(304) いるような、いないような |
投稿者:ぢろー@台湾 |
コメント:こいつも捜索中!? |
おつかれ〜!
またまた台湾シリーズです。 今回は、その調査の対象にもなったハゼの紹介です。 このハゼは「クロホシハゼ Cryptocentrus nigrocellatus」と言います。 パラオにいてもよさそうな物ですが、こいつの存在を正確には記憶しておりません... あれっ、見たっけかなあ...と。 まあ、それはさておき、日本では良く見られるこのハゼ、この南湾地域では普通に見られました。 で、問題はどんなテッポウエビと共生しているか?ってのが今回の調査目的だったのですが、それをチェックしているうちにこの種も非常に面白い行動をとることが分かりました。 どんな行動かと言うと、自分の研究対象でもあるオイランハゼと全く同じようにハゼがテッポウエビに給餌するのです。 簡単に言うと、ハゼがテッポウエビの食事を巣に運ぶのです! ふ〜ん、と流されてしまうかもしれませんが、これは生物学的にも非常に興味深い行動なのですよ〜。 両者ともイトヒキハゼ属と言うハゼのグループに含まれるハゼなのですが、この属に含まれるハゼにこの行動が多く見られるのです。 種としても近い関係にあり、繁殖生態が似通っているからと推測されます。 まあ、そのシステムの解明が自分のテーマでもあるのですが... 写真のハゼとは違いますが、この面白い行動はたまにサザン桟橋前でも観察されます。 是非一緒に興味深いその行動を観察して見ませんか!
あっ、話はずれてしまいましたが、写真のハゼをパラオで見かけた方は是非教えて下さいね〜
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2005年06月05日 (日) 18時02分 |
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