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No.10354 20240315報告その2 投稿者:栃木の研究者   投稿日:2024年03月15日 (金) 12時18分 [返信]

【まとめ】
本サイト千葉県九十九里浜観測点の大気中ラドン濃度異常変動(以下、九十九里浜ラドン異常変動)は、2018年から6年以上継続中。
九十九里ラドン異常変動期間は、超巨大地震東日本大震災前ラドン異常変動期間の倍以上となり、今回のラドン前兆による地震は、巨大地震であると判断した。

2020年の著しく顕著な地震前兆発生地域は、千葉県外房地域、長野県浅間山山麓地域、神奈川県相模湾沿岸部地域であった。

房総半島東方沖で8回目、9回目のスロースリップが発生すると、その地殻変動に合わせて、大規模な九十九里浜ラドン異常変動が観測されている。

この結果から考えられる想定地震は、大正関東巨大地震で未破壊の領域である相模トラフの房総半島南東沖巨大地震です。

次の図に、この地震による震度分布予測図を示した。
https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1710465897-1087-730.jpg

神奈川県相模湾沿岸部地域や千葉県外房地域で震度6強から7の激しん揺れが予測されている。

大正関東大震災では、本震発生後、2日以内に13回のM6-M7の余震が関東のほぼ全域で発生している。

もし、相模トラフの房総半島南東沖巨大地震が発生すると、同様に、M6-M7クラスの大地震の余震が発生すると考えられる。

上記の長野県浅間山山麓地域の地震前兆地域とは、浅間山200km圏内とすると、ほぼ関東甲信越全域になりますが、その地域で、余震が発生するということになると考えられます。

【内容】
3/14報告:東北大学の遠田晋次教授
「まわりにしわ寄せがいくということは、プレート同士が強く固着し、大地震を起こす力を溜め込んだ場所にも、しわ寄せがいく可能性があります。最悪、約100年前の関東大震災(M7.9)のような大地震を誘発する可能性もゼロとはいえません。」
この報道を受けて、再度、自分たちの前兆データを見直した

〇ラドン濃度上昇と地震前兆
ラドンは、地殻に含まれる放射性物質です。地震に先立って、地殻に力が加わり、割れ目が発達すると、隙間を通って、地表へ放出されます。
地下水中ラドン濃度や地下水湧水量の変化は,観測地点の局所的な地殻歪を反映しているのに対し,大気中ラドン濃度変化は,ある程度広範囲の平均的な地殻歪変化を反映しているとされている。

〇2018-2024年の大気中ラドン濃度異常変動
本サイト千葉県九十九里浜観測点の大気中ラドン濃度異常変動(以下、九十九里浜ラドン異常変動)は、2018年から始まり、2024年までその異常変動が観測され続けている。その異常変動期間は、6年以上となった。

M9.の地震規模で超巨大地震である東北地方太平洋沖地震前の福島市で観測された大気中ラドン濃度異常変動(以下、超巨大地震前ラドン異常変動)は、3年間であった。

九十九里ラドン異常変動期間は、超巨大地震前ラドン異常変動期間の倍以上となり、今回のラドン前兆による地震は、巨大地震であると判断した。

〇超巨大地震前ラドン異常変動の図示
https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1687324511-735-557-756-264.jpg

〇九十九里浜ラドン異常変動と本サイト浅間山山麓の長野県軽井沢観測点大気中ラドン濃度異常変動(以下、軽井沢ラドン異常変動)の図示
https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1710444367-1210-780.jpg

〇2020年の大規模地震前兆
軽井沢ラドン異常変動は、2,019年から3年間継続した。
特に、2020年は、2020/7/27に7007ベクレルを観測し、+20シグマを超えるような超ウルトラ変動で、想像をはるかに超えた異常変動だった。

九十九里浜ラドン異常変動も観測期間7年半の中で最大のラドン濃度だった。2020/9/29に3262ベクレルを観測した。

2020年は、大気中ラドンのみならず、大気の異常(異臭)を神奈川県で観測した。2022年までその異臭報告は継続した。
また、神奈川県横浜市では2021年2月から5月まで、横浜市観測磁力の低下現象観測で磁力低下が顕著だった。

上記のように、2020年の著しく顕著な地震前兆発生地域は、千葉県外房地域、長野県浅間山山麓地域、神奈川県相模湾沿岸部地域であった。

〇九十九里浜ラドン異常変動と地殻変動、特にスロースリップ
本観測点は、房総半島東方沖のスロースリップ発生地域内にある。
本観測点の観測開始時期は、2017/3/24ですが、その後、凡そ1年間は、大きな異常はなかった。
ところが、2018/6/10から異常変動が始まり、6/16には、613ベクレルの異常値。ちょうどその時期、6/3-6/30に、房総半島東方沖で8回目のスロースリップが観測された。
2018-2020年の3年間にラドン異常変動が継続した。

その後、2022/4/1から、再度、ラドン異常変動が継続している。
2024/2/22には、2627ベクレルのウルトラ異常濃度を観測した。
2/26には、房総半島東方沖で9回目のスロースリップが観測された。

房総半島東方沖で8回目、9回目のスロースリップが発生すると、その地殻変動に合わせて、大規模な九十九里浜ラドン異常変動が観測されている。

〇上記の観測結果や宏観異常現象をまとめると、大きな地殻変動が予想される地域は、
千葉県外房地域、長野県浅間山山麓地域、神奈川県相模湾沿岸部地域である。
この結果から考えられる想定地震は、大正関東巨大地震で未破壊の領域である相模トラフの房総半島南東沖巨大地震です。
次の図に、この地震による震度分布予測図を示した。
https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1710465897-1087-730.jpg

神奈川県相模湾沿岸部地域や千葉県外房地域で震度6強から7の激しん揺れが予測されている。

大正関東大震災では、本震発生後、2日以内に13回のM6-M7の余震が関東のほぼ全域で発生している。

もし、相模トラフの房総半島南東沖巨大地震が発生すると、同様に、M6-M7クラスの大地震の余震が発生すると考えられる。

上記の長野県浅間山山麓地域の地震前兆地域とは、浅間山200km圏内とすると、ほぼ関東甲信越全域になりますが、その地域で、余震が発生するということになると考えられます。



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