マジな髪型の魔術師 - 本気（マジ）な日々だぜ？

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本気（マジ）な日々だぜ？

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[52]マジな髪型の魔術師

		つくづく日記は夜書くものだ。皆さんはニュースなど見るだろうか。ばきんは某全国区番組が好きで、ニュースは民放では見ない。今日は、そのチャンネルでニュースを見ていて得た衝撃を記す。２０歳以上の方なら知っている人もいるかもしれない。私がまだかぼちゃパンツを履いた、うら若き乙女だったあの頃。今と同じように中東世界において大きな戦争があった。湾岸戦争である。断っておくが、今日は戦争について何ら述べるつもりは無いし、それとは全く切り離して読んでいただきたい。湾岸戦争のさなか、不謹慎にも桐原家ではひとつのブームが巻き起こっていた。ＴＯＰの湾岸戦争関連のニュースに必ず出てくる彼、そう、かの有名な「軍事評論家のエバタさん」（伏字なし）。湾岸戦争の頃の記憶が濃い人ならば多少なりとも聞いたことのある紹介文である。エバタさん、名前は普通だ。しかし、全国のお茶の間で彼を目にした人は、その名を永久にとどめるであろう。とにもかくにも彼が登場した時、気になるのはニュースでも戦闘機でもない。髪型だ！それは天晴れとしかいいようのない、それでいて生まれてこの方目にした事の恐らくないであろう強烈な「１・９分け」。彼の頭上に重力は存在しないのか、と思わせる。最初はあまりの強烈さにニュースどころではなかった。彼が出てくれば自然と桐原家の食卓は明るくなるのであった。そして今日…。ばきんは懐かしいあの人とブラウン管越しに再会を果たした。夕方のニュースに見慣れたキャスターと、見慣れない評論家が立っていた。違和感を感じるばきん。なんだろう、この感じ。「……はっ！エバタさん！」戦争になるぞ、と言われる度に「エバタさん出るかな」と期待に胸を膨らませてきた。裏切られつづけて１０年弱。やっと…会えたね。時は流れつづける。エバタさんにもばきんにも同じように時は降り積もった。ばきんはもう、かぼちゃパンツを脱ぎ捨て、ブラとお揃いのを身に付ける年頃になった。成長した今こそ、彼に関して発見がたくさんあった。昔は全然聞いていなかった彼の（もちろん聞くどころの騒ぎではなかったのだが）評論。トレビアン！相変わらずばきんだったら「ぬらりひょん」というあだ名をつけたに違いない風貌でモッソリ立っているが、流石は軍事評論家。いかに軍事オタクかは手に取るようにわかる。この風貌にして某ＴＶ局が威信をかけて選ぶ理由はここにあるのだろう。とにかく比較、検証、結論、と流れるように飄々と論ずる上、非常にわかりやすい内容である。引き合いに出される例も、完璧なまでに記憶されており、かつ無駄は全く無い。こんなトレビアンな軍事評論を私は知らない。時は降り積もっても、エバタさんはエバタさんだった。しかし、こころなしか「時」を感じざるを得ない部分もあった。「髪」だ。脱毛ばっかりはタウリンを１０００mg配合しても防げまい。しかし、昔は「エバタと書いてカツラと読む」というくらいに弁当のふたにくっついた海苔のような黒々とした違和感たっぷりの毛束が「乗って」いたのだが、今日の彼は一見、鳩山氏のようであった。そこに一抹の寂しさを感じてしまうのであった。残念ながら爆撃は始まってしまった。これが続く限りエバタさんは登場するであろう。一日も早く彼の姿が見えなくなる日が来るべきだ。しかし、次会えるのはいつなのか、と思うと何だか寂しいのである。きになる方はＮ●Ｋをチェック！
		From:ばきん / 関東 / MAIL / HOME 2001年10月11日 (木) 00時34分

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