(887) 旬の肴 その30 |
投稿者:ぢろー
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おつかれ〜
パラオに安定した天候が戻って参りました...って言いたいところですが、やっぱり不安定な状況が続いています。 まあ、風はどちらかと言うとハイシーズン的な風向きではありますが、空もどんよりした感じで時折強い雨が降っています。 あっ、これが雨期か...(^^;) でも、海の方はとりあえずゲメリス方面にも出られるような状況ではあります。 が、船に弱い人にはチョット厳しいかもしれませんので、酔い止めは必ずご用意下さい! 先日に引き続きまたホール・コーナーと潜って参りました。 相変わらず、そこら中にサンゴが散らばっています。 半分砂に埋まっているサンゴを取り出し良く観察してみると非常に面白いことが。 サンゴがまだ元気な場合、元々そこに住んでいたサンゴガニやサンゴに住むハゼの仲間がまだ確認されます。 しかし、サンゴが砂の中に没することによって、今までサンゴに住んでいなかった種類の甲殻類などが新たに出来たニッチを早速住みかにしているんですね〜! 先住者はサンゴが死んでしまえばたちどころに姿を消すのですが、どのタイミングでサンゴを捨てて出ていくのか非常に興味があります。 さらに、深い所へ落ちたサンゴ。 このなかにも先住者達はまだ住んでいます。 光が乏しく、やがて褐虫藻がサンゴに滞在できずサンゴは死んでいくのでしょうが、同様にコバンハゼやサンゴガニもいずれ脱出を試みるのでしょう。 でも、深いところからどうやって浅い場所まで移動するのか!? 恐らく殆どが移動中に捕食されてしまうとは思いますが、無事に浅所に帰還できる個体はいるのでしょうか? 調べてみたいけど難しいかな...
さて、本日の「旬の肴」は内湾の代表的なスズメダイで「ブルーバックダムゼル(幼魚)」です。 マリンレイクなどの内湾環境には普通に見られるスズメダイ。 スズメダイでは幼魚期と成魚で大きく色彩が変わる種が多いのですが、まさにこの種もそれ。 成魚になると悲しいくらい地味〜な魚に...。 しかし幼魚期の色彩には思わず目を奪われてしまいます! 特にこのクッキリと頭に入る青いライン。 チビ個体であればチビなほど美しい。 顔のUPなんか最高♪ 勿論ちょろちょろ動くので撮影は大変困難を極めるのですが出来あがった写真が良ければ感動もひとしおです。 普通に見られるけど美しい魚。 内湾ダイビングの機会に是非狙ってみて下さい。 せっかくだから比較用に地味な大人の写真もね...(^^;)
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2006年07月15日 (土) 17時39分 |
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