(525) カブトムシ3(朝の陣 10/23) |
投稿者:拓己 |
コメント:現場に居た、グリーンリザード。 |
押忍! 小4のころ、知り合いのおばちゃんが「洗い場の後ろにアシナガバチの巣が出来て困ってますぅ。」言うて、うちに来はりましたわ。 この頃になると、「落とした蜂の巣数知れず、食ったハチの子数知れず、無くしたキン消し行方知れず」言われてましたので、自信満々で落としに行きましたわ。 ふと「水中眼鏡着けていったら、絶対目ぇ刺されへんし、ええんちゃうん?」って閃いて、急遽水中眼鏡着けて現場に到着ですわ。 皆さんダイバーやから分かると思いますけど、水中眼鏡着けると視界が狭くなります。 特に下方の視界は絶望的ですわ。 はい、キッチリ上唇刺されて、ドナルドダックですわ。 もう黙ってディズニーランド行こう思いましたもん。 白石です。
今日は待ちに待った収穫日です。 第一陣は、朝一から5時半起きで行ってきました。 しかし既にだいぶ明るい現実...。 昨日は帰りしな夕陽でまぶしかったですけど、今日は行きしな朝日でまぶしいですわ。
昨晩雨降った様子で、随分ジャングルが湿っています。 ズボンに草が触るとドンドン水を吸収して濡れていきますわ。 「これは、おらんかなぁ...?」思いながら行ったら、やっぱり居てまへんでしたわ。
バナナの仕掛けの方は、何の形跡もありません。 やはり too fresh やったかもしれませんねぇ。 しかしパパイアの仕掛けの方は too stink ですから、コバエがようさんたかってますわ。 「カブトムシ付いてても取るんイヤやなぁ〜」、言う勢いで悪のオーラが滲み出てますわ。
ココナッツは、誰も相手してない様子で、なんかお椀みたいになって雨を蓄えてはりましたわ。
「しゃーない帰ろう。」言うてジャングルの崖を上がろうとした、その時ですわ。 「あれ!?」 おもむろにブルーシートとごみ袋(透明)が捨てられてるのは、昨日来た時に確認してたんですけど、問題はその中身ですわ...。 「ごみ袋の中のこれって..あばら骨っぽいなぁ.....ってあばら骨やんけ!!」 焦りまくりですわ。 「あ・ば・ら焼肉のタレ♪」ってボケる余裕もおまへんわ。 よ〜見たら、被せてるブルーシートの下からも負のオーラが感じ取られてチョッとめくると、目くるめく悪の世界が待ち受けてますわ。 強烈な臭気が鼻をつき、さらに骨盤やらあばら骨が見えてきて、その間を蛆虫がうごめいてますわ。 何ぼ「虫好きや」言うても、「うち蛆虫も好きなんや♪」言うほどマニアックちゃうでぇ〜、しかし。
しかしこのシチュエーション。 山奥に、ゴミ袋やブルーシートの下から白骨って...「姉さん、事件です! by まさのぶ」って感じですわ。 「こうじさん!こうじさん!(既に崖上がって車に乗ってる。)」 一所懸命呼びますわ。 「白骨あるんですけど!」 「え?」 状況飲み込めてません。 「ブルーシートの下と、ビニール袋の中に白骨あるんですけど!」 「.....まじで?人間?」 「あばら骨と骨盤しか見えてなくて、骸骨が確認出来てないので、分かりませんけど。」 「じゃー確かめてみなよ。」 .....やっぱり?
しゃーないから再び崖を降りますわ。 コウジさんは崖の上ですわ。 崖の上からオーダー出して来はりますけど、ほんまピンポイントですわ。 「その骨盤と逆の方のブルーシートめくってみ。」 「え〜〜〜!」って感じですわ。 コレめくって骸骨とご対面したら「暫くメシ食われへんで」思いながら、恐る恐るめくってみると.....。 「阿藤快?」 .....あ、ちゃいますわ。 面長やから間違いかけましたわ。 イノシシですわ! 「なんやイノシシか!」いきなり余裕ですわ。 まぁイノシシでも充分衝撃的ですけど、仏さんやなかったら余裕ですわ。 でも...なんだかなぁ。
しかしなんもこんな所に捨てんでもエエやろうちゅう話やで。 ここは俺たちがカブトムシ捕ろうとしてるサンクチュアリ(聖域)やのに。 まぁでも、こう言う盛り上がりを狙ったシチュエーション作りやとしたら、ごっつ粋な計らいやねぇ。 遺棄してただけに。 何の話しや。
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2006年10月24日 (火) 00時40分 |
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