◎14日:南岸低気圧による都心周辺大雪と過去の大地震 ◯概要 「成人の日」の14日、首都圏を中心に大雪となる大荒れの天候となった。 いずれも初雪となった横浜市で13センチ、東京都心でも8センチの積雪を記録。 首都圏のJR各線などが運休や大幅遅れで乱れたほか、首都高速の通行止めや羽田空港の欠航が相次いだ。
今回の大雪は、冬場から春先にかけて本州南岸を通る「南岸低気圧」が原因。 今回は、低気圧が急速に発達し、爆弾低気圧となった。都心での大雪は2006/1/21以来、7年ぶりとなった。
◯都心周辺の大雪と地震の関係 「大きな震源は、気圧を低下させる」。 このように考え、天気図の気圧配置や動きから、震源の位置・規模・発震時期を調べている方がおられます。
ここでは、都心が大雪となった年の地震との関係を述べます。
1,2006年1月21日 8年ぶりとなる積雪9cmを記録。東京9 横浜11 千葉10 つくば16 水戸17。:単位cm ※2006年の地震 4月21日 伊豆半島東方沖地震 - M5.8、静岡県伊東市で最大震度 6弱。伊東市、伊豆市など伊豆半島各地で被害多数。
2,1998年1月15日 東北太平洋側・関東・甲信で大雪。 1月9日の大雪で積雪が残っていたところに上積みされ、積雪記録を更新する地点が出た。
※1998年の地震 4月20日-5月 伊豆半島東方沖で群発地震、最大 - M5.7、最大震度4。 5月4日 石垣島南方沖地震 - M7.7、一時津波警報発令。 8月20日 小笠原諸島西方沖で深発地震 - M7.1。 9月3日 岩手県内陸北部地震 - M6.2、最大震度 6弱。
3,1994年2月12日 東北太平洋側から西日本にかけての広範囲で大雪となった。 関東地方では東京・横浜・千葉で20センチを超える積雪となり、千葉では歴代2位の23cm積雪して記録的な大雪となった。
※1994年の地震 7月22日 日本海北部で地震 - M7.3、深さ552km。 10月4日 北海道東方沖地震 - M8.2、北海道道東で最大震度 6、死者・行方不明者は北方領土で11人。 10月9日 北海道東方沖で地震 - M7.3、釧路市で震度 4、北海道東方沖地震の最大余震。 12月28日 三陸はるか沖地震 - M7.6、青森県で最大震度 6、死者3人。
以上のように、過去20年間に、3回、都心周辺で大雪があった。 そのうち、2回は、伊豆半島東方沖の地震が起きている。 北東北や北海道東方沖の大きな地震も目立つ。
関東地方の構造には,本州弧固有の構造と同時に,伊豆・小笠原弧の構造の特徴をもあわせもっているように考えられています。 そのため、大雪があった年に、伊豆半島や伊豆小笠原諸島周辺での地震が多いのかもしれません。 現在予想している「伊豆小笠原スーパー巨大地震」。これと関連しているかもしれません。
北海道東方沖や三陸遙か沖方面は、 観測者仲間の青森県八戸市観測点で著しい大気中ラドン濃度異変が現在継続しているため、 注目しています。
◯本サイト空の掲示板;1/14;衛星画像解析: 1,空の掲示板26406:1月14日愛知西部の観測と衛星画像NASA&高知大学
棒状エレキバンは、35度方位へ漂着が続いています。 衛星画像からは、午前8時半の今日衛星画像からは、近畿・東海・関東の南部から沖にかけて大気重力波が広がっています。 連日の現象雲の発生です。また、紀伊半島南方沖には、畝状雲と筋状雲が見られます。
海外では、ニュージーランドがとても気になります。 北島の南部の断層帯に、ウナギレンズ雲等が発生しています。
イタリアのナポリ東部にさざ波雲が見られます。こちらも前兆期間が長いですね。
イラン北部からトルコ東部に前兆現象が現れていますが、本日もトルコ東部にさざ波雲が見られます。 トルコなのかイラン北部なのか判断に苦しむ。 チリの南端には、相変わらず、さざ波雲が見られます。山岳波とは違うように考えています。素人だから、見方が甘いかな。
2,空の掲示板26409:1/14衛星画像
日本の南岸の低気圧の影響で雲に覆われていますが、オホーツク海南部-択捉島、紀伊半島沖が気になりました。 オホーツク海に衛星画像ノイズが見られます。 カムチャツカ半島南部-オホーツク海中部のノイズが多めです。 日本付近では北海道沖オホーツク海のノイズが気になります。
■特に気になる雲 ・オホーツク海南部-択捉島の大気重力波。周辺の衛星画像ノイズ ・紀伊半島沖の整列雲や波状雲
★★ 1,近畿圏地震直前前兆モニタリングその25::
観測者仲間の大気中ラドン濃度観測: 京都府南部:1/7:38、1/8:42、1/9::50、1/10:49、1/11:54、1/12:44、1/13:48、1/14:41、単位:ベクレル 石川県南加賀:1/9::18、1/10:21、1/11:25、1/12:25、1/13:25、1/14:30→26、単位:ベクレル
地震前兆の直前前兆(5日以内)となるような 1)電離層の異変→ 環境自然などなんでも掲示板17481: ●電離層異常● ■国分寺(東京):正相電離層嵐 電離層嵐継続期間:2013/01/14 09:00 - 01/14 11:15(継続時間:2:15) 中央値との最大差を観測した日時:01/14 09:45 foF2[MHz]:12.5(中央値との最大差[MHz]:+4.9)
■大宜味(沖縄):正相電離層嵐 日本上空における最新4日間のTEC値をみますと、 緯度29度の南西諸島で、1/10、1/13に大きく、上昇しています。 1/13は、さらに緯度33度の観測値まで、つられて上昇しています。
※沖縄方面は、昨日報告の通り、東京の異変が気になるところです。
2)植物生体電位→:: 京都観測点::昨日報告以降、正常化。お騒がせしました。 愛知美和観測点::針状の一時的な上下動が昨日午前中に見られる。 今後、2-3日この状態が続けば、危険です。
3)ネット切断とテレビノイズ 環境自然などなんでも掲示板17464:1/14 京都市、滋賀県大津市、大阪府高槻市などで、ネット切断とテレビノイズが観察された。 上記のTEC値異常と同期しています。 北陸方面は目立った報告ない。
4)磁力の低下::石川中央観測点:正常。
2,観測者仲間の観測観察
◯青森県八戸市 午前10時半頃に鈴が落下し、午後には何とか復活しました。 他に、弱い磁力のマグネットシートもズレていました。
●2013/1/15要点; サイト名;;生かせいのち 地震と防災;;無断転載禁止。 公開情報のいかなる転用も、本サイトによる同意を必要とします。
1,1/14:南岸低気圧による都心周辺大雪と過去の大地震 ◯都心周辺の大雪と地震の関係 過去20年間に、3回、都心周辺で大雪があったが、今回が、4回目だった。 「大きな震源は、気圧を低下させる」。 このように考え、天気図の気圧配置や動きから、震源の位置・規模・発震時期を調べている方がおられます。 ここでは、都心が大雪となった年の地震との関係を述べます。
過去20年間に、3回、都心周辺で大雪があった。 そのうち、2回は、伊豆半島東方沖の地震が起きている。 北東北や北海道東方沖の大きな地震も目立つ。
関東地方の構造には,本州弧固有の構造と同時に,伊豆・小笠原弧の構造の特徴をもあわせもっているように考えられています。 そのため、大雪があった年に、伊豆半島や伊豆小笠原諸島周辺での地震が多いのかもしれません。 現在予想している「伊豆小笠原スーパー巨大地震」。これと関連しているかもしれません。
北海道東方沖や三陸遙か沖方面は、 観測者仲間の青森県八戸市観測点で著しい大気中ラドン濃度異変が現在継続しているため、 注目しています。
2,近畿圏地震直前前兆モニタリングその25:: 引き続き、京都府南部や石川県南加賀のラドン濃度がリバウンドしている。 とくに、南加賀がリバウンドしているので、危機感が薄れた。
その他、大阪、京都、大津市でネット切断とテレビノイズが見られている。 昨日早朝の京都観測点の異変もあり、小規模な地震が近畿圏であると推察します。
3,青森県八戸 磁力低下が見られた。北東北方面は、中規模クラスの地震にご注意ください。
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