おつかれ〜

パラオに戻って結構時間が経っているのにいまだに続く台湾ログ。
そろそろ本編を、とも思っているのですが特にリクエストの声もないので引き続きこちらを続けたいと思います。
えっ、パラオのネタがないんでしょ〜？って。
いえいえ、強烈なネタは相当溜まっちゃってますよ〜♪
マニアックなダイビングをするなら今がチャンスです。

と、話は逸れましたが、今回の写真の魚。
これはウシノシタの仲間の幼魚です。
「こいつまた、採集しちゃったな！」と言う声が聞こえてきそうですが、標本写真ではなく、ちゃんと生きている魚です（＾＾；）
後で確認し易いように、水中カメラの蓋ですくって撮影しました。
勿論、撮影後放流した事は言うまでもありません。
写真の魚の大きさは２ｃｍくらいと小さく、さらに砂地に溶けこむと見事な擬態で殆ど見分けがつきません。
特にこいつらはパタパタと身体を震わせて砂に潜ってしまいますからね〜
潜れないように蓋を使ったのです。

で、こいつは一体なんだろうと、調べてみたのですが今一つ分かりません。
個人的にはミナミウシノシタかなあ．．．とも思ったのですが、師匠にご意見を求めた所ワモンの幼魚じゃないかねえ？とも。
ただ、この異体類と呼ばれる連中は稚魚から幼魚に変わる時に目の位置が体の片側へ移動するなどの変態をするのですが、幼魚から成魚に成長する時にも色彩が劇的に変わります。
以前ご紹介したサザナミウシノシタなぞは殆どヒラムシ！
色々な図鑑写真を参考に段階を追って、つなぎ合わせて見てこれかあ！なんて分かる種もいるのですが（上記のサザナミがそう）、データがない事には明確には判別できません。
同じような模様の、３ｃｍ前後、さらに４ｃｍ、５ｃｍといった写真が撮られていると良いんですけどね〜
そんな訳で、この平べったい異体類の子供達を見かけたら積極的に撮影して下さいね！
子供から大人へ変わっていく課程が結構興味深いですよ〜♪
（相手が人間だったら変態だな．．．）
情報待ってまーす。