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[No.267] 件の作家さん 投稿者:S.K 投稿日:2009/06/30(火)00時27分44秒

>MOHさん
 申し訳ありません、失念していましたがそもそもの山本弘先生

・時の果てのフェブラリー―赤方偏移世界
のちょっとこなれてないなりの率直さときちんとした構成、

・サイバーナイト―ドキュメント 戦士たちの肖像
・サイバーナイト―漂流・銀河中心星域〈上〉
・サイバーナイト―漂流・銀河中心星域〈下〉
のちょっと照れくさそうな格好良さとセンスオブワンダーぶりは
結構好きです。

「と学会」以降の作品は「神々は沈黙する」のあらすじにヒいて
しまって論評できませんし、それ以前の作品も上記以外はちょっと
ソフトに言いますと「琴線に触れるものがなかった」のであえて
論評は避けますが(「No.263」のミレニアムについてはお詫び
しますので見逃してください)。


















[No.266] いえいえ 投稿者:S.K 投稿日:2009/06/29(月)23時48分53秒

>MOHさん
>解説ありがとうございます。
>少ない知識で分かったように書いてしまい、恥ずかしい限りです。

 たまたま私がテーブルトークRPG版の副読本やルールブックも
見る趣味があっただけのことで、「アメリカ妖怪」をドロンパでも
ビリー・ザ・キッドでもなく「X-MEN」にしたのは間違いなく
山本先生の趣味でしょうし(笑)。
 何せ「ギャラクシートリッパー美葉」の各章サブタイトルには
必ず日本や外国の青少年向け特撮・アニメ・人形劇の歌の一節
使ってた人ですし(例:「バババ円盤ババンバン(円盤戦争
バンキッド)」)。

>作家の思索と思想の反映が普通であることを見ても、別段、変とは思いません。
>もちろん、最近のエンターテイメントに限れば、主流というわけではないでしょうが。

 私も変とは思いません。
 ただ客を優先するタイプや作劇を優先するタイプよりは
読み手が偏り易く、「作者」というフィルターを抜いた論評が
難しいとは思いますが。

>S.Kさんの既読の範囲でよかったSF作品にはどのようなのがありますか?

 おそらくMOHさんの既読も多かろうと思いますが、あえて恥を
覚悟で、なるべくSFテイストのある作品を羅列しますと

○新井 素子
・グリーン・レクイエム(いや泣けました)
・扉を開けて (ラスポスの「私が、許せませんか?」に込めら
れた万感の想いが好きでした。アニメ版だとただのキチガイ
なんですが(笑))
・ネプチューン (感想は二つ、「愛は偉大だ」と「女ってコワイ
(苦笑))

○山田 正紀
・神狩り(「SFってここまでやっていいんだなあ」と初読は
衝撃でした)
・弥勒戦争(昭和二十年代のくすんだ雰囲気の描写の美味さと
作品の切なさ、やるせなさが良いです)
・神々の埋葬(ちょっと、「非道い物語」の素晴らしさに開眼
させられました)
・崑崙遊撃隊
・ツングース特命隊
(上記2つとも所謂「SF冒険活劇」、ですがツボは「ヤクザ」
と「心の病人」と「身を持ち崩した主人公の、なお消えない
矜持」ですね)
・地球軍独立戦闘隊(これまた「男の誇り」と「UFO2機VS
ゼロ戦・グラマン混成部隊五機」のやるせなくも燃える話)
・チョウたちの時間(スケールの巨大さと、敵役と主人公の
最後の会話の泣かせっぷりが魅せてくれます)
・宝石泥棒(一種のクエストもの。しかしこの人は本当に「嫌な
敵役」で泣かせる」のが上手い)
・エイダ(無茶苦茶にはしょると「わけのわからない話が
まとまっては拡散して、さらにまたまとまってゴールする
快感」とでも言いましょうか)
・ジャグラー(山本弘もビックリ、「秩序ある電脳世界の偏向を
破壊する変身ヒーロー」。テーマソング「Who are you?
Who are you?Fool?Freak?who,Who,Who,Who,Who,Juggler
(お前は誰だ、お前は誰だ、アホなのかい?変態なのかい?
誰だ、誰だ、誰だ、誰だ、ジャグラー)」が素敵すぎ)
・最後の敵―モンスターのM・ミュータントのM (物理の指向性、
対(ツイン)と三重合(トリニティ)と、メインテーマの絡め方
が美しい作品。詳しく言うと感動を損ねるので未読ならご一読を)
・夢と闇の果て(この作者に珍しい爽やかなハッピーエンドSF
作品。でも「嫌な美形悪役」はやっぱり大活躍(笑9)
・アフロディーテ(夢と挫折と再起の、夏向けの作品)

○栗本 薫
・『心中天浦島』
・『メディア9』
・『レダ』
・『ゲルニカ1984年』
・『時の石』
・『火星の大統領カーター』
(もうまとめて一言、珠玉作もギャグも往年のこの人は間違い
なく『天才』でした)

○菊地秀行
・インベーダー・サマー(「NHKが『七瀬ふたたび』
『幕末未来人』ノリで少年向けドラマ化してくれないかな、
ラジオ番組でもいいから」と心底願ってました)
・風の名はアムネジア(この人の初期作品群は本当に素晴らしい
鮮度でしたよ)

○小川一水(「往年の田中芳樹」もしくは「エンターテイメント
を保持し続けている田中芳樹」)

○菅浩江
・ゆらぎの森のシエラ
・雨の檻
(非常に繊細な面白さのある作品書く人だと思っています)

○堀晃
・太陽風交点(硬さと叙情の並立した傑作)

○吉田直
・Fighter(ライトノベルでありつつきっちりSFで、あまつさえ
新撰組版「魔界転生」とてんこ盛りな作品)

○エドモンド・ハミルトン
・キャプテン・フューチャーシリーズ
○E・E・スミス
・レンズマンシリーズ
○E・C・タブ
・デュマレスト・サーガ
(いやスペースオペラは良いです)

○アン・マキャフリイ
・歌う船 (もう全部ヒロインのヘルヴァに尽きますね)

 一応の紹介で駄文を少々加えまして申し訳ないですが、
とりあえずでこのあたりでしょうか。


[No.265] 反省 投稿者:MOH 投稿日:2009/06/28(日)22時23分19秒

>S.Kさん

解説ありがとうございます。
少ない知識で分かったように書いてしまい、恥ずかしい限りです。

>「作品に自己の価値観を反映させ主張する事」を是とするタイプの作家
と言うのは、少し古い文学作品になれば、作家の思索と思想の反映が普通であることを見ても、別段、変とは思いません。
もちろん、最近のエンターテイメントに限れば、主流というわけではないでしょうが。

>AMAZON
そうですね。探してみるのもよさそうです。最近SFにはちょっと飢えてきているので。
S.Kさんの既読の範囲でよかったSF作品にはどのようなのがありますか?
情報を分けていただければうれしいです。


[No.264] 訂正 投稿者:S.K 投稿日:2009/06/22(月)04時07分16秒

>「百鬼夜翔」
見返してみると山本弘の短編も何本かありました。
反省して訂正いたします。


[No.263] 作家・山本弘 投稿者:S.K 投稿日:2009/06/19(金)20時44分12秒

>著書
 20年以上のキャリアがあるので一概に「山本作品はこう」
というのは難しいものがあります。
「ラプラスの魔(これはグループSNE社長の安田均が監修に
入っていますので純粋に山本作品とも言いづらい所が
あります)」「時の果てのフェブラリー」「サイバーナイト
シリーズ(これもゲームノベらイズなので山本弘テイスト位に
考えるのが妥当でしょう)」「ギャラクシートリッパー美葉」
「サーラの冒険(全6巻中1〜4巻)」などは、まだ感性の若い
作家のライトノベルですし、「神々は沈黙する」以降は中堅
作家の一般向けSF作品(娘の為に執筆した児童書除く)と
言えるでしょう。
 作風的にも同列に並べるのは難しいので考察するとしたら
発行順に微細な変化を辿りつつ視点の根幹を見ていく作業に
なるでしょうね。
 
 一つ判ってる範囲で言及しますと「と学会」以前と以降に
多少人物描写の変化があります。
 以前は「(自分は)正しい(はず)なのに何故認められないん
だろう」というような作中人物の葛藤が垣間見られます(天才
だが12歳の少女の非力を痛感しつつ既成概念にややエキセン
トリックな反発を隠さないフェブラリー、「よそ者の子」「女顔
の生意気なチビ」として仲間以外の周囲と反発しあうサーラ、
この現代物質社会に存在する妖怪達など)。
「と学会」以降ではこうした彼らのような存在が「神々の沈黙」
のネット論争に如実ですが「ほら!俺は正しかった!」と公然と
凱歌を上げる事が多くなりましたね。
 ジャンルは違えど「認められた」自信が反映している、と
考えるのはそう間違いでもない気がします。

>MOHさん
 AMAZONで「和書・山本弘」で検索すればこれまでの出版物が
羅列され、タイトルをクリックすれば簡単な作品解説くらいは
見られますので興味のわきそうな題材の作品を探してみるのも
いいんではないでしょうか。

>「妖魔夜行」、「百鬼夜翔」
山本弘が作家として関係しているのは「妖魔夜行」だけで、
「百鬼夜翔」はシェアードワールド共同構築者の友野祥の
主催オムニバスです。
 あと
 あと「妖魔夜行」もグループSNE作家陣のオムニバス短編集
なので、山本弘が執筆していない巻もそこそこあります。

>”X-メン”
「妖魔夜行」の前提は「人の強い想念が独立した存在を生み出す
事があり、そうして誕生した存在を『妖怪』という」なので
“ファンの根強い支持”“ヒーロー待望願望”が、今の国家形態
になって歴史の比較的浅いアメリカの「妖怪・アメコミヒーロー」
になったのだ、という事でこれは勘弁してあげてください。
 そうしないと「『一反木綿』?風で飛ばされたフンドシだ!」
で「妖魔夜行」という世界そのものが崩壊しますので。
 余談ですがSNE公式設定で日本には「妖怪・変身ヒーロー」が
います。
 ただ申し訳ないですが、「戦慄のミレニアム」はヒロインの
摩耶(自分のリビドーを妖怪ナイトメアとして使役・装着できる
少女)が、世界と友人たちの危機の最中に、前々からの「**
切りたい」願望で色男の悪魔(これも妖怪)に色ボケかます展開
にちょっと付き合いきれなかったです。

>作家に徹してくれれば良かったのに
>山本弘の執筆スタンスのみを元に作品の質にまで言及するのは問題ありと言えますね。
>やはり「小説家」としての氏を評価するのでしたら、氏の新旧の作品に何点かは目を通すべきかと思います。
>どんなに人格劣等だろうと莫迦だろうとクズだろうと、「作品」については「読者が面白いと思うもの」を書けば、「作家として大成」(程度の問題はあるにせよ)と言えなくもないんじゃないでしょうか。

 才能と人格に特段関係性のない創作家なら確かに問題
ありません。
 ただ山本弘は、我等が田中芳樹先生ご同様「作品に自己の
価値観を反映させ主張する事」を是とするタイプの作家では
あると思いますね、少なくとも冒頭挙げたライトノベル系作品
はそうでしたし(「苦労して育む交友関係(例:学校)なんかに
意味はない」「『女性にだって性欲はある』描写が殆ど色情狂の
ソレ」「神はいない、信仰は人生の無駄だ、精神の阿片だ」
「マニアに悪意はないんだからちょっとくらい周囲の人間に迷惑
でも許すべき」など)。

 ただこういうのを「オタクの星」的によしとする層が確実に
存在する事も列記しなくてはなりますまい。


[No.262] 現実と認識のズレ 投稿者:MOH 投稿日:2009/06/16(火)23時36分34秒

最初に訂正させていただきます。255で山本氏の著書として「百鬼夜行」と書きましたが、これは間違いで、正確には「妖魔夜行」、「百鬼夜翔」という二つのシリーズ名でした。確認せずにうろ覚えで書くとろくなことがありません。ちなみに僕が読んでいたのは「妖魔夜行」の短編のいくつかです。

>小説のみならず、「と学会」関連の著書には少なからぬ笑いのネタが埋蔵されていそうですし、そちらとWeb発言とを組み合わせれば、今まで以上に笑いのネタを収穫できることは確実なのですから。

ネタを振った本人として二つほど紹介します。前回の書き込みの後、久しぶりに読み返したくなり、以前買った小説誌の箱をひっくり返してみたところ、すんなり見つかったのがあるので。

「ブラックホール・ダイバー」
SFですが、比較的良作と言っていいと思います。銀河のはずれに位置するブラックホールの観測ステーションのAIと女性パイロットとの交流を描いています。AIの一人称で書かれ、死ではなく命の燃焼に向かって突き進む人間を観察し理解しようとしています。
で、この作品のあおり文は「本格ハードSF」なんですよね。しかし、内容的には「ライトSF」のほうがふさわしいと思います。「本格」、「ハード」と称するにはちょっと物足りないです。実際、掲載紙もライトノヴェル系ですし。「本格ハード」とつけてほしかったのかな、と想像してみるわけです。

「妖魔夜行」-戦慄のミレニアム・序章ー
「妖魔夜行」はシェアード・ワールド・ノヴェルで、現代に棲息する妖怪の物語です。世界中の古典的なモンスターから都市伝説まで含みます。
今回読み直した作品はニューヨークの一角を舞台に、人間を食い物にする妖怪と人間を守ろうとする妖怪が激突し、世界規模の陰謀の一端が現れる、という作品です。
人間サイドのメンバーとしては、動くティラノサウルスの骨格標本、対戦車ライフル並みの妖銃とその使い手である少女、大型バイクの変化である美女、などで、そのチーム名は”Xヒューマーズ”で、指揮を執るのは”ミスターW”。
この時点で大半の方が「ちょっと待て」と言いたくなっていると思いますが、これを山本氏が書いているのは間違いありません。どう見てもこれ、”X-メン”・・・読み返してて笑っちゃいました。

両作品とも小説としては十分に読めるレベルですが、その基本コンセプトを考えたとき、アルマゲドン論争のときの「オリジナリティ」発言は十分に問題ですね。
本当に、作家に徹してくれれば良かったのに・・・・・・


[No.261] 唐沢問題と山本問題 投稿者:冒険風ライダー(館長) 投稿日:2009/06/16(火)19時17分26秒

 ジュンク堂書店で行われる予定だったトークセッションを己の急病&入院で中止に追い込んだ唐沢俊一が退院したという公式発表が、唐沢俊一のブログにて公開されました↓

http://www.tobunken.com/news/news20090616110503.html
http://d.hatena.ne.jp/kensyouhan/20090616

 しかしこの急病&入院、2ch唐沢俊一スレッドでも唐沢俊一検証ブログのコメント欄でも深刻な疑惑が浮上していて、唐沢俊一が入院(しているはずの)期間中に会員制サイト「mixi(ミクシィ)」に頻繁にアクセスしていたという情報があるんですよね。何でも「mixi」には会員の最終ログイン時間を大まかに公示する機能があり、それによると、唐沢俊一(「mixi」では「裏亭」と名乗っているそうですが)のページを訪問者がランダムな時間に閲覧しても、唐沢俊一の最終ログイン時間表示で常に「5分以内」「10分以内」「30分以内」といった近値表示が何度も出力されていたのだとか。
 また、唐沢俊一のマイミクからもたらされた情報によれば、この間亡くなったプロレスラーの三沢光晴氏の追悼文が「mixi」の日記にアップされていたのだそうです。「心臓を含め、多機能不全のような状態におちいって」いながら、携帯なりパソコンなりを長時間にわたって使える環境、というのは果たして成立しえるものなのでしょうか?
 それに何より、こんなに早く退院できるのであれば、6月18日予定のトークセッションにも充分間に合うはずなのですから、わざわざ中止告知をする必要もなかったのではないかと思うのですが。前回の日本トンデモ本大賞ノミネート騒動といい、今回の余計な疑惑を招くだけの「mixi」大量アクセスの事実といい、何故唐沢俊一はここまで意味不明なことばかりやらかしているのでしょうか?



<「作家の姿勢がクズだから、読まずに駄作と決めつける」のは、あまりいいスタンスとは思えません。せめて、一読してから判断した方がよろしいのでは?少なくとも、前述のMOHさんのように、モノによっては「悪くはない」と判断している方もおられるので。読む気もない(別に無理に読まねばならん程のものでもないですし)のなら、「山本弘の作品は全部下らない」とは決めつけない方がいいと思いますよ。「ウオッチャー」といっても、別に作品のウォッチャーという訳ではないですよね。Web上における「大将軍様」のイカレた行状に興味を持ってネタにしているという訳ですから、その「ウオッチャー」としての立場には、あまり「大将軍様」の作品自体は関連性がない(「神沈」のように、そのイカレた行状に直接絡んでくる作品はともかく)でしょう。館長氏のタナウツにおける「創竜伝批判」「薬師寺涼子批判」だって、作品をよく読み込んでからやっていますよね。読まないで「下らない」と切り捨てるのは、そういう努力を自ら否定する行為ではないでしょうか。そのあたり、少しお考え直しいただけると幸いです。あまりに度が過ぎると「傲慢」になってしまうこともありますから。それこそ、小林よしのりのように。>

 確かに、山本弘の執筆スタンスのみを元に作品の質にまで言及するのは問題ありと言えますね。不沈戦艦さんも仰る通り、従来からの私のスタンスとも合致しないことでしたし(-_-;;)。
 前の投稿で平松さん向けのレスで述べていたことの繰り返しになりますが、やはりこういうサイトを運営していて、かつ山本弘の著書についての意見が投稿されることもある現実が存在する以上は、サイトの管理者として、Web上の情報だけでなく著書についてもある程度は当たってみることが必要、ということになるのでしょう。ちょうどいい機会ですし、「Web情報のみに限定」というこれまでの情報収集方針を転換してみるのも良いかもしれません。
 実際問題、あれだけWeb上の山本弘発言をかき集めていながら、一方で著書に関する情報がゼロに等しいという今の状況は、山本弘および「と学会」ウォッチングサイトとしては片手落ちもいいところなんですよね。小説のみならず、「と学会」関連の著書には少なからぬ笑いのネタが埋蔵されていそうですし、そちらとWeb発言とを組み合わせれば、今まで以上に笑いのネタを収穫できることは確実なのですから。
 ただ、当面はタナウツ本家の薬師寺シリーズ考察を最新刊まで終わらせることを優先しなければなりませんし、山本弘および「と学会」関連著書を、可能な限り安くかつ連中の懐に極力カネが入らない形で入手する方法を検討しなければならないので、実際に実行に移すのは大分先のことにはなりそうですが(>_<)。
 それまでは、作家・山本弘に対する私の評価は、これまでの発言を一旦全て撤回した上で「保留」ということにさせて頂きたいと思いますm(__)m。

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/5814/

[No.260] 本人の評価と他者の評価 投稿者:不沈戦艦 投稿日:2009/06/16(火)03時14分31秒

>「神沈」の場合、作者である山本弘本人が「構想4年・原稿用紙1300枚以上の文章量の大作」などという宣伝を行っていたにもかかわらずあのザマだったので、「作者本人がここまで豪語するものがこれでは、他の作品の出来も推して知るべきなのでは」ということで出しています。

 本人の自作への評価なんざ、どうでもいいと思いますけど。あくまで、評価は読者が下すものですから。全然関係ないですが、こんな話があります。競馬実況で有名な元関西テレビアナウンサーの杉本清が、講演(ってほどのことでもない)するときに、必ずと言っていいほど言う「他人には名実況と言われる、1987年菊花賞でサクラスターオーが勝った時の『菊の季節に桜が満開』は咄嗟に出たセリフで自分では泥臭いので全然気に入っていない。逆に、一生懸命考えて入れた、スタート直後の『柔らかな、秋の日差しを背に受けて』というフレーズは、自分ではとても気に入っているのに、誰も褒めてくれない」ってのがありますが、これなんかいい例でしょう。「本人の評価」と「他人の評価」が著しく食い違う例ですね。同じように、作家の「自分の評価」なんざ、読者の立場からはどうでもいいとは思いませんかね。作家が豪語したところで、つまらないものはつまらないんです。本人の評価など、「面白い、面白くない」には何の関係もありません。

>それこそ「プロの作家」としてあるまじきこの執筆スタンスにこそあると私は思うのですけどね。

「ウォッチャー」として批判的に見ているからその点が気に入らず肯定的に評価はしたくないんでしょうけど、「どうあっても山本弘は貶してやろう」と意固地になっていることはありませんか?「スタンスが駄目だから駄作しか書けない」というのは、決めつけが過ぎると思います。「作品」として世の中に出たものについては、作家のスタンスや思想なんざどうでもいい話です。要は読んで面白いかそうでないかだけ。どこかの作家がいい加減に三日で書き殴った話が面白くて莫迦受けすることもあるだろうし、逆に数年の時間を掛けて精密に組み立てて「これで完璧だぜ」と確信的に出したら全然受けず、酷評されて書いた本人が激しく落ち込むことだってあるでしょう。

「作家の姿勢がクズだから、読まずに駄作と決めつける」のは、あまりいいスタンスとは思えません。せめて、一読してから判断した方がよろしいのでは?少なくとも、前述のMOHさんのように、モノによっては「悪くはない」と判断している方もおられるので。読む気もない(別に無理に読まねばならん程のものでもないですし)のなら、「山本弘の作品は全部下らない」とは決めつけない方がいいと思いますよ。「ウオッチャー」といっても、別に作品のウォッチャーという訳ではないですよね。Web上における「大将軍様」のイカレた行状に興味を持ってネタにしているという訳ですから、その「ウオッチャー」としての立場には、あまり「大将軍様」の作品自体は関連性がない(「神沈」のように、そのイカレた行状に直接絡んでくる作品はともかく)でしょう。館長氏のタナウツにおける「創竜伝批判」「薬師寺涼子批判」だって、作品をよく読み込んでからやっていますよね。読まないで「下らない」と切り捨てるのは、そういう努力を自ら否定する行為ではないでしょうか。そのあたり、少しお考え直しいただけると幸いです。あまりに度が過ぎると「傲慢」になってしまうこともありますから。それこそ、小林よしのりのように。


> 山本弘の場合、柳田理科雄氏がやっている「作品の設定を無視して科学考証を行う」という手法を、口では批判しておきながら、実際には自分も全く同じことを柳田理科雄氏をはるかに上回る醜悪さでやっている上、恣意的な基準を用いてそれを適用したりしなかったりというダブルスタンダードをやらかしているのが問題なんですよね。肝心要の作品検証能力もあのザマですし。

 大将軍様がダブスタで莫迦でアホでクズで論理的思考能力に問題のあるどうしようもない駄目駄目人間である、ということについては別に反対はしていませんのでそれはご理解願います。そんなゴミクズのような作家であっても、奇蹟やまぐれで多少は読者に受ける作品を出すことがないとは言えないし、「読者」の視点からすると作者の性格や行状や思想なんざどうでもいいから、それを理由に作品まで問答無用で貶すのはいかがなものか、と言っているだけですので。


[No.259] 作家作品論その他諸々 投稿者:冒険風ライダー(館長) 投稿日:2009/06/16(火)02時11分47秒

>不沈戦艦さん
<どんなに人格劣等だろうと莫迦だろうとクズだろうと、「作品」については「読者が面白いと思うもの」を書けば、「作家として大成」(程度の問題はあるにせよ)と言えなくもないんじゃないでしょうか。それに、駄作と良作の両方ある作家なんざ、珍しくもないと思いますが。「神沈」がいかに支離滅裂で訳の分からない内容だとしても、MOHさんがあげている「悪くない程度の作品」は「神沈」ではないんですから、無理矢理に「駄作」を引っ張り出して「山本弘は作家としても駄目」と決めつけることもありますまい。「と学会」やら本人指向の「思想(やや左)」に入れ込まずエンターテイメントに徹していれば、もう少しマシな評判を残せたかも、というのはさほどおかしな考え方とは思いませんが。>

 「神沈」の場合、作者である山本弘本人が「構想4年・原稿用紙1300枚以上の文章量の大作」などという宣伝を行っていたにもかかわらずあのザマだったので、「作者本人がここまで豪語するものがこれでは、他の作品の出来も推して知るべきなのでは」ということで出しています。
 また、山本弘のネット上での発言を見ていると、お客というものを完全に無視している姿勢が伺えるんですよね。よく問題になる「俺はプロで絶対に正しいんだから、お前ら素人は黙ってろ!」的な態度もそうですし、また第二次アルマゲ論争では、テンプレート的な作品描写を使って製作された映画制作者を「何も考えずに、テンプレート通りの物語を書く奴は、創作者として失格」「マックの店員並に頭の悪いバカ」と断罪した上で、「今までになかったことを考えつくがオリジナリティというものであり、作家の頭の良さを示すものなのです」とはっきり断言しています。
 また、そのような己のスタンスを、あの自称SF作家はこの間の「と学会」関連騒動で問題となった「すべてのオタクは小説家になれる!」、およびその前身となっている「マンガを読んで小説家になろう!」のレビューでも明言しているんですよね。これが小説を執筆する際の大将軍様の基本スタイルであることは確実でしょう。
 こういうスタンスで作品を書いていては、そりゃ客に受ける作品など出来るわけがないのですよ。客受けを狙うためにはオリジナリティ要素を出すだけではだめで、読者に受け入れられやすいテンプレートな作品描写も必要になりますし、また自分が考えたオリジナリティの面白さにいかに客に理解させるかについても頭を働かせる必要があります。ところが山本弘はそういう「読者受けを考慮して作品を書く」という手法を「絶対悪」と見做して「創作者として失格」「頭の悪いバカな所業」として切り捨てる上、そのスタンスを「俺はプロで絶対に正しい」と疑いもしないわけです。そして、そういう自分に対する批判に全く耳を貸さないどころか罵倒すら返してくるのはこれまで散々見てきた通りですし。
 山本弘が「売れる」作家として全く大成せず、アレだけ豪語した「神沈」が全く売れなかった挙句に醜態を晒しまくったその最大の原因は、それこそ「プロの作家」としてあるまじきこの執筆スタンスにこそあると私は思うのですけどね。


<見向きもしないというか、「邪魔だから全部カットしてくれ」という方が多いでしょうね。中学生以下は除きますけど。>

 あの愚劣な社会評論群については、昔はともかく、最近の田中芳樹は客のニーズになど全くならないことを最初から承知の上で入れているようにしか見えませんね。それこそ「自分自身のストレス解消【だけ】」のために書いているというわけで。
 全く、紙の無駄遣い以外の何物でもないのだからさっさと止めてくれれば良いものを。


<「柳田理科雄のここが間違っているぞ!」くらいはいいんですよ。おかしなツッコミ入れていることもあります(ヤマトの波動砲の反動の話とかね。テレビ版ヤマト2の12話「ヤマト、空洞惑星に死す!?」の回で、波動砲の反動を吸収している「重力アンカー」なる謎の装置を切って、発射の反動でデスラーの罠の磁力線から脱出するエピソードがあるのに、柳田氏はそれは知らないらしく反動がどうのこうのというツッコミを入れてましたので)からね。いくら「先にやられて悔しい」からって、そこまで個人攻撃に走らなくてもいい気はしますけど、妬み嫉みを一旦持つと我慢がならない人格の人は、そういう風には考えられないんでしょうね。>

 山本弘の場合、柳田理科雄氏がやっている「作品の設定を無視して科学考証を行う」という手法を、口では批判しておきながら、実際には自分も全く同じことを柳田理科雄氏をはるかに上回る醜悪さでやっている上、恣意的な基準を用いてそれを適用したりしなかったりというダブルスタンダードをやらかしているのが問題なんですよね。肝心要の作品検証能力もあのザマですし。
 何よりも、柳田理科雄氏は山本弘の空想科学読本批判の本も含めた外部からの批判を受け入れ、作中の記述について訂正を行うだけの度量があります。対する大将軍様が己に向けられた批判についてどういう態度を取るかといえば、もう言うまでもないわけで(苦笑)。



>平松さん
<うーむ、さすがに直接読まないで「小説家」としての力量を云々してしまうのは、いかがなものかと。
 自分は山本氏の小説はソード・ワールド系のものしか読んだ事がないのですが、それらを読んだ限りでは
「設定なども基本的には練られていて、文章も読みやすい。が、それだけに理屈っぽく説明的に過ぎる傾向がある」
 というのが個人的な評価ですね(山本氏のSF系の作品などは読んでいないので、それらを読めば評価も変わるかもしれませんが)。
 やはり「小説家」としての氏を評価するのでしたら、氏の新旧の作品に何点かは目を通すべきかと思います。>

 う〜ん、正直私としては、元来ファンであったわけでもない山本弘に一銭たりともカネをくれてやりたくないという意地があったりするのですが、一方で、「奇説珍説博物館」のようなサイトを運営している以上は、「敵を知り、己を知る」ためにもある程度の知識は仕入れておくべきかな、とも思わなくもなかったり(-_-;;)。
 また実際問題、新規参加者が山本弘の著書をネタフリで出してきた際、管理人たる私がそれに全く応じられないというのは大きな問題なんですよね。タナウツではそんな懸念は全くないし、ネット上の山本弘発言については何年にもわたって地道に収集してきたのでそれなりの情報通になっているのですが。
 山本弘の懐にカネが全く流れることなく、かつ可能な限り安く著書を購入できるルートがあるか、少し検討してみる必要があるかもしれませんね。

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/5814/

[No.258] 山本氏の評価云々 投稿者:平松重之 投稿日:2009/06/16(火)00時19分29秒

<いや、あの大将軍様はちゃんと「調査」自体はしたと思いますよ。
 何しろ、本人もこう主張していることですし↓> 
  
 いや、見た限りでは山本氏はノベルズ版の一巻と三巻辺りしか読み直していないとしか思えず、それでは「調査」と呼ぶに値しないと思ったので(^^;)。
 
<私は山本弘の小説は今に至るも1冊たりとも読んではいないのですが(爆)、ただ、以前にタナウツの過去ログで指摘されていた内容
http://www.tanautsu.net/the-best04_03_03_aa.html#254
や、山本弘問題連絡会で論じられていた「神は沈黙せず」スレッド
http://page.freett.com/morikage/renkako/1067698566.html
などを読む限り、純粋に作家として見ても高い評価はできないのではないか、というのが私の意見ですね。特に「神は沈黙せず」などは、構想4年・1300枚以上の文章量の大作などと謳っていながら、あそこまで酷評される始末なのですし。> 

 うーむ、さすがに直接読まないで「小説家」としての力量を云々してしまうのは、いかがなものかと。
 自分は山本氏の小説はソード・ワールド系のものしか読んだ事がないのですが、それらを読んだ限りでは
「設定なども基本的には練られていて、文章も読みやすい。が、それだけに理屈っぽく説明的に過ぎる傾向がある」
 というのが個人的な評価ですね(山本氏のSF系の作品などは読んでいないので、それらを読めば評価も変わるかもしれませんが)。
 やはり「小説家」としての氏を評価するのでしたら、氏の新旧の作品に何点かは目を通すべきかと思います。


[No.257] それはちょっと違う気がしないでもない 投稿者:不沈戦艦 投稿日:2009/06/15(月)22時36分18秒

>醜悪なスタンスを根本的に改めない限り、作家としても大成しようがない

 どんなに人格劣等だろうと莫迦だろうとクズだろうと、「作品」については「読者が面白いと思うもの」を書けば、「作家として大成」(程度の問題はあるにせよ)と言えなくもないんじゃないでしょうか。それに、駄作と良作の両方ある作家なんざ、珍しくもないと思いますが。「神沈」がいかに支離滅裂で訳の分からない内容だとしても、MOHさんがあげている「悪くない程度の作品」は「神沈」ではないんですから、無理矢理に「駄作」を引っ張り出して「山本弘は作家としても駄目」と決めつけることもありますまい。「と学会」やら本人指向の「思想(やや左)」に入れ込まずエンターテイメントに徹していれば、もう少しマシな評判を残せたかも、というのはさほどおかしな考え方とは思いませんが。ま、「俺様マンセー!さあお前ら、この偉大なる俺様を褒め称えよ!!」の「大将軍様」である以上、そういうことは無理なんでしょうけど。


>田中芳樹が真に訴えたがっている社会評論など誰も見向きもしていない

 見向きもしないというか、「邪魔だから全部カットしてくれ」という方が多いでしょうね。中学生以下は除きますけど。


>小林よしのりも、昔は「自省する回路」を豊富に持っていた

「右路線」に転じて以降ですね。おかしくなったのは。あまりに周囲から褒めそやされすぎて、自分が見えなくなってしまったのではないかと。現在では、自省する回路は全くないとしか言えません。「パチンコに売って何が悪い!」じゃ、どうしようもないでしょう。


>柳田理科雄氏の論の揚げ足取りと人格攻撃

「柳田理科雄のここが間違っているぞ!」くらいはいいんですよ。おかしなツッコミ入れていることもあります(ヤマトの波動砲の反動の話とかね。テレビ版ヤマト2の12話「ヤマト、空洞惑星に死す!?」の回で、波動砲の反動を吸収している「重力アンカー」なる謎の装置を切って、発射の反動でデスラーの罠の磁力線から脱出するエピソードがあるのに、柳田氏はそれは知らないらしく反動がどうのこうのというツッコミを入れてましたので)からね。いくら「先にやられて悔しい」からって、そこまで個人攻撃に走らなくてもいい気はしますけど、妬み嫉みを一旦持つと我慢がならない人格の人は、そういう風には考えられないんでしょうね。


[No.256] 作家としても問題な山本弘 投稿者:冒険風ライダー(館長) 投稿日:2009/06/15(月)21時03分54秒

>MOHさん
 いらっしゃいませ(^^)。
 こちらでもよろしくお願いします。


<山本氏の作品は「百鬼夜行」、「ラプラスの魔」、あと短編をいくつか読んだ程度ですが、SF,ファンタジーなら「悪くない」程度の作品は書けるんですよね。変なところに色気出さずに、切磋琢磨してくれれば、今でも追いかける作家の一人にはなったかもしれないのに、本の虫の一人として少し残念です。>

 私は山本弘の小説は今に至るも1冊たりとも読んではいないのですが(爆)、ただ、以前にタナウツの過去ログで指摘されていた内容
http://www.tanautsu.net/the-best04_03_03_aa.html#254
や、山本弘問題連絡会で論じられていた「神は沈黙せず」スレッド
http://page.freett.com/morikage/renkako/1067698566.html
などを読む限り、純粋に作家として見ても高い評価はできないのではないか、というのが私の意見ですね。特に「神は沈黙せず」などは、構想4年・1300枚以上の文章量の大作などと謳っていながら、あそこまで酷評される始末なのですし。
 しかも、そういう批判があることについての山本弘の見解はといえば、

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/5814/material2004_11_a.html
Re: 九月の読書その1『第六大陸』小川一水      / 山本弘 [近畿]
No.21296 - 2004/09/22(Wed) 17:08 [zaqdb72e8d4.zaq.ne.jp]
<「必要な場合以外、ネタバレは避ける」というのが、昔からこの世界のマナーだからです。
 僕の作品を批判する場合にも、当然、こういう書き方はできるはずです。
 ところが、あなたがリンクされたページでは、そのような配慮がまるで感じられませんでした。大森氏のような、批判目的のやむをえないネタバレではなく、面白半分のネタバレ、単なる嫌がらせとしか思えませんでした。
 実は『神は沈黙せず』の時も同じことをやられました。あの長い作品のストーリーを、最初から最後まで、こと細かに説明している掲示板があったんです。
 いったい、批判のためにストーリーを細部までバラす必要があるのですか? 批判のためにどうしても必要な部分のみネタバレさせればいいんじゃないですか?
 僕としてはそういう嫌がらせ目的のネタバレをする連中には強い嫌悪感を覚えます。彼らは批評する上でのマナーというものを知りません。ですから、そんなところにリンクなんかして欲しくないのです。>

などという「批判自体が言語道断」と言わんばかりの言論封殺的なシロモノときているわけです。第一、これまでマナー違反だのネタバレ批評だのをイヤというほど自分から積極的に展開してきた大将軍様が、己の作品についてだけこんなことを言ったところで、いつものダブルスタンダード以外の何物でもないでしょうに(苦笑)。
 ここまで自分に都合の良いダブルスタンダードを駆使しながら、他人からの批評に触れてマトモに反論するのでもなければ自己を顧みることもなく、「俺はプロだ!」だの「マナー違反&ネタバレ批評はするな!」だのといった上から目線で読者を頭ごなしに黙らせようとするあの醜悪なスタンスを根本的に改めない限り、作家としても大成しようがないだろうと私は思うのですけどね。

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/5814/

[No.255] ふと思ったこと 投稿者:MOH 投稿日:2009/06/15(月)00時44分39秒

こちらには始めましてです。MOHです。

冒険風ライダー様のレスでなんとなく思い出しました。
>無能な味方
ほとんど、「味方につけば心細いが、敵に回せば面白い」スレイヤーズの白蛇のナーガですね。
山本氏の作品は「百鬼夜行」、「ラプラスの魔」、あと短編をいくつか読んだ程度ですが、SF,ファンタジーなら「悪くない」程度の作品は書けるんですよね。変なところに色気出さずに、切磋琢磨してくれれば、今でも追いかける作家の一人にはなったかもしれないのに、本の虫の一人として少し残念です。


[No.254] 色々レス 投稿者:冒険風ライダー(館長) 投稿日:2009/06/13(土)22時55分14秒

>不沈戦艦さん
<田中芳樹は「こそこそやっている」ので、あんまり目立った感じがしないということですかな。逆に小林よしのりは堂々と本人談で漫画の中で描いていたから、「読者を裏切った」今回は派手に惨状を晒すということで。>

 田中芳樹の方も小林よしのり並に言うことは言っていますし、やっていることは醜悪極まりないのですが、小林よしのりに比べれば確かにあまり目立っていない感はありますね。
 タナウツの過去の議論でもありましたが、田中芳樹の場合、ファンのニーズの大部分が「小説中に登場するキャラクター達が演じる掛け合い漫才」に集中していて、田中芳樹が真に訴えたがっている社会評論など誰も見向きもしていない、という状況があります。また、田中芳樹が真に自己責任を持って持論を展開している対談本や評論本は、ファンにすらその存在が知られていないほどにマイナーなシロモノばかりなので、そちらは純粋に売り上げの観点から注目されることがありません。
 この注目されなさぶりが、田中芳樹にとって幸福なことなのか不幸なことなのか、正直微妙なところではあるのですけどね。己が声を大にして主張し、読者に受け入れられてほしいと考える思想が世間一般から全く注目されず無視されるのは不幸な限りなのですが、一方で全然注目されないが故に、いわゆる「炎上」の類には全く見舞われることなく、今の「報われない努力」を延々と続けていくことができるわけで。
 その点では、己の言動が常に注目され、読者から様々な反応が得られる小林よしのりは、田中芳樹よりもはるかに幸せな環境にあるのかもしれませんね。まあ今小林よしのりが陥っている惨状はそれ故に発生する自己責任および自業自得なシロモノなのですが。


<ま、「自省する回路」がついていない人は、どうしようもないということですね。>

 小林よしのりも、昔は「自省する回路」を豊富に持っていたと思うのですけどね〜(>_<)。特に薬害エイズ問題を総括した「脱正義論」なんて「自省する回路」がなければ到底出せるようなシロモノではありませんし。
 これは田中芳樹にも言えることなのですが、2001年のアメリカ同時多発テロ事件の一体何が小林よしのりをあそこまで狂わせたのでしょうか(T_T)。


<銀英伝に科学考証でツッコミ入れても仕方ない気がするんですけどね。柳田理科雄みたいに「ツッコミを笑いのネタ」にするくらいならともかく。真剣に罵倒している「大将軍様」のやること(しかも好き嫌いで作品を差別するし)は、さっぱり理解できないですな。「何で同じように他の作品を罵倒しないのだ」と逆にツッコミ入れられる危険性が分からんというのも、「自省する回路」がない人の習性なんですかねぇ。>

 まあ銀英伝を科学考証で考える、ということにもやり方次第では面白い物に仕上がるとは思うのですけど、あのキチガイ会長はただ単に柳田理科雄氏の論の揚げ足取りと人格攻撃に終始しているだけでしかありませんからね〜。しかもそれでいて、自分はそれ以上の誤謬とダブルスタンダードを犯しまくっているのが何とも……(>_<)。
 あんなのが「創作のプロ」を名乗り、他人の著書をトンデモ本認定していくその光景こそが、本当の意味での「創作活動全般に対する愚弄」ではないかと私は思うのですがね。



>平松さん
<「そのとおり」だと思うのなら、柳田氏を批判する前に「銀英伝の小説版を詳しく読み直す」くらいの「調査」はした方がよかったのではないかと思います(『銀英伝』ファン)を自認しているとあれば尚更です)。>

 いや、あの大将軍様はちゃんと「調査」自体はしたと思いますよ。
 何しろ、本人もこう主張していることですし↓

<僕は原作の該当箇所(新書版第3巻、文庫版だと5〜6巻)を読み直し、アニメ版のビデオも見直したが、「両要塞間を、戦艦が2時間ぐらいで行き来していた」という記述を裏づける描写はまったく発見できなかった。またしても勝手な柳田設定である。>

 つまり山本弘は、「原作の該当箇所(新書版第3巻、文庫版だと5〜6巻)を読み直し、アニメ版のビデオも見直し」てもあの程度の検証しかできないのです(爆)。過去にもザ・コア論評の元となった作中描写が根本的に間違っていたこともありましたし、文章読解能力も作品観賞眼も根本的に欠落している山本弘の検証能力は「調査」をやってもあの程度、と考えるのが妥当な話ではありませんか(笑)。
 それにしても、ここまで検証能力もないキチガイな自称SF作家に田中芳樹ファンを名乗られ、田中芳樹を擁護する論陣を展開されるのでは、当の田中芳樹もたまったものではないでしょうね。こんな「無能な味方」を抱え込む羽目になった田中芳樹に、私は心から同情せざるをえません(>_<)。
 まあそれも、元を遡れば創竜伝8巻文庫版対談で山本弘とニコニコ対談などをやらかした田中芳樹の自業自得でしかないのですけどね。件の対談は、双方にとって甚大な不幸をもたらす結果にしかならなかったようです。

http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/5814/

[No.253] いやはや 投稿者:平松重之 投稿日:2009/06/13(土)00時58分19秒

<パチンコおぼっちゃまくん>

 コロコロ連載当時の読者も今では20〜30代になっていますので、客層としては狙い目なのかもしれませんが……何ともはや(--;)。

<こんな惨状で柳田理科雄氏のことを、
「どうもアニメ版の1巻と9巻しか見ていないらしいのだ」
「もちろん原作なんて読んでいない」
「彼にとって「検証」とは、「ありえない」とバカにすることなのだ」
などと罵倒したところで、「お前が言うな」としか言いようがありませんし、山本弘的理論から見て「アルマゲドン並に頭の悪いバカな描写」が乱立している銀英伝をアルマゲドンと同水準で罵倒しないのは、やはりダブルスタンダードでしかありえないのですけどね〜(^-^)。>

 まあ「『銀英伝』ファン」を自認していながらこれでは、「お前が言うな」とツッコまれても仕方がないでしょうね。
 それにかつて山本氏は「トンデモ本の逆襲(宝島社文庫・と学会編・2000年)」のP319で、下のような文を書いています。

<スギヤマ氏は一三二ページで、「人を侮蔑する本を書く場合、嘘はもちろん調査不足は絶対に許されない」と書いている。まったくそのとおりである。>
 
「そのとおり」だと思うのなら、柳田氏を批判する前に「銀英伝の小説版を詳しく読み直す」くらいの「調査」はした方がよかったのではないかと思います(『銀英伝』ファン」を自認しているとあれば尚更です)。




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