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ポップンノーマルCP小説

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過去ログ(五十音順)

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(6) 黒神×桃影「転生」 投稿者:

これはポップンパーティーが開催される前のお話。

神は一人の少女に恋をしていた。健康で愛くるしい少女だった。
神は自分について何も話さなかったし,気持ちを伝えなかった。
自分はこの少女と居続けることは出来ないとわかっていたから。
しかし,この短い時間を精一杯楽しみたかった。


「お庭見てください。こっちの方にタンポポが咲きました」
「お前が育ててるのか?」
「はい。こっちのチューリップも」
「ん? こっちの方は何も無いんだな」
「スミレを植えたんですけど,なかなか芽が出なくて」
「まあ,神様もなんでもしてくれるわけじゃないからな」
「なんでそこで神様が出てくるんですか?」



楽しかった。こんな幸せを得られるなら,何をしてもいいと思った。
少女が喜んでくれれば,と思って帰り際にスミレの芽が出るようにした。
「明日もまた来ようかな?」




翌日,神は昼前に少女を訪ねた。少女の母親が出迎えた。
庭の土は乾いたままだった。











「う,嘘だ。そんな事,事が……あるわけ………わあぁぁぁー」

少女は交通事故でこの世を去っていた。
神が帰って間もなく,花の種を買いに行くところだった。








は肉体の消滅と魂の昇華である。
神は神であるが故にこれを受け入れなければならなかった。
しかし今だけ,今一度だけ…………
自分の体はどうなってもかまわない。少女を蘇らせたかった。
しかし,現実は残酷だった。たとえ神でもそれは叶わぬ望みだった。
神は自分の無力さに打ちひしがれ,泣き,やがて眠った。








朝が来て,目が覚めた。
朝日を背にすると壁が微笑んだように見えた。
よく見ると,壁ではなく影が微笑んでいた。影は少女だった。
「馬鹿な,お前……なのか………?」
「コクン」
「すまない。俺の過ちでこんな姿にしてしまったんだ」
「いいんです。私はずっとそばにいたかったんですから」
「ありがとう……」

神は初めて少女の名を呼び,そして一言

「愛してる」



















【コメント】
え,と。よろしいでしょうか?
僕の嫌いなものはアブノ,カップリング目的の擬女化etc....
黒神×桃影はアブノも擬女化も関係ありません。
5のMZDに寄り添う影は桃色で女性っぽい輪郭なんです。
僕もある方にお会いするまでは桃色の影に気付きませんでしたけど。
まあ,7以降の影は青なんですけどね。とりあえず黒神だけでも・・・
1Pカラーの神はジュディとカプです。
影の名前はご想像にお任せします。自分なりの設定でお楽しみください。
蘇生の代償に視力を失う話にでもしようかと思いましたが,
あまりにも等価交換見え見えなのでやめました。
サングラスをしている所を見るとなんだか視力が無いような……
いや,どこかで盲目の神を見たのかも。







では,以下シリアスなムードぶち壊しのおまけです。

黒神と桃影のショートコント
『お願い』
ガチャガチャ ガチャガチャ
「みつからないなぁ」
「何探してるんだ?」
「あ,黒様。五円玉持っていませんか?」
「何に使うんだ?」
「神社のお賽銭」
「俺に頼めば一緒だろ」

カミットカゲット!



続きまして『お家』
「私,住めるなら田園調布の一軒家に住みたいです。黒様はどこに住みたいですか?」
「・・・・・伊勢神宮」


2004年05月04日 (火) 06時34分


(34) 「見上げれば星空」 投稿者:

(桃影は擬人化版でお楽しみください。ただし、寿命は天文学的数字です)

退屈だ。今晩は仕事も無いし、テレビもつまらない。
「黒様ぁ〜、何かして遊びましょうよ〜」
あんまり遊びたい気分でも無い。
じゃあ・・・・・いや、まだ時間が早すぎる。
こんな時には・・・・
「よし、星を見に行くぞ」




「どうした?おまえもこうやって寝ころんで、星を見上げてみろ」
「だって、体が汚れますもん。土とか、夜露とか」
「やってみろよ、気持ちいいぜ」
「はい」
  ムギュッ
「って、どうしておまえは俺の上に乗るんだ?」
「えへへ」
「うっとうしい。降りろ!」
「こうして見るんです!」





「・・・・・」
「・・・・・・」
「星って、きれいですよね」
「ああ、そうだな」
「あ!あの星、となりあっているように見えますね。まるで」
「近くに見えても実際には遠いんだぜ。立体的に見れば片方の星は何百光年も奥にあって・・・」
「・・・・・・ムゥッ」
「どうした?何そんなに怒ってんだ?」
「別に! (まるで黒様と私みたいだって言おうとしたのに)」




「あれって、さそり座ですよね」
「・・・・多分そうだ」
「わからないんですか?」
「ああ、最近の星座はよく知らない」
「最近の?」
「おまえは知らないかもしれないけどな、昔はこうじゃなかったんだ」
「空はもっときれいだった、っていうことですか?」
「ずっとずっと昔、何千年も前は星の配置も違ったんだ」
「まさか」
「本当だぜ。今は北斗七星がひしゃく形に見えるけど、数千年したらバラバラの形になるんだ」
「数千年・・・・見てみたいです」
「じゃあ数千年後の夜、俺はおまえと一緒に北斗七星を見る」
「約束ですよ」





「黒様がこんなに星が好きだったなんて知りませんでした。あれ?黒様?」
「zzzzz」
「寝ちゃってる。私も寝ちゃおっと・・・・あ、流れ星」
  ガバッ
「流れ星?どこだどこだ」
「痛ぁっ、突然起きあがらないでくださいよ。落ちちゃったじゃないですか」
「あれ?おまえまだ俺の上に乗っかってたのか?」
「タンコブできちゃいましたよ」
「よしよし。じゃあもう帰ろうぜ・・・・あ、あの星」
「え?」
「いや、何でもない。帰るぞ」
「あ、待ってください」

近くにあって、まるで俺とおまえみたいだぜ。って言いそうになっちまった。



















【コメント】
もうすぐ七夕。と言うわけではないのですが、夜空の話です。
理科で、天体と原子は大好きでした。天体の話は書けても、原子の話は書けません。
10の神って、夜空がテーマでしたよね?お星様にお願いの影響かもしれませんけど。
あと、多少影響を受けているかもしれないのがある漫画のシーン。
「あいつは常識はずれのすごい奴だった。俺は、こうやって靴をはかずに
 外に出たくなかった。足が汚れるからな。だが、そんなものはこうしてはらえばいい。
 あいつなら、何事もなく裸足で外に出られるだろう」って・・・いや、忘れてください。

野原に寝転んで星を見るのも結構いいですよ。自分がちっぽけに思えたり・・・・


2004年07月03日 (土) 19時29分




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