(526) カブトムシ4(夜の陣 10/23) |
投稿者:拓己 |
コメント:ジャングルの虫たち。 |
押忍! 高専時代、昔『ハニーハンター』の通り名を持ってた俺に、佐伯っちゃんが「寮にスズメバチの巣がある」言うて振って来はりましたわ。 あの男もドン・キング張りに熱いプロモート掛けはりますわ。 プライドと命を掛けてバット一本でなんとか仕留めましたけど、小一時間掛かったんちゃいますかぁ。 まさに死闘でしたわ。もちろん無傷ですけど。 ハニーハンターは巣を落としたら、儀式的に必ず巣の中にいるハチの子を喰らうんですけど、スズメバチは初めてでしたのでドキドキしてたの覚えてますわ。 落とした当時、巣の周りでブンブン羽音を聞かせていたハチも暫く経つと居なくなり、ほとぼりの冷めた頃に近寄って、とりあえず子を引きずり出しましたわ...。 「赤ちゃんのチンチンぐらいあるやんけ!こんなもん食えるかい!!」 白石です。
夜の陣に出掛けます。 夕方頃、コロールを後にして、ガスパン目指して行きましたわ。 ええオッサン2人が『虫取り』の為だけに、連日で本島行ってますわ(2日で3べん目やで!)。 たまらんで。
例のサンクチュアリに行く途中に、小さな川が右から来て、メイン道路の下をくぐって、左へ流れてますわ。 「実は、パラオには蛍がおる」っちゅう噂ですので、ここで夕暮れまで待ちましたけど、あきまへんでしたわ。 ほたるのほの字もありませんわ。 邦衛の真似して「ほた、ほた」言うて呼んでも、おらんものはおらんですわ。
しかし夕暮れ時になるとフルーツバットの多いこと。 そこらじゅう飛んでますわ。 名前は可愛らしいですけど、実物は全然可愛ない。 っちゅーのは、ごっつデカい! 羽広げたら翼長、6、70cm あるんちゃいます? 翼がでかいから、時折トンビみたいに滑空するような飛び方しはりますわ。 ほんま迫力ありまっせ。
日も完全に暮れそうになってきましたので、そろそろサンクチュアリへ移動ですわ。 着いた頃には完全に日も暮れていて、真っ暗ですわ。 昼間白骨見てますから、ちょっと用心してます。
着いたらシーツ作戦の準備に取り掛かります。 言うても、シーツを出来るだけ張るように、上両サイドを木の枝に縛って、下両サイドを下の雑草に縛るだけですけど。 あとはそのシーツ目掛けて、車のライトをバッシー当てたら完成ですわ。
とりあえず、昨日仕掛けたバナナとパパイアを見にジャングルの中に入ります。 イノシシ股がなあきません。 やっぱりコウジさんは来ません。 ライト持ってるとは言え、alone in the dark です。 カエルの鳴き声と、その他バッタ系の鳴き声が静かなはずのジャングルを盛り上げています。 「ケケケケケケケケ!」とか鳴く何かが混ざってます。 ごっつ気になる鳴き声です。
ゆっくり歩いていくと、ばら撒いたココナッツが靴に当たります。 残念ながら何もついてません。 イヤ、とうとうカビ生えてます。 ココナッツは幸うすかったねぇ。
次はバナナのストッキングをチェックです。 「おっ!」なんか付いてます。 コオロギの類でしょうか? 一所懸命バナナ吸うてはりますわ。 ミシェルの足の匂いかぎながら。 ぶはは。
次はパパイアのストッキングをチェックです。 コバエしか居ません。 .....って、これでもう仕掛け終わりやん! カブトムシもクワガタもおらへんやん! 案外そんなもんです。 あっけないもんです。
しかし夜のジャングルに対する恐怖感も麻痺してきて、「もっとなんか探したろう!」思いながらチョッと歩き回りましたわ。 大した虫探しきらんかったんですが、チョロチョロ見つかりましたわ。 ○触覚のメチャ長い、けったいなバッタ。 ○ウマオイの類 ○ゾウムシの類 ○ガの仲間
シーツ作戦の方はと言うと、こっちもイマイチで、こんな感じです。 ○カナブンの仲間 ○うっとおしいカメムシ。 ○イトトンボの仲間 ○ナナフシの仲間
今日は新月です。 お月さんありません。 山奥ですから、電気もありません。 星、めっさ綺麗です! 彦摩呂に言わしたら、「金払わんでええ、プラネタリウムやぁ〜。」って感じですわ。 コウジさんと2人、ロマンチックな星空の下、誓い合いましたわ。 「こら、リベンジやな!」 「今度こそカブト捕ったるで!」
2人の戦いは、まだ始まったばかりですわ。 仕事せーっちゅう話し。
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2006年10月24日 (火) 00時59分 |
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