[1079]瓦町P助
高校野球・和歌山大会3回戦、智弁和歌山8-1和歌山高専」(19日)
真夏の紀三井寺が圧巻の奪三振ショーにわいた。主役は最速143キロ左腕、エースの岡田俊哉投手(3年)だ。5回1/3を投げ、許した安打は内野安打1本。打者17人から9三振を奪った。「三振はそんなに意識してません。速いテンポで1回を10球以内で抑え、攻撃のリズムにつなげるタイプです」と、岡田は自身を冷静に分析した。
当初、岡田の登板予定は終盤の1、2回だった。ところが先発の1年生・宮川祐輝投手(1年)が二回に1点を奪われ同点。四回にも2死一、二塁のピンチに陥り高嶋仁監督から指令が飛んだ。
緊急登板にもさすがはエース。吉村を得意のスライダーで三振。「出た場面が場面でしょう。ピンチを切り抜けてほっとしました」。7月5日、練習試合の徳島商以来の実戦登板だったが、それもどこ吹く風。五回1死からは、5者連続で三振を奪った。
オリックスの安達スカウトは「逸材だよ逸材。あのスライダーは高校生では打てんよ」と大きくうなずく。今夏の初登板を飾った岡田は「きょうは、へばってしまったから60点です。あとはスタミナの問題だけです」。その目は3年連続3度目の真夏の甲子園に向いている。
2009年07月20日 (月) 11時20分
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