図は、本サイト大元の日報で御覧ください。
http://www.tochiginokenkyusha.com/ikase8/ikase8f3.html●中米エルサルバドル沖:現地時間8/26:午後10時37分、マグニチュード(M)7.3の強い地震発生。
東日本大震災と同様に、海溝型地震です。
本サイト環境自然などなんでも掲示板[13964] RE:速報 南カリフォルニア Name:タバサ@千葉県 2012/08/27(月) 04:50
この投稿で使用された画像に、震源を負荷したものを、図20120828_1とした。
オーストラリア、IPS電波宇宙予報サービスセンター提供のGPS/TECマップと電離層:F領域臨界周波数(foF2)マップです。
世界時8/26:21時のマップです。
エルサルバトル沖の地震発生は、世界時では、8/27:4:37ですから、このマップは、地震発生6時間前に相当します。
図20120828_1でわかるように、電離層のF領域臨界周波数(foF2)がもっとも高い地域の直下が、上記震源です。
典型的な、電離層のF領域臨界周波数マップによる、直前前兆把握例です。
6/26日報に詳述していますように、
Atmosphere-Ionosphere Response to the M9 Tohoku Earthquake Revealed by Joined Satellite and Ground Observations.
Preliminary results.→こちら
http://arxiv.org/ftp/arxiv/papers/1105/1105.2841.pdf和訳;地上及び人工衛星観測によって明らかとなったM9東北大地震と大気―電離層間の応答:序報
米国NASAのEarth Observation System、NASA/Goddard Space Flight Center に所属するDimitar P Ouzounov氏と氏の同僚は
Thermal Response before the Strong Earthquakes by Analyzing Multisensor Satellite Data というプロジェクトの基で
人工衛星のデータの解析を通じて、大地震前の電離層での熱変化の検知を調査していました。
そうしたところ東日本大震災で、衝撃的な観測事実を得た。
要旨を和訳します。
【3月11日に東北日本を襲ったM9地震はこの国をかって襲った地震のうち最大であった。
我々は、4つの異なる時空間の物理量を過去にさかのぼって解析した:
(1)地球表面から放射される赤外線強度(OLR);
(2)電離層全電子数(GPS/TEC);
(3)低高度衛星軌道吸収能;
(4)F領域臨界周波数(foF2)
これらの観測量の変化は地震発生前の大気と電離層の性状を特徴づけるものである。我々が得た最初の結果は次の通り。
3月8日に電磁波周波数の赤外域での放射が震央域で急増したことが衛星データから観測された。
GPS/TECデータは電離層での電子密度が増加し3月8日に最大に達したことを示した。
この日から電離層下部では、震央上部でTECの異常変動が始まった。
3月3-11日の電子密度の急激な増加が日本国内イオノゾンデ観測施設(4箇所)で、観測されたが、
その異常は地震後に正常に戻った。
我々は、東北地震と大気ー電離層の異常変動に正の相関があることを見出した。
この研究は、巨大東北地震と大気・電離層の間の応答に関するより深い理解に我々を導くと期待する。】
この文献でも、F領域臨界周波数(foF2)について、figure7で、示しています。
日本国内のイオノゾンデ観測施設の東京国分寺と鹿児島県山川観測点のfoF2の相関関係について、論じています。
●南東北の日本海側から栃木県、新潟県の異変;その8
1,本サイト長野県北部観測点のもぐりん潜行
昨日報告したように、8/25に、愛知県西部観測点で
「もぐりんが、35度方位、新潟から青森沖方面に漂着して2.5㎝潜行した。」
長野県北部観測点報告:8/27
夜;もぐりんが底まで沈んだ。最近数日、「底まで沈む」あります。
★★
愛知県西部観測点と長野県北部観測点で、もぐりん潜行が同期しています。
やはり、長野県北部;新潟:山形方面に地震電磁気現象が発生していると推察します。
2,新潟市観測点大気中ラドン濃度:8/27
18ベクレルで、ややリバウンド継続。
◯本サイト空の掲示板;8/27;衛星画像解析:
1,空の掲示板23555:8月27日愛知西部の観測と衛星画像
もぐりんが110度漂着となり1.5㎝潜行していた。伊豆の新島方面です。
衛星画像からは、気になったのは、朝の岩手からの吹き出す雲帯と夕方の湧き出す雲帯の整列した形。
この一帯で、圧力が掛かっていたかのように雲が湧き出していた。
詳細な衛星画像からは、やはり岩手沖に無数の帯状雲が現れています。従いまして、再度、岩手内陸または沖で地震が予想されます。
大気重力波が発生していませんから、今後の動きを待ちます。
2,空の掲示板23550:8/27衛星画像
東日本太平洋沖-小笠原諸島に衛星画像ノイズが見られます。
三陸沖-関東東方沖(日本海溝よりやや東側と思われる)にノイズが多く見られます。
■特に気になる雲 (無し)
■その他に気になる雲
・国後島付近の整列雲
・浦河沖-十勝沖の筋状雲
・十勝沖-釧路沖の波紋状雲
・北海道北部-西方沖の帯状雲
★★
「岩手沖に無数の帯状雲」。もっとも顕著な現象だった。
●2012/8/28要点;
サイト名;;生かせいのち 地震と防災;;無断転載禁止。
公開情報のいかなる転用も、本サイトによる同意を必要とします。
●中米エルサルバドル沖:8/26:マグニチュード(M)7.3の強い地震発生
地震発生6時間前の電離層マップから明らかになったことは、
「電離層のF領域臨界周波数(foF2)がもっとも高い地域の直下が、上記震源です。」
東日本大震災前でも、foF2が、震災発生3日前に、イオノゾンデ東京国分寺観測点で高かったことが文献で明らかにされている。
●南東北の日本海側から栃木県、新潟県の異変;その8
愛知県西部観測点と長野県北部観測点で、もぐりん潜行が同期しています。
やはり、長野県北部;新潟:山形方面に地震電磁気現象が発生していると推察します。
新潟市観測点大気中ラドン濃度:8/27観測からは、ややリバウンド継続。