(305) 白い帯がお好き? |
投稿者:ぢろー@台湾 |
コメント:シンクロニシティ!? |
おつかれ〜
今回紹介させて頂く魚は、たまーにパラオでも確認されるシロオビハゼ Cryptocentrus albidorsus というイトヒキハゼ属に分類されるテッポウエビと共生するハゼです。 パラオでは殆ど見かける事のないハゼですが、ここ台湾の南湾の浅場ではタカノハハゼと共にもっとも多く確認出来るハゼの一種です。 口から尾鰭まで背中を走る真っ白なラインが非常に特徴的。 あれっ?これと同じ模様のハゼをどこかで見たなあ...? そうです、パッと見、パラオでも良く見られるオドリハゼ(右上写真)の模様とそっくりなのです! 特に真正面から見ると一瞬見分けがつかないほど。 しかも、どちらのハゼも非常にナーバスなので、我々が近づくと巣穴から顔しか出さないので余計に酷似しています。 そっくりなカラーパターンの魚なんて世の中にはウジャウジャいるのですが彼等の興味深い所は、なんと共生しているテッポウエビが同じ!? そのテッポウエビはロッテリアテッポウエビと言うのですが、パラオで見られるオドリハゼの100%がこのエビと共生しています。 またまた観察しているうちに気付いてしまいました♪ 残念ながらオドリハゼはこの南湾では全く観察されないのですが、シロオビハゼの殆どがロッテリアテッポウエビと共生していました。 (違うパートナーとの共生例も一例アリ) これは一体どういうことなんでしょう? エビが白いバンドの入ったハゼを好きだとしたら、一つの理由はつくのですが...(でも、なんで?(^^;)) 自分の研究ではハゼがエビを選んでいたことが分かったので、そう考えるとハゼの好みがたまたま一緒だったのでしょうか? これは相当興味深い事実ですね〜 ハゼとしては、シロオビとオドリは決して近い関係では有りません。 実際行動様式もかなり違います。 ある学者は、オドリハゼとテッポウエビの関係は進化した共生関係とも言っていました。 なぜ、オドリハゼはこのハゼばかりと...? と、いう疑問に更に疑問が追加されました。 逆に他のハゼは何故ロッテリアを選ばない? と言う疑問もあるんですけどね...
誰か彼等の関係を調べて見ませんか? 個人的にはすんげー面白いと思うんですけど...(^^;)
パラオで見られるシロオビのパートナーはどのエビなんでしょう!? 誰か、見かけたら教えて下さいね〜!!
今、ハゼとテッポウエビの共生が熱い...
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2005年06月06日 (月) 11時33分 |
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