本日(5日)は強風の中、HBCテレビのスタッフの方々と小樽の秘境の取材に行って来ました。小樽の高島岬へ抜ける海岸沿いの道路(454号線)は高島隧道でつながっていたのですが、新しいトンネルが出来て、この隧道は閉鎖されています。この閉鎖されたトンネルの入り口付近から海岸に沿って少し行くと、特攻用舟艇の出撃基地跡(洞窟)があります。 太平洋戦争のとき小樽に敵艦が現れたら、この洞窟に特攻艇を格納しておいて、特攻隊員が敵艦目がけて攻撃する計画だったそうです。実際には小樽には敵艦は来なかったので計画だけで終わりました。 人が立てる洞窟内に入ってみましたが、大勢ならまだしも、一人では入る気にはならない場所です。レールを利用して特攻艇を海に下ろすようになっていたとのことですが、レールはありませんでした。洞窟を掘った当時のものと思われるものは何もなく、錆びた鉄釘と鉄製のちょうつがいが岩に打ちつけられて残っているだけでした。 このカメラを回しての取材の様子は明日(6日)のHBCのテレビ番組Hanaテレビで、小樽の龍徳寺からの生中継で放送される予定です。放送は午後5時30分過ぎになると思われます(6日の新聞のHBCテレビ欄に「洞穴は特攻隊基地だった 小樽「百秘境」中継」の紹介文で番組案内が出ています)。
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