(196) 三陸死闘編! |
投稿者:superぢろー |
コメント:北の海の大物! |
おつかれ〜
日本も大分涼しくなって参りましたね〜! そんな冬の雰囲気を伺わせる中、三陸最後の研究?の一環としてエチゼンクラゲの調査に行って参りました。 クラーケンだったらもっと凄かったんだけど!?(^^;)
エチゼンクラゲは最近ニュースなどでも良く報じられるようになった全長1.5〜2m程の日本近海で見られる最大級のクラゲです。 (写真のダイバーと比較してみて下さい) 余りの大増殖に漁業関係者を悩ませる事もしばしば。 もともと日本海側だけでその発生が確認されていただけだったのですがここ数年、津軽海峡を通って太平洋側でもちょろちょろ確認されるようになってきたのです。 そんな事もあり三陸沿岸に出現した貴重な機会を逃すわけにも行かず近くの海岸に出撃しました。 岸壁からは殆ど確認できません。 あれー?と思いながら小高い岩山の上から確認します。 ちょっと沖合いに彼等の姿を発見しました! 早速クラゲめがけてエントリー。 水温はそんなに冷たくなく14℃もありフード、グローブも要りません。 ところがそれが大間違いだったのです...
その日自分はクラゲの中に共生しているクラゲモエビというエビを発見したのですが彼等の写真を撮ろうとクラゲの体表や触手をチェックしていました。 クラゲのちぎれた触手が水中に漂っていましたが特に刺激も感じません。 「うん、こいつは行ける!」と、素手で格闘する事一時間チョット。 最後は水底に沈むクラゲに馬乗りになって傘をひっくり返します。 貴重なエビもゲットに成功です♪ (エビに付いてはまた別に報告しますね) ホクホクしながら研究室へ戻ってきました。 その日は何とも無かったのですが翌日です... てがボコボコになって痒い事痒い事!! 手首から上を100匹くらいの蚊に一度に刺されたような状況です。 この痒い状態はなんだかんだで二週間は続いたでしょうか。 しかも痒いだけでなく余りの患部のひどさ人の目がどうしても自分の手に集中してしまいます。
恐るべしエチゼンクラゲ!!
「って言うか素手でクラゲと格闘する方がおかしいですよ」って研究室の学生に窘められてしまいましたあ〜(^^;) 皆さんも迂闊に海の生物に手を出さないよう気をつけて下さいね!
タカは自分でも豪語している通り全然大丈夫そうなのでちょっと色々テストしてみたいと思いまあ〜す♪ 南方の生物の毒性を甘く見ちゃあいけませんよね〜! 結果をお楽しみに〜 グフフフ...。(^^)。
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2003年12月08日 (月) 16時43分 |
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