押忍！
パラオの伝統工芸の一つに、『ストーリーボード』言うのありますわ。
簡単に言うと木彫りなんですけど、魚のデザインの中にパラオの昔話を彫り込んでるのが殆どですわ。
使うてる木ぃもエエのんになると、マホガニー使うてはりますわ。
パラオは文字の無い文化ですので、昔の日本人が「文字なかったら、木ぃに絵ぇ彫って後世に文化残したらんかい！」言うたのが始まりだそうですわ。
日本がパラオを統治してたのが第一次世界大戦後ですから、言うほど古い文化でもない訳ですわ。
ホンマ言うたら、「パラオ四千年の歴史あるよ。」言いたいとこでっけど。
白石です。


今日は、「ストーリーボードが格安で買える。」いうことで評判なトコ行って来ましたよ。
まぁぶっちゃけ刑務所なんですけど。
囚人が彫ったストーリーボードを破格の値段で叩き売ってるのが、安い理由ですわ。
知る人ぞ知る穴場ですけど、まぁまぁ人気ありますわ。

店内？に入ると、壁一面に余す所なくストーリーボードが掛かってますわ。
彫りのあまいのから、「ここまで３Ｄやるぅ？」言うのから、様々ですわ。
面白いのは、値札に彫った職人（囚人やねんけど。）の名前も付いてて、それを意識しながら作品を一つ一つ見ていくと、それとなく職人の癖とか分かってきたりしますわ。
「こいつエエ仕事するなぁ〜。長いこと修行積んだんやろなぁ〜。って言うか、長いことほり込まれてるんやろなぁ〜。ほり込まれて、彫り込んでんねんなぁ。」っていらん分析したりする訳ですわ。

色々見ていくと、どうやら『Ｖｉｃｔａｒ』言うおっさんと『Ｈａｎｉｓ』言うおっさんがええ仕事してはりますわ。
ちなみに『Ｈａｎｉｓ』言うのは、普段店番してるおっさんですわ（このおっさんは商売人やで。）。
しかし、なかでも『Ｖｉｃｔａｒ』言うおっさんは人気が高くて、お客さんもこの人のストーリーボード買った人数知れずですわ。
あまりにもズバ抜けた仕事してはりますから、せーのすけが見たら間違いなく「スタジオ行き。」言いはりますわ。
お客さんも興味持ってしまって、「Ｖｉｃｔａｒに会いたい！」言う人が後を絶ちませんわ。
誰も会ったことないですから（塀の中におんねんけど）、伝説になってますわ。

と言うことで、今日は『Ｖｉｃｔａｒ』に遭遇しましたわ！
「いつもと店番ちゃうなぁ〜？」思うてたら、その人が『Ｖｉｃｔａｒ』でしたわ。
焦ったで、ちょっとビクったで。
見てくださいＶｉｃｔａｒ、男前ですわ。
ちょっと山本ＫＩＤみたいですわ。『神の子』みたいですわ。
「お前らいつもお客さん連れて来てくれはるから、、一枚プレゼントしたるわ。」言うて、サザンに一枚くれはりましたよ。
Ｖｉｃｔａｒ、気前の良い Nice guy ですわ。

『Ｖｉｃｔａｒ』はまだ暫く入ってるみたいやから（ホンマ気の毒やで。）、まだまだ楽しませてくれる作品作ってくれまっせぇ。
あなたの家にもＶｉｃｔａｒ、どないですぅ？