【まとめ】
●2018年大阪府北部地震再来の懸念:その70:1月4日報告のその後
1995/1/17に発生した阪神淡路大震災(兵庫県南部地震)。
震源断層の六甲淡路島断層帯。その近傍の神戸薬科大学では
地震発生前、11年間は、+3シグマを超えるラドン異常は発生していなかったが、
阪神淡路大震災の約2か月前から神戸薬科大学で3シグマを超えるラドン異常を観測した。
地震発生の約17日前まで、ラドン濃度は上昇を続けた。
同じ関西の東大阪市。2019/12/26前4年半は3シグマを超えるラドン異常はなかったが、2019/12/26から3シグマを超えるラドン異常を観測し、2020/1/2までラドンは上昇を続けた。
その後、増減を繰り返し、1/2、1/24、2/6に3回のピークの山を観測し、未だ、2/8でも、3シグマを超える異常状態です。
今後、今まで継続してきた
(1)本サイトの観測観察(愛知県西部、滋賀県大津市、京都府南部、淡路島)、
(2)西日本FM放送波地震エコー、
(3)近畿圏の地下水位の変動、
(4)京都市の流星電波観測のノイズ:
(5)近畿圏の地震活動:京都大学防災研究所
のモニタリングを継続し、併せて、判断するしかないようです。
【内容】
●●2018年大阪府北部地震再来の懸念:その70:1月4日報告のその後
◎阪神淡路大震災(兵庫県南部地震)前のラドン異常と東大阪のラドン異常
下図に示した。
https://userimg.teacup.com/userimg/9201.teacup.com/tochiken/img/bbs/0000183.jpg1995/1/17に発生した阪神淡路大震災(兵庫県南部地震)。
震源断層は、六甲淡路島断層帯でしたが、その近傍の神戸薬科大学で観測された大気中ラドン濃度異常を上記の上図に示した。
地震発生前、11年間は、+3シグマを超えるラドン異常は発生していなかった。
しかし、文献によると、
阪神淡路大震災の約2か月前から神戸薬科大学で3シグマを超えるラドン異常を観測した。
地震発生の約17日前まで、ラドン濃度は上昇を続けた。
上記の下図は、twitterで、東大阪市のラドン観測の公開値をグラフ化したものです。
2019/12/26までの4年半の間は3シグマを超えるラドン異常はなかった。
ところが、2019/12/26から3シグマを超えるラドン異常を観測し、2020/1/2までラドンは上昇を続けた。
しかし、今回は、阪神淡路大震災時と同じような経過をたどらず、その後、増減を繰り返し、1/2、1/24、2/6に3回のピークの山を観測し、未だ、2/8でも、3シグマを超える異常状態です。
12/26から一か月以上も異常濃度が継続しているわけです。
今後、どのような変動が起こるか
(1)本サイトの観測観察(愛知県西部、滋賀県大津市、京都府南部、淡路島)、
(2)西日本FM放送波地震エコー、
(3)近畿圏の地下水位の変動、
(4)京都市の流星電波観測のノイズ:
これらと合わせて、判断するしかないようです。
なお、東大阪市の近郊には、生駒活断層と上町活断層が存在します。