薬師丸ひろ子熱烈系掲示板
自由に薬師丸ひろ子さんを語り合いましょう！
[354] 題名：ハート・デリバリー2016年10月9日 名前：にだし 投稿日：2016年10月12日 (水) 15時37分
2016/10/09
午前8時30分〜 ニッポン放送 薬師丸ひろ子「ハートデリバリー」
忘れられない風景、というのがあります。それは、何も無い一日の夕暮れ、灯りがともり始めた町並みだったり、何も無い日曜の朝、フッとついた溜息で揺れたコスモスの花びらだったり。何故忘れられないのかはわかりません。
薬師丸ひろ子・ハートデリバリー。
おはようございます、薬師丸ひろ子です。毎週日曜の朝のこの時間、私のおしゃべりやちょっといい話、そして、音楽でデザインするひととき、ハートデリバリー。今朝もご一緒に参りましょう。
人の記憶というのは覚えた直後に急激に忘れていくそうです。しかも一生懸命覚えたものに限って忘れるスピードが早いと言います。ところが覚えるつもりも無かったのにいつまでも忘れられない不思議な記憶もあります。コンピューターにこんなことはありません。コンピューターはどんな記憶も平等に扱います。ここが人間の脳とコンピューターの違いですね。
さて、今朝はこんな曲でスタートです。フィルコリンズで、「two hearts」。
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薬師丸ひろ子・ハート・デリバリー。この時間はエネルギーフロンティア東京ガスがお贈りします。
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ニッポン放送・薬師丸ひろ子・ハートデリバリー
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さてここで私の歌手デビュー35周年の記念アルバムの中身を御紹介したいと思います。ぇ11月23日に発売になります今回のアルバムは心を彩る映画音楽のカバーセレクションです、タイトルは、「CinemaSongs」。心の中で宝石の様にきらめいている名画のスクリーンミュージックを選びに選び抜いて12曲歌わせて頂きました。えぇ、じぶんに、ぇいい意味でインパクトを与えてくれた映画の音楽を歌いたいと思いました。たとえば、ぇぇベンは、小学生の頃友達と初めて見に行った映画でした。えぇぇ、いぬぅがぁ、でてくるんですけれども、ま、簡単に言えば、えぇでも、そうですね、あの、ストーリーもさることながら、この、音楽のメロディーがとても、好きでした。あのときにとてもいい音楽だったなぁと思ったことがぁ、それがそれから何十年経っても今でも心のどこかに残っていて、ぇ特に、高音でずっとこう歌っていく、嫌われ者の君でも僕は友達だよ、という様な歌詞のところをとてもあの高音で歌っていく場所があるんですけれども、そんなメロディーがとても好きでした。それを歌ってみたいとぇぇ思って今回は、ベンを入れました。そして、ディアハンターのテーマ曲Cavatinaは、高倉健さんが本当にお好きでいらした映画、そして、その音楽でした。このニッポン放送で製作した「旅の途中で」という番組のBGMとしてもたびたび使われました。高倉さんはよくこの映画のお話をぇぇしてくださいましたけれども、まぁ、そうですね、ぇ之を多分、普段持ち歩いてらっしゃるミュージックプレイヤーの中にいれてらしたと思うんですけれども、ぇぇどんな思いでこの曲に耳を傾けていらっしゃったんだろうと、そんなことに思いをはせながらぇぇ歌ってみました。ぇぇそしてぇ他には、ティファニーで朝食をの主題歌、二人でお茶をの主題歌Tea for two、追憶より同名の主題歌追憶などなど、洋楽を8曲、そして、ぇぇ聴いてくださる方は日本の皆さんだし、是非邦画も入れたいと思いまして、ぇ4曲、歌いました。私のデビュー作野性の証明の主題歌・戦士の休息と、ボーナストラックとして歌ったセーラー服と機関銃アニバーサリーバージョン、のこの二曲はもう9月25日から先行配信されています、一緒に聴いて頂けたら、嬉しいです。えぇ今日皆さんにここでぇぇ聴いて頂くのは、ぇぇそのぉ高倉さんがもう大好きでいらしたというディアハンターの曲に、既にぇぇ英語で歌詞をつけて歌ってらっしゃる方がいまして、その、歌を、私が今回歌わせて頂きました。
薬師丸ひろ子で、「Cavatina」、お聴きください。
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ニッポン放送・薬師丸ひろ子・ハートデリバリー
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聞こえない、見えない、だけど、映画を楽しめます。今日は、「日本初の映画館」というお話です。
目が不自由な人も音声ガイダンスによって映画を楽しんだ、そんな映画鑑賞会の話題を耳にしたことがある方は多いはずです。ところが、バリアフリー映画鑑賞推進団体・シティーライツが目指した映画館は耳や目が不自由な方専用の常設館なのです。日を限られた上映会や鑑賞会では無くいつでも好きな時に映画を楽しめる夢の映画館、先月の一日、それがとうとう北区田端にオープンしました。JR田端駅北口から歩いて5分、ビルの一階の映画館です。洋画も邦画も役者さんの台詞は字幕が出るので耳が不自由な方もストーリーを追うことが出来ます。新展開や情景描写は音声ガイダンス付きですから目の不自由な方もいますクリーンで何が起きているのかがわかります。全国で初めてのバリアフリー映画館の名は「シネマチュプキタバタ」。チュプキとは自然の光を示すアイヌ語です。シティーライツ代表の平塚千穂子さんはおっしゃいます。「自然の光で優しく包み込む様な映画館にしたいのです。」。こけら落としのために選ばれた作品はチャップリンの名作「街の灯」。あるホームレスが目の見えない花売り娘のために奮闘する物語でした。
シティーライツのHPには感激の声がたくさん紹介されています。視力を失い始めてから21年になります。日本の時代劇、和洋のサスペンスものが好きでした。失明のどん底で自殺することだけを考えていましたが今では映画鑑賞会にいくのを楽しみにしています。私たち夫婦は二人とも全盲です。映画にはあまり詳しくは無いのですが見たいなぁと思っている映画はたくさんあります。少しでも映画に近づけたら嬉しいです。出来ないとあきらめるのでは無くどうしたら良いかを考える、シティーライツはこれまでも目の不自由な方達と最新のロードショウを鑑賞するシアター同行鑑賞会など様々な活動を展開してきました。これからも運営面や資金面など様々な困難に遭遇するかもしれません。けれども彼らは負けないでしょう。映画という名の不滅の夢のために。
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バリアフリー映画館シネマチュプキタバタは座席数20数席の小さな映画館です。でもその熱気はきっと凄いと思います。代表の平塚千穂子さんはHPに綴っています。月の様に優しく見守りながら皆にいっぱい浄化の涙を流してもらいたい、太陽の様に光を降り注ぎながら皆に心がぽかぽかするまでいっぱい笑ってもらいたい。素敵です。
お贈りした曲は映画「卒業」のサウンドトラックからサイモン＆ガーファンクルで「Sound of Silence」でした。
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薬師丸ひろ子、ハートデリバリー。この時間は、エネルギーフロンティア東京ガスがお贈りしました。
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薬師丸ひろ子、ハートデリバリー。番組ではメールお便りをお待ちしています。最近ご家庭や職場で会った出来事、考えたこと、思ったこと、感じたこと、いろいろ聞かせてください。メールの方はhiroko@1242.com、お便りの方は、〒100-8439ニッポン放送薬師丸ひろ子ハートデリバリーの係までどうぞ。さて、ぇぇまたまたぁ、ライブのお知らせがあります。11月24日木曜と25日金曜の二日間、デビュー35周年の記念のライブを開く運びとなりました。場所は赤坂東京ミッドタウン、ビルボードライブ東京です。チケットのお問い合わせですけれども、10月14日から予約を受け付けるそうです。ビルボードライブ東京のHPまたは、ぇぇ電話番号東京03-3405-1133までお電話ください。ぇライブは11月の24日、25日、18時半と21時から、ぇぇ一日二回計四回の公演となります。ちょっと先のことですがカレンダーにチェックを入れておいて頂けると、嬉しいです。主に今回はぇ新しいアルバム・CinamaSongsを中心に皆さんに聴いて頂こうと思っています。この後は三宅裕司さんのサンデーヒットパラダイスです。それでは来週もここでまた、薬師丸ひろ子でした。