今週の読書本は 辻真先著 宇宙戦艦富嶽殺人事件
ウチは大体月に五冊ぐらい読んでるのでいちいち紹介するのはめんどいんだけど・・・、つかテーマが重いかマニアックすぎる本が多くて紹介できなだけなんだけど、この本の作者はウチらの世代のアニメ好きならまず知ってる名前なのでちょっと書いてみることにw
もっと他にも読んだ本の紹介をしてくれ
という要望があれば、ブログの方に書いてみますけどねwま、なさそうだなw
この本は「スーパー&ポテトシリーズ」の1エピソードという位置づけ。 舞台は神戸大学(作中では六甲大学)、時はバブルが来る手前の1982年、ポートピア博の年ですw
辻真先の作品は今まで、つか小学生の時に「小説!Dr.スランプ アラレちゃん」と「小説!ルパン三世 カリオストロの城」しか読んだこと無かった・・しかもめっちゃ昔にwなので、「どうかな〜?と思いながら古本屋で神戸が舞台で神大アニ研の話で、タイトルの富嶽はアノ富嶽かな?とか興味を持って手に取ってしまったんだけど、さすがはアニメ脚本家の推理小説だけあってなかなか楽しめましたw
小説の内容は敢えて云々しないけど、読んでて楽しかったのは、アニ研自主作成のアニメ映画が9分30秒で作画枚数920枚、15人のスタッフで一年がかりだったこととか、当時からアニメの作画は韓国や中国に流れていたことや、国内のアニメーターは「あんな日陰産業で根暗な仕事をやって・・・・いい年してアニメとは。。」と思われていたことや、そんな中アニメージュなどのアニメ専門誌が発行部数を伸ばし続けたことや・・・・ 当時のアニメ産業の中心にいたからこそ書ける話がソコココにちりばめられていたことですw
「アニメからは文化勲章を貰うような人なんて出るわけない」なんて思われていた時代、でも、そんな時代に頑張ってくれたからこそ、今のアニメ産業があるんだよねw つか、今でも予算面ではかなり厳しいモノがあるし、中国人や韓国人に作らせる3文字アニメ(スタッフロールに3文字の名前が並ぶので、そう言われる)は相変わらず幅を利かせてるけどねw
言うわけで、本筋の推理部分以外で案外、それも結構楽しめた作品だったのでカキコしてみましたw
2009年11月13日 (金) 22時36分
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