【本日の要約】
○国内M7以上大地震(M6クラスの震災地震含む)[今後51日以内]
国内震度5弱以上(M5.5以上M7未満)地震[今後32日以内]:
10/3モニタリング、どちらも、その兆しはなかった。
○関東M4.5以上地震直前前兆:概ね2-3日以内の地震発生:10/3データ
昨日報告の10/2電波異常の対応地震(震度3-4)は、10/5まで。
10/3は、異常なし。
○北東北から十勝沖
9/29:十勝沖から北東北に、未完成さざ波雲発生。
9/29-10/1:FM秋田&FM北海道&&NHKFM北海道891の地震エコーが群馬県桐生市で観測された。
10/3は、本サイト青森県八戸観測点の磁力低下も、収束。
10/8までの予想。中規模地震、震度3-4。北東北から南北海道、注意。
○モニタリングE;九州日向灘から熊本大分宮崎内陸部、M7.6大地震
観測6項目、変化なし。判断は、昨日一昨日と同じ。
○伊豆小笠原諸島方面(おそらく伊豆諸島)の中規模地震予想継続(9/29-9/30報告)。
○新妻地質学研究所月刊地震予報95)
2017年の現在までの日本の地震活動指数は著しく静穏で、「嵐の前の静けさ」は続いている。
2017年7月&8月の鹿児島湾の稀発地震。
日本の地震活動史上最も地震活動が激しかった明治動乱期時と、状況は酷似。
このときは、1893年鹿児島知覧の稀発地震が発生した。
【内容】
●本日は、国内M7以上大地震、国内震度5弱以上モニタリング、関東M4.5以上地震直前前兆モニタリング
九州日向灘方面大地震モニタリングともに、新しい前兆はなかった。
●新妻地質学研究所月刊地震予報95)関東地方連発地震・浜通連発地震・2017年9月の月刊地震予報→こちら
http://www.niitsuma-geolab.net/archives/5167(引用開始)
4.2017年9月の月刊地震予報
2017年8月の日本全域CMT個数は16個と先月21個より減少し,地震断層面積のプレート運動面積に対する比も先月の0.228から0.064に減少している.
今年に入ってからのCMT解は132個で比が0.107と1割に留まり,1997年の最低率0.107に並ぶ静穏さである.嵐の前の静けさは続いており警戒が必要である.
2017年7月に鹿児島湾で稀発地震が起こったが(月刊地震予報94),
2017年8月24日14時34分にもM4.4+nt7(-50)kmが起こっている.
1893年にここで知覧の地震が起こったのは,
日本の地震活動史上最も地震活動が激しかった明治動乱期であり,当地の地震に注意する必要がある.
この動乱期には濃尾地震・明治三陸地震の他に東京周辺でM7以上の地震が起こっているので,首都圏でも警戒が必要である.
(中略)
浜通の地震活動は,東日本大震災からの活動を脱却し,新たな活動を開始したようである.
福島県沖の島弧地殻底の地震活動とも関連し(月刊地震予報89),
日本海溝域の今後の活動にも警戒が必要である.
(引用終了)
★★
2017年の現在までの日本の地震活動指数は、0.107であり、地震活動は著しく静穏で、
嵐の前の静けさは続いており、今後の大きな地震発生が懸念される状況です。
2017年7月&8月の鹿児島湾の稀発地震。
1893年鹿児島知覧の稀発地震が発生し、日本の地震活動史上最も地震活動が激しかった明治動乱期時と、状況は酷似。
福島浜通りの地震活動は,東日本大震災からの活動を脱却し,新たな活動を開始したと解析された。
10/1に報告したように、2011年東日本大震災や2015年小笠原諸島西方沖:巨大深発地震の前に、ウルトラ異常濃度を観測した
「太平洋の力」が加わる岐阜県飛騨地方。近郊の岐阜大学ラドン濃度観測。
今年に入り、初めて200ベクレル以上を9/25に観測。その後も、濃度上昇中で、この上昇が注目される。