【まとめ】
本日は、本サイトにおける巨大地震の直前前兆把握です
●静岡市観測空気中のイオン比異常11/1
さらに、マイナスイオンの観測値10600はウルトラ異常値となった。
この現象は、過去の2回の巨大地震前にもイオン比異常を観測した。
今回の予想震源域の房総半島南東沖から伊豆諸島南部沖に近い
過去の上記観測実績を探すと、
〇2005/1/19 房総半島南東沖M6.8の11日前
〇2015/5/30 小笠原諸島西方沖M8の18日前
この2件でした。
今回の11/1のイオン比異常に当てはめると、11/12-11/19の間の地震発生となる(過去2回の実績のみでは、誤差は大きいと推察)
●日本周辺の電離層異常
東日本大震災発生時のTEC異常のピークは、地震発生3日前。
TEC異常がやや収束したときに、巨大地震発生となる。
もう一つの特徴は、巨大地震発生前に、大きな地磁気擾乱が発生していることです。11/5にも発生した。
これらのデータをよくみると、とりあえず、今行っている、前兆把握の3本柱の収束を見極めることも肝心のようです。
【1】千葉県九十九里浜観測点の8年間(2017-2023年)のラドンガス異常変動
【2】東京多摩東部のELF帯電磁波の異常
【3】首都圏VHF帯放送波の伝搬異常
1,東京スカイツリー送信静岡県西部受信のルートの伝搬異常。
97日間連続24時間伝搬異常
2,南関東沿岸部送信北関東沿岸部受信ルートの伝搬異常
59日間連続24時間伝搬異常
1は収束近い。2は完全収束。3は未だ前兆継続中。
【内容】
本日は、本サイトにおける巨大地震の直前前兆把握についてです。
【1】静岡市観測空気中のイオン比異常
(静岡市が震度1以上の地震を対象とする)
11/1:マイナスイオン10600 プラスイオン3000
イオン比:3.5 異常値
さらに、マイナスイオンの観測値10600は、2003年から2016年まで13年間の毎日の観測でも観測しなかったウルトラ異常値となった。
※
マイナスイオン、プラスイオンの値はそれぞれ1cc当りのイオン個数です。
この現象は、過去の巨大地震前にもイオン比異常を観測した。
〇2003/9/26 十勝沖巨大地震M8の10日前、
〇2011/3/11 超巨大地震である東日本大震災M9の4日前
今回の予想震源域の房総半島南東沖から伊豆諸島南部沖に近い
過去の上記観測実績を探すと、
〇2005/1/19 房総半島南東沖M6.8の11日前
〇2015/5/30 小笠原諸島西方沖M8の18日前
この2件でした。
今回の11/1のイオン比異常に当てはめると、11/12-11/19の間の地震発生となる(過去2回の実績のみでは、誤差は大きいと推察)
【2】日本周辺の電離層異常
まず、東日本大震災発生時の異常を下図に示します。
https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1699320038-798-735.jpg左図は、日本時15時30分の、15日間平均値のTECに比べ、3/8が凡そ10TECU高い領域が日本とその南側に広がっていることがわかります。
このTECmapを差分TECmapといいます。
東日本大震災震源が白丸ですが、それを頂点に南側に大きく、
アフリカから南アメリカまで広がっています。
右上図は、2011/2/23から3/16の日本時15時30分の東日本大震災の震央の上空の電離層全電子数:TECの変動を見たものです。
2/23から15時30分のTEC値は徐々に上昇し、3/8にピークに達します。
赤く塗りつぶした3/8がprecursor:前兆と記されています。
3/2や3/10もTECは高いものの、それは、地磁気擾乱由来でTECが高くなったことを示しています。青で塗りつぶされたものです。
この地磁気擾乱現象は、巨大地震発生前によく観察されているものですが、それが、11/5にも発生しました。下図に示します。
https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1699320573-780-476.jpg茨城県柿岡の地磁気擾乱のK指数です。非常に激しい地磁気擾乱が発生したことがわかります。