●5/20:20:42::茨城県南部 M5.1 震度3
◯概要
関東から静岡市までの広域で、震度1-3を観測した広域地震だった。
◯前兆
8/19報告の「茨城県南部観測点:8/18報告」
磁力の低下が顕著で、「首都圏は、中規模までの地震にご注意ください。大規模ではないです。」
◯今後
岐阜大学観測「岐阜県中津川観測点」。
http://lll.physics.gifu-u.ac.jp/~radon/cgi-bin/select.cgi?type=kue岐阜県南東部に位置する観測点で、2000年5月の観測開始で
毎日、12年間のデータが、公開されています。長年の観測に敬意を評します。
さて、本中津川観測点で、2012/8/18:12時ごろから、8/20:9時までのほぼ2日間、地下水の枯渇現象が発生しました。
過去の関東から宮城県仙台市に至る地域の大きな地震と、本中津川観測点の地下水枯渇の関係です。
04/5/30 房総半島南東沖 M6.7 震度1→中津川地下水40日前に枯渇
05/4/11 千葉県北東部 M6.1 5強→中津川地下水30日前に枯渇
05/7/23 千葉県北西部 M6.0 5強→中津川地下水33日前に枯渇
なお、2005/8/16に発生した宮城県沖地震。M7.2、最大震度6弱だった。05/7/23 千葉県北西部の24日後に発生した。
30日以上前の中津川地下水枯渇は、7/23 千葉県北西部と重なるため、判別できない。
2005/8/14:14時から2005/8/18:14時までの期間、枯渇した。
宮城県沖地震前後、2日間枯渇していますので、関連性はあると判断しています。
05/10/19 茨城県沖 M6.2 5弱→46日前に急落
総じて、中津川地下水枯渇は、関東、宮城県仙台市周辺の地震の前兆として、30-46日前(地震の規模:M6-M7の場合)に
発生すると考えています。
今回の2012/8/18-8/2の中津川地下水枯渇は、本サイト宮城県仙台市観測点の大気中ラドン濃度急上昇の期間中と同期しています。
今後、関東から東北の地震活動の活発化の一つの前兆かもしれない。
今後の他の観察観測との前兆の重なりを注視しています。
●南東北の日本海側から栃木県、新潟県の異変;その4
1,本サイト:山形県村山地方観測点と新潟市観測点の大気中ラドン濃度:8/20
山形県村山地方20ベクレル、新潟市13ベクレル。
※新潟市の濃度が、昨晩13ベクレル。平均値以下になった。ほぼ収束したと考えられる。
本サイト長野県北部観測点観察の磁力低下も収束した。
日本海側で、太平洋側に比べ、地殻変動はゆっくりですから、現在までの経験では、収束後、5-20日後の地震発生だった。
今後は、柿岡の地磁気観測などの直前前兆指標も合わせ、報告します。
◯本サイト空の掲示板;8/20;衛星画像解析:
1,空の掲示板23381:8月20日愛知西部の観測と衛星画像
衛星画像からは、根室半島東方沖に波状雲が広範囲に広がっています。また、午前8時から9時にかけて、小笠原諸島に無数の帯状雲が見られます。
海外は、インドネシア・セレベス島の東部沖に大気重力波とミナハサ半島北部沖に大気重力波が広がっています。
再び、この一帯で地震の可能性があります。
プエルトリコの南東沖に大気重力波が発生。
アリューシャン列島北部に大気重力波が発生。
アイスランドには、さざ波雲が見られます。輪郭がまだはっきりしていません。
★★
「小笠原諸島に無数の帯状雲」→無数の帯状雲は、さざ波雲や大気重力波と同様に、確実性が高い現象です。
「根室半島東方沖の波状雲」→本当に広範囲で、中規模以上の地震が懸念されます。
●2012/8/21要点;
サイト名;;生かせいのち 地震と防災;;無断転載禁止。
公開情報のいかなる転用も、本サイトによる同意を必要とします。
岐阜県中津川観測点で、2012/8/18:12時ごろから、8/20:9時までのほぼ2日間、地下水の枯渇現象が発生した。
本サイト宮城県仙台市観測点の大気中ラドン濃度急上昇の期間中と同期しています。
過去12年間の中津川観測の地下水枯渇データと、関東宮城沖の大地震との関連を検討してみたところ、
総じて、中津川地下水枯渇は、関東、宮城県仙台市周辺の地震の前兆として、30-46日前(地震の規模:M6-M7の場合)に
発生すると考えています。
今後の他の観察観測との前兆の重なり(例えば、大気中ラドン濃度の減衰収束)を注視しています。