【まとめ】
Alexey Lyubushin博士の2022/10/20に日本のF-net(日本の広帯域地震観測網)のデータ解析結果をプレゼンテーションし、公開された図表から、日本の次の巨大地震の震源と地震の規模の推察に役立つ図表を選定した。その結果、
〇三宅島、八丈島、明神礁、鳥島の伊豆諸島南部が震源候補
〇地震の規模は、データだけ見ると、東日本大震災前の2010年より大きいピークが2021年に発生しているため、東日本大震災と同等以上の地震規模M9以上の可能性がある。
【内容】
★★私のサイトで最近報告したこと
●「日本は危険な状態にあり、2023年の3月から5月の間に南部で極めて大型の地震が起きる恐れがある。この際に一番危険なのが津波の発生する可能性だ。」
日本に大地震発生の恐れ 東京には大津波 ロシア人地球物理学者
スプートニク日本ニュース 2023/3/3
●新しいピークは(東日本大震災前より大きい)ため、将来の地震のマグニチュードは東日本大震災より大きくなることを意味します
2022/10/20に公開された議事録
ロシア科学アカデミー:地震学部門
震源と地震の規模を考察する際に、もう少し、元のデータが欲しいところです。
2022/10/20にAlexey Lyubushin氏がプレゼンした内容の抜粋を
下図に示します。
https://bbs2.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseqa--1678072572-1036-737.jpg1,左図
日本のF-net(日本の広帯域地震観測網)のデータ解析結果です。
2003/9/26-2011/3/10の期間の解析と2011/3/14-2022/9/30の期間の解析です。
2003/9/26とは、十勝沖M8.0の巨大地震発生日です。
2011/3/10とは、東日本大震災発生前日です。
まず、上段の指標Δαをみると、2003/9/26-2011/3/10の期間に紫から赤で示された東日本大震災震源域の危険信号は、2011/3/14-2022/9/30の期間には、消えた。
替わりに、三宅島、八丈島、明神礁、鳥島の伊豆諸島南部で危険信号となる。
下段のEnでも同じ傾向です。
2,右図
Lyubushin氏が巨大地震の地震の規模と発生時期をモニタリングしている図です。
2010年に、大きなピークが現れた。その次の年の2011年に巨大地震発生。
再度、2021年に、2010年より大きなピークが出現した。