投稿日:2008年12月31日 (水) 22時42分
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大晦日、大掃除の合間にBS放送でN響の第九を聴きました。(なお、大掃除は12月28日までに終わらせるものらしいですね。わが家は29日スタートでした)
指揮:レナード・スラットキン 管弦楽:NHK交響楽団 合唱:国立音楽大学 ソプラノ:横山恵子 アルト:加納悦子 テノール:ウォルター・ブランテ バリトン:甲斐栄次郎
演奏自体は、いかにもスラットキンらしいすっきりしたもの。いわゆるドイツ風の重厚な演奏とは一線を画したもので、結構好悪が分かれるのではないかと思います。私にとっては十分ストライクゾーンです。
ただ問題なのは、テノール・ソロ。わざわざつれてきた割には全然歌えていません。というか、本来のテノールソロのメロディーと違ったメロディーを歌っていました。楽譜には校訂者によっていろいろなパターンがあるのは知っていますが、通常使われるブライトコプフやフィルハーモニアとは明らかに違っていました。
何か特殊な版を使用したのかしら。それにしても高音を皆落として歌っているので、テノールの華やかさが消えてしまい、私にとっては全然魅力的ではありませんでした。
日本人ソリストは皆良好でした。
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