【まとめ】
5/30夕方、石川県珠洲市で震度4を観測した地震は、これまで地震活動がみられなかった地域で発生した。地震学が専門の金沢大学の平松良浩教授は、「珠洲市周辺には複数の断層が並行して存在し、5/5の震度6強地震とは別の断層で地震が起きたと分析しています。
さらに5/5の地震の影響で、周辺の断層にもひずみが加わり、地震が起こりやすくなっているとして、震源域が広がっていく可能性があるとしています。」
石川県能登地方で強い地震が発生する前に観測されてきた西日本の地震エコー。
5/29-5/30の地震エコーはその中でも最高レベルだった。
上記5/30の新しい地震活動と符合している。
今後さらなる大きな地震が、珠洲市の三崎地区に近い東側の沖合で発生することが想定される。
【内容】
●30日の震度4「これまで地震が起こっていない所で発生」
石川・珠洲市東部の沖合 MRO北陸放送:5/31
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/mro/514315?display=130日夕方、石川県珠洲市で震度4を観測した地震は、これまで地震活動がみられなかった地域で発生したことがわかりました。
珠洲市では5日に震度6強を観測した地震以降、特に北部の沖合の領域で地震活動が活発になっています。
ところが、30日午後5時49分に発生したマグニチュード4.5の地震は、これまで活動がみられなかった珠洲市三崎地区に近い東側の沖合で発生しました。
地震学が専門の金沢大学の平松良浩教授は、珠洲市周辺には複数の断層が並行して存在し、5日の地震とは別の断層で地震が起きたと分析しています。
さらに5日の地震の影響で、周辺の断層にもひずみが加わり、地震が起こりやすくなっているとして、震源域が広がっていく可能性があるとしています。
※珠洲市周辺の地震活動を次の図で示した。
https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1685509929-485-512.jpg●西日本の地震エコー
5/29と5/30に、広島、大阪、熊本、沖縄、上海の西日本の地震エコーが、顕著に観測された。石川県能登地方で強い地震が発生する前に観測されてきたが、5/29-5/30の地震エコーはその中でも最高レベルだった。
下記に、代表して示します。
https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1685547806-749-700.jpg