リエちゃんがパーティに招待してくれた。2人っきりのパーティだ。
「おじゃまします」
「いらっしゃい。見て見て,ジュースやお菓子たくさん買ってきちゃった」
「チョコレートは?」
「あるよ。チロルに,明治に,ポッキーも」
はじめはワイワイと話していたけれども,
だんだんリエちゃんがハイになってきて,こんな事を聞いてきた。
「スギくんはリエのこと好き?」
「もちろん」
「じゃあキスして」
「キ・・・キス?」
「してくれないの?」
「う・・・」
「しょうがないなぁ。じゃあポッキーゲームしよ」
「で,でも・・・キスって・・・・」
「チョコレート好きでしょ?」
「そういう問題じゃなくて」
リエちゃんのクチビル・・・・くっ
パクッ サクサク
「半分こ」
「もう,スギくんったら。じゃあチロルあげる。はい,あーん」
「あーん」
「なんちゃって」
パクッ
「うふふ,おいしい」
チュッ ネロリ
「!」
「チョコはあげないよ」
「キスしてくれたー v」
「あ,違う。これは・・・」
「映画みたいなキスしてくれたー v」
「確かに舌を入れたけど,チョコレートを取るためで・・・」
あぁ,なんてことを。いくらチョコレートの事とはいえ。
リエちゃんほっぺた赤くしてるし。恥ずかしい。
喉乾いてきたからジュース開けて飲もう。
ゴクッゴクッ
「ウグッ。リエちゃん,これは!」
「オレンジジュースがどうかしたの?」
「カシスオレンジはオレンジジュースじゃないよ」
「もう2本も飲んじゃったー」
「リエちゃん,君って娘は・・・・」
【コメント】
コケティッシュの1番はスギくんがリエちゃんに歌って,
2番はリエちゃんが歌った歌だと思ってます。
スギくんはチョコレート中毒だから,リエちゃんの口から
チョコレートを奪い取るくらい簡単にやってしまえるわけで。
リエちゃんはやっぱり天然である。