●新妻地質学研究所
月刊地震予報175)千島海溝域の巨大地震への警戒,2024年4月の月刊地震予報
2024年4月24日 発行
https://www.niitsuma-geolab.net/archives/79612.2024年4月の月刊地震予報
日本列島の大黒柱が破損した2024年1月1日能登半島地震M7.5(月刊地震予報173)の影響が出てくることが予想される.関東・東北日本・西南日本域の直下型地震に警戒が必要である.
※Moho面直下のMantle最上部は,日本列島で最強の大黒柱となっており,今回の能登半島地震は日本列島を支える大黒柱の破損と言える(上記新妻地質学研究所より引用)
Moho面:モホロビチッチ不連続面:
地震波速度の境界であり、地球の地殻とマントルとの境界
伊豆海溝域では,Plate運動の原動力となる小笠原海台小円区の随行Mantleに引き摺れたM6.1が起こったことから(月刊地震予報174),地震活動の活発化に警戒が必要である.
琉球海溝域では,歪解放周期(月刊地震予報139)が2022年9月18日琉球海溝震源帯M7.3によって第3周期に更新されたが(月刊地震予報157),第2周期末の沖縄海盆震源帯の地震活動も続いており,続く流海溝平面化震源帯の活動に至っていない.2024年3月の最大CMTが琉球海溝M5.7であり,琉球海溝域のM7級の地震に警戒が必要である.
★★
1,関東の直下型地震
本サイトが予想する首都圏M8クラスの巨大地震で継続報告する7項目の直前前兆観測モニタリングで、4/28に、大きな動きが相模湾沿岸部の2か所でみられました。
次に大きな動きが見られたら、危険域と判断し、直ちに報告します。
早ければ、5月のゴールデンウイーク末:5/7から10日間程度が危ない時期になるかもしれません。少しずつ、防災(激しい揺れと津波と長周期地震動)の防災の確認点検をお勧めします。
2,琉球海溝域のM7クラスの地震
本サイト空の掲示板で、奄美大島周辺で、1/3,2/29,3/19,3/24,3/25,4/21,4/25に
大気重力波が発生していることが報告されています。
奄美大島東方沖では、1995年にM7.1の大地震が発生しましたが、その後、29年間大きな地震がなく、ひずみの蓄積が懸念されます。