【まとめ】 5/19に、 2015年以来の4年ぶりに、箱根山の噴火警戒レベルが2に上昇した。
1974年以降、箱根山の火山活動が高まったのは、4回あったが、 箱根火山活発化後、全てにおいて、 富士火山帯(富士山,箱根山、伊豆半島を経て伊豆七島)周辺で、大きな地震活動が発生している。
特に、1974-1978年、2008年、2015年の箱根火山活動活発化後の地震活動は、激しかった。 今回は、現在予想する、房総沖巨大地震が関連していると考えられます。
その他、 東北北海道太平洋側;特に三陸沖北部:M8クラスの巨大地震は変化なし
九州日向灘南部から種子島東方沖地震: 九州福岡市観測VLF帯電波異常は、5/20以降更新なし。 本サイト宮崎県北部ラドンが、上昇中。下降後が、危険域と推察する。
●5/19 2015年以来の4年ぶりの箱根山の噴火警戒レベルが2
〇気象庁は19日、箱根山の火山活動が高まっているとして、 神奈川県・箱根山の噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引き上げた。 気象庁によると、 18日午前5時から火山性地震が増加。 18日は45回、19日は神奈川、静岡両県で震度1を記録した地震を含め、午後3時までに48回観測した。 また、3月中旬ごろから、山が膨張するような地殻変動も観測している。
下記に示しますが、 1974年以降、箱根山の火山活動が高まったのは、4回ありますが、箱根火山活発化後、全てにおいて、 富士火山帯(富士山,箱根山、伊豆半島を経て伊豆七島)周辺で、大きな地震活動が発生しています。
特に、1974-1978年、2008年、2015年の箱根火山活動活発化後の地震活動は、激しかった。 今回は、現在予想する、房総沖巨大地震が関連していると考えられます。
〇1974-78年 噴気 74年9月-78年2月。大涌谷噴気地帯の移動。樹木枯死
対応する地震 1974/5/9 伊豆半島沖地震 M6.9、静岡県南伊豆町で最大震度5、死者30人。 1978/1/14 伊豆大島近海の地震 - M7.0、東京都伊豆大島と神奈川県横浜市で最大震度5、死者25人。
〇2001年 地震・地殻変動 6-10月火山性地震、箱根山を中心に膨張を示す地殻変動。
対応する地震 2001/07/05 八丈島近海 M5.8 M5.9 M5.9 2002年8月 八丈島群発地震
〇2008年 地震・地殻変動 4月駒ヶ岳付近で一時的に地震増加。9月湖尻付近および芦ノ湖北部で一時的に地震増加 12月駒ヶ岳付近で一時的に地震増加。 6月より、箱根山を中心に膨張を示す地殻変動。
対応する地震 2008/07/21小笠原諸島西方沖 M6.0 2008/12/20 関東東方沖 M6.6 2009/08/11 駿河湾震災地震 M6.5 2009/08/13 八丈島東方沖M6.6
〇2015年 ごく小規模水蒸気噴火 4月26日から地震増加、有感地震多発、 5月初め頃からは大涌谷温泉供給施設の噴気が増大。 6月29日から7月1日にかけてごく小規模な噴火が断続的に発生。 6月29日07時32分に火山性微動を観測した後、地震活動がさらに活発化し、降灰や空振を観測。 また同日の現地調査にて新たな噴気孔を確認、その後数日でさらに3つの新たな噴気孔を確認。 これ以降、10月頃まではたびたび噴出現象を確認、また地震の多い状態も継続した。
対応する地震 2015/5/30 小笠原諸島西方沖地震 M8.1の巨大深発地震 深さ682km
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