【まとめ】
●首都圏の地震618続報
6/18、伝搬異常と強い電磁波ノイズを首都圏で観測した。このため予想を変更
「震度4-5弱程度の地震が今後3日以内(6/19+3=6/22まで)に予想されます。」
また異常が重なれば再度報告します
●沖縄トラフ西端部で続く活発な地震
沖縄トラフ西端部の石垣島北西沖で、激しい地震活動が継続しています。
2015年10月から2015年11月まで沖縄トラフの地震活動が活発になり、
沖縄トラフ最大の地震:2015/11/14:薩摩半島西方沖地震M7.1が発生します。
この地震が沖縄トラフの北端部の別府島原地溝帯の熊本地震のトリガーになったと考えられています(新妻地質学研究所)。
今後の沖縄トラフの地震活動も注目されます
【内容】
●首都圏の地震618続報
6/16:5-6時伝搬異常:-3シグマ程度
さいたま市送信群馬県桐生市受信:TV埼玉
6/17:2-4時伝搬異常-3シグマ程度
さいたま市送信群馬県桐生市受信:TV埼玉
6/18:20時-6/19:4時伝搬異常-3シグマ以上で顕著
6/16と6/17に続き,6/18-6/19にも顕著な伝搬異常
下図に示した。
https://userimg.teacup.com/userimg/9201.teacup.com/tochiken/img/bbs/0000457.jpg東京都多摩地域の電磁波ノイズで、6/18:10時-6/19:1時まで強いノイズを観測し、
上記伝搬異常と同期しているので、予想を変更
震度4-5弱程度の地震が今後3日以内(6/19+3=6/22まで)に予想されます。
また異常が重なれば再度報告します。
●沖縄トラフ西端部で続く活発な地震
下図に示しました。
https://userimg.teacup.com/userimg/9201.teacup.com/tochiken/img/bbs/0000456.jpg上記図の右に示したように、沖縄トラフ西端部の石垣島北西沖で、激しい地震活動が
継続しています。
上記図の左に示したように
この領域は、沖縄トラフ西端部で、活発な火山活動と熱水活動が観測されている地域です。
沖縄トラフの北端部と考えられているのが、熊本地震が発生した別府-島原地溝帯です。
東北大学2018年プレスリリース
九州を南北に分裂させる地溝帯の構造を解明-2016年熊本地震の発生とも関連-
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2018/10/press-20181023-rift.html「東北大学大学院理学研究科 地震・噴火予知研究観測センターの趙大鵬教授、修士学生の山下慧氏(現:気象庁)と豊国源知助教の共同研究グループは、
2016年熊本地震の震源域をターゲットとして、九州全域の詳細な3次元地下構造を調査しました。
結果として、この地震の震源直下には水の存在が示唆され、地震発生に水の挙動が深く関わっていることが推察されました。
また九州を北東-南西に縦断する「別府-島原地溝帯」に沿った地殻と上部マントルの構造を調べたところ、
熱いマントル上昇流が主に活火山の下に存在していることが判明しました。
この事実は別府-島原地溝帯が、沖縄トラフの北への延長、中央構造線の西への延長、及び活火山下の熱いマントル上昇流、
といった三つの要因の組み合わせで形成されたことを示唆します。」
2015年10月から2015年11月まで沖縄トラフの地震活動が活発になり、
沖縄トラフ最大の地震:2015/11/14:薩摩半島西方沖地震M7.1が発生します。
この地震が沖縄トラフの北端部の別府島原地溝帯の熊本地震のトリガーになったと考えられています。
今後の沖縄トラフの地震活動も注目されます