターライズ地震とプレート間地震の津波を比較すると、
アウターライズ地震の津波波高が高くなることがよくわかります。
上記図中には、1605年慶長(けいちょう)地震の津波波高と比較してあります。
慶長地震がいかに重大な地震か次に示します。
慶長地震は、慶長9年12月16日(1605年2月3日)発生。
千葉県銚子市犬吠埼(いぬぼうざき)から九州に至る太平洋岸に巨大津波が襲来し、津波被害による溺死者は5千人から1万人。今の人口に換算すると、津波溺死者が5万人を超える。
東日本大震災による死亡者は凡そ2万人でしたから、その倍以上の甚大な被害でした。
この地震による津波は伊豆、八丈島から九州にわたる太平洋海岸だけではなく瀬戸内海や大阪湾まで入り込んだ。また済州島や上海でも津波の被害をもたらした。
震源域には、下記のような複数の説があり、定まっていない。
南海トラフ地震説、南海トラフの海底にあるメタンハイドレートの連続崩壊説
房総半島南東沖と紀伊半島南西沖の連動地震説、房総沖説、関東地方東南沖説、伊豆・小笠原海溝(鳥島付近)説
2,候補1:房総半島沖プレート三重点(候補6;房総半島南東沖地震とほぼ同じ)
図の左側です。この巨大地震は、震度6-7の揺れと南関東を襲う巨大津波が特徴です。
震度分布は上に示しています。南関東に激しい揺れによる壊滅的な被害が予想されます。
震度7は神奈川県沿岸部から23区東部、
震度6強は神奈川県沿岸部、東京23区、埼玉県東部、千葉県南部
震度6弱は神奈川県、東京都、埼玉県、千葉県、茨城県南部
静岡県伊豆市から宮城県石巻市の各地の津波波高を下に示しています
外房>>相模湾、伊豆半島の順に波高が高い。地域別に最も波高が高い地点。
館山市、南房総市:22m、鎌倉から三浦市:10-12m、南伊豆町から伊東市:8-10m
激しい揺れと巨大津波以外には、タワマンなどの高層ビルの最高階級4の長周期地震動です。
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/jishin/ltpgm_explain/about_level.html最高階級4:立っていることができず、はわないと動くことができない。
3,候補7:延宝房総沖地震タイプの地震
右上に示す。典型的な津波地震。揺れは震度2-3程度。
千葉県沿岸部から福島県沿岸部、特に、茨城県沿岸部と福島県沿岸部では、記録に残る最大の津波をもたらした。最大津波17m。
それに対し、相模湾や伊豆半島では、1-2mの津波波高。