本日は、4/29報告の続報です。
4/29報告では、予想する巨大地震の最も大きな震災被害予想は、
本州と九州太平洋側を襲う巨大津波です。
ゴールデンウイーク期間中に、津波ハザードマップの確認、避難ルートの設定、避難訓練などを行うことをお勧めします。
津波ハザードマップは、その地域の最大の津波を想定して作成されています。
このように報告しました。津波避難訓練を行って、凡そ、避難にかかる時間がわかると思います。
ただ、問題なのは、津波が到達するまでに、無事に高台の避難所に到達しているかということです。
下表は、予想震源域の鳥島沖、八丈島沖、房総沖地震の主要都市に到達するための時間です。
https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1682923752-969-798.jpg津波の伝わる速さは、(波の高さ+水深)×重力加速度の平方根で表されます。
深度と比べて津波の高さは極めて小さいのでほとんど無視できます。
そのため、地震の規模が上記の表で示した地震より大きくても、あまり、津波到達時間に影響されませんので、上表は目安になると思います。
1,鳥島沖地震 津波到達時間:第一波到達時間を示します。
千葉県房総半島最南端:55分、伊豆半島最南端:72分
三重県南部尾鷲市:90分、高知県土佐清水:95分
2,八丈島沖地震 津波到達時間:第一波到達時間を示します。宮城県宮古市:72分、茨城県大洗市:52分、千葉県勝浦市:23分
神奈川県横須賀市:35分、静岡県御前崎市:55分
紀伊半島最南端区串本町:68分、高知室戸岬:86分
宮崎県日南市:118分です。
3,房総沖地震:延宝房総沖地震タイプを想定しています。
津波高さ1mが到達する県別の最短時間
福島県:30分 茨城県:26分 千葉県:9分 神奈川県:9分 静岡県:31分
※
「千葉県 元禄地震及び延宝地震津波浸水予測図整理表」をネット検索する。
市町村別に津波の到達時間を詳細に知ることができるPDFでダウンロードできます。
神奈川県は津波浸水予測図 元禄関東地震タイプでみてください。
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/f4i/cnt/f532320/p892750.html★★
津波到達があまりに早く、避難ができない可能性がある場合には、防災用ライフジャケットを用意することも推奨されています。