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投稿日:2007年06月13日 (水) 11時52分
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〜社会的養護にある子どもたちは今〜 子どもたちの心の居場所「自立援助ホーム」を知っていますか?
「社会的養護」とは、「虐待や親の不在など、児童の養育環境の破壊や、児童本人の心身状況から保護者による家庭での養育に限界をきたすなど、保護者・児童の一方または双方の理由により、生来の家族の養育ではなく、施設、里親により養育を行うこと」であり、「子どもの養育を公的に支援するものの総称」と言ってよいでしょう。 社会的養護にある子どもたちは施設入所に至るまでにも多くの困難にありましたが、施設から社会に出て行くときにも、支援の手が少なく、困難を抱えがちです。彼ら、彼女らには物心両面の意味での居場所が必要です。 自立援助ホームは児童福祉施設を出た後や社会自立に向けて困難を抱える青少年のために、一定期間共同生活の場を提供し、就労や自立生活に向けて、援助を行う施設です。長く民間有志により全国各地で運営されてきましたが、1998年より児童福祉法に規定される施設となりました。しかし、補助金の割合は少なく、ボランタリーな活動で支えられているのが現状です。北海道では2005年10月に函館で「ふくろうの家」が開設されました。 今回、長く児童養護施設にいる子どもたちと職員を支えてきた村瀬嘉代子氏と、この4月より「ふくろうの家」のホーム長になられた前、児童自立支援施設職員の高橋一正氏をお招きし、児童福祉施設や自立援助ホームの子どもたちの生活を語っていただき、「社会的養護にある子どもたちの現在」を知り、「子どもの心の居場所」について共に考える時間を持ちたいと思います。
日 時 平成19年6月22日(金) 場 所 北海道大学 学術交流会館 大講堂 〒060-0808 札幌市北区北8条西5丁目(北大正門から入り、左手の建物です。) 内 容 9:00 受付開始 9:20 開会 9:30〜10:30 報告1:生きづらさを抱える子どもたち(仮題) 田中康雄氏(北海道大学大学院教育研究院教授 臨床心理学) 10:30〜12:00 報告2:子どもの心の居場所(仮題) 村瀬嘉代子氏(大正大学人間学部教授 臨床心理学) 休憩 13:00〜14:40 報告と対話「子どもたちの未来に向けて」 高橋一正氏(自立援助ホーム ふくろうの家 ホーム長) 村瀬嘉代子氏 田中康雄氏※会場との対話も予定しています。 参 加 費 1,000円 参加申込 事前申し込みは必要ありません。当日、直接会場にいらしてください。 主 催 北海道大学大学院教育研究院付属臨床研究センター 問合せ先 TEL&FAX 011-706-3274・011-706-3283
事務局長さんへ 引越しご苦労様でした。 と言っても完全に終わったわけではないですよね。30日は休みが取れました。
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