【まとめ】
本サイトが予想する首都圏M8クラスの巨大地震。
巨大地震モニタリング3つの柱
1,本サイト浅間山山麓の長野県軽井沢観測点と千葉県九十九里浜観測点の大気中ラドン濃度の8年間(2017-2023年)のラドンガス異常変動
2,東京多摩東部のELF帯電磁波の異常
3,直前前兆(3-7日)を示す私オリジナルの解析図
本日は、第1項のラドン異常変動を示します。
ラドン異常変動:その1
〇M7.3兵庫県南部地震前、M9.0超巨大地震:東北地方太平洋沖地震前異常変動と長野県軽井沢及び千葉県九十九里浜観測点のラドン異常変動の比較
九十九里浜観測点では、異常変動期間が、5年半となり、超巨大地震型の異常変動と判断された。九十九里浜のラドン異常変動期間5年半は、M9巨大地震東日本大震災前のその期間:3年間を大幅に超えている。
今回予想する九十九里浜ラドンを前兆にした巨大地震はM8.5以上である超巨大地震型と判断した。
軽井沢観測点では、2020年の超超ウルトラ異常変動が大きな特徴であり、ここに示したM7クラス、M9クラスどちらの異常変動とも類似していないと判断した。
【内容】
ラドン異常変動:その1
〇M7.3兵庫県南部地震前、M9.0東北地方太平洋沖地震前異常変動と長野県軽井沢及び千葉県九十九里浜観測点のラドン異常変動の比較
(1)兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)1995/1/17:M7.3前のラドン異常変動
神戸薬科大学において,電離箱を用いて、大気中ラドン濃度の連続測定(1984年1月から1996年2月,1989年欠測)をしていたところ,
兵庫県南部地震前に,ラドン濃度の異常な上昇が観測された。
https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1687324511-922-610.jpg左図は、兵庫県南部地震の震源域とラドンガス測定地点
右図は、平年値をゼロにして、観測値と平年値の差をグラフ上に示した。
阪神淡路大震災前10年間は、+3シグマを超える異常値は観測されていなかったが、
本大地震前に初めて、ラドン異常変動が観測された。
ラドンは、地殻に含まれる放射性物質です。地震に先立って、地殻に力が加わり、割れ目が発達すると、隙間を通って、地表へ放出されます。
地下水中ラドン濃度や地下水湧水量の変化は,観測地点の局所的な地殻歪を反映しているのに対し,大気中ラドン濃度変化は,ある程度広範囲の平均的な地殻歪変化を反映しているとされている。
(2)東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)2011/3/11:M9.0前のラドン異常変動
福島県立医科大学(福島市)において、通気式電離箱を用いて,大気中ラドン濃度の連続測定(2003年1月から2011年3月)をして、東北地方太平洋沖地震前の大気中ラドン濃度変動を解析した
https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1687324511-735-557-756-264.jpg平年値をゼロにして、観測値と平年値の差をグラフ上に示した。
2003-2007年は、±3シグマ内のラドン変動だった。
ところが、2008年、2009年、2010年と断続的に、+3シグマを超える異常値を観測した。
特に、2010 年6 月から12月まで凡そ7か月間、+3シグマを超える異常値を観測した。
そのため、2003-2007年を平年期間、2008-2010年をM9超巨大地震である東北地方太平洋沖地震の前兆期間とした。
(3)本サイト浅間山山麓の長野県軽井沢観測点(以下、軽井沢)と千葉県九十九里浜観測点(以下九十九里浜)の大気中ラドン濃度の8年間(2017-2023年)のラドン異常変動
https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1687480299-1133-720.jpg九十九里浜観測点では、ラドン異常変動は、2008年から始まり、毎年、2023年までラドン異常変動が観測された。その異常変動期間は、5年半となった。
特に、2,022年からは、ほぼ連続的に、異常変動を観測している。
軽井沢観測点では、2,019年から3年間、異常変動を観測し、特に、2020年は、7000ベクレルを超えるような+20シグマを超えるような超ウルトラ変動を観測した。
(4)2017-2023年のラドン異常変動はM7.3兵庫県南部地震前、M9.0東北地方太平洋沖地震前の異常変動。どちらに類似しているか、
九十九里浜観測点では、異常変動期間が、5年半となり、超巨大地震型の異常変動と判断された。九十九里浜のラドン異常変動期間5年半は、M9巨大地震前のその期間:3年間を大幅に超えていた。
軽井沢観測点では、2020年の超超ウルトラ異常変動は、ここに示したM7クラス、M9クラスどちらの異常変動とも類似していないと判断された。