押忍！
『ＳＡＭ’Ｓ』のパラオ人オペレーターがクイズ出して来はりましたわ。
ブルース･リーはレストランで、なんと言って水を注文するんだ？
「ワターッ！」やて．．．。
ほんまコテコテやなぁ〜。
白石です。


今日はショージさん中休み取りはりましたので（ナイトダイビングは行かはりましたけど。）、Ｓやん夫妻と俺の３人で潜ってきましたよ。
ポイントはシャークシティ３本立てですわ。
俺、まだシャークシティガイドしたことないですから、Ｓやんが教えてくれるとのコトですわ。
ほんま俺が金払わなアカンで言う話しや。
まぁそういうことで、今日は『シャークシティ強化合宿』ですわ。
胸を借りるつもりで勉強させてもらいましたわ。

『シャークシティ』、『ペリリュー』、『カヤンゲル』この３つのポイントは、嘘かホンマか知らんけど『パラオ裏３大ポイント』言われてるそうで、ガイドするのごっつ難しいんですわ。
棚はアホみたいに広いし、流れ出したら潮は速いし、予測出来へんところでダウンカレント発生したりするしで、大変やで。
しかしその分、大物が出たり、魚が尋常でない量の群れを作ったり、普段単体で居るロウニンアジが群れたりする、おもろいポイントでもあるんですけど。

こういうポイントで潜る時、まず気を付けることは無事に船に拾い上げてもらうことですわ。
時間オーバーして遠くまで流されて上がったりすると、オペレーターが発見してくれへんコトもあるかもしれません。
そうなったら漂流劇の始まりですわ。
そうならないように、時間は必ず厳守で、しかもオペレーターが予想しうるエリアで上がるように神経尖らせますわ。
コージさんの工夫ですが、少しでもオペレーターに見つけてもらいやすいように、自分のフロート＋アシストにもフロート上げさせたりもしてますわ。

ガイドがルーズやったらオペレーターは心配するし、オペレーターがエエ加減やったらガイドは気が気じゃないし。
こういうコト考えると、ガイドとオペレーターは息合うてへんかったらアカンなぁ思いますわ。

今日のオペレーターは一昨日昨日に引き続き『マティ』です。
アレンさんの近所に住んでるパラオ人で、俺と同い年ですわ。
既にオッサンみたいな風貌を醸し出してますけど、優しい nice guy ですわ。
ひとつ宜しくたのんますってな感じですわ。


１本目。
潮あげてますわ。
いうほど強くなかったので、カットの真上にエントリーしましたわ。
ピンポイント潜行ですわ。
今日も性懲りもなくナースシャークが居てはりましたわ。
バーーーっと深いところへ消えて行かはりましたわ。

こないだ治郎さんと潜ってて気付いたんですけど、潮の流れが結構強くても、カットのええトコ入ったら「ピタッ！」っと止まれるとこあるんですわ。
潮によってはダウンいかれることもあるんですけど、でもカットは上手いこと利用したら得やなぁ思いましたわ。
いつまでもパワーファイターしてる歳でもおまへんので、利用させて頂きますわ。

今日はロウニンアジが凄まじかったですわ。
わっさー群れてはりましたわ。
ドロップオフ沿いを平行に来てたロウニンアジが、一瞬棚の中に突っ込んできはりますわ。
それを読んで、ＳやんＢダッシュ掛けて、きっちり先回りですわ。
目の前をロウニンアジのごっつい群れが「ズァーーーーー！」っと、ごっつスピードでＵターンして行くとこバッチリですわ。
半端ちゃいまっせ。
あの数は。
しかもサイズがギンガメアジのそれとはちゃいまっしゃろ？
あんなけ迫られたら、迫力言うもんちゃいますわ。

フロート立てて安全停止に入りましたら、２分後にはマティが船を近くまで寄せてくれてますわ。
「おー。気ぃ張ってくれてるんやなぁ。」思いまして、ごっつ心強いですわ。


２本目、３本目は潮下げてますわ。
まぁまぁええ感じに流れてます。
『潮の早い時の下げ』のポイントは、キャベツコーラルが出てくる前に棚に上がりこんで、キャベツを通って水路まで来ることだそうですわ。
最終的に水路を通ってコーナーの先端からドロップオフの外へ出たいんですけど、いかんせんコーナーの先の方は潮が早いし深いもんですから、そこまで行ったら流されるし、棚に掴まったらデコ出るしで、時間もてあましてるのに急いでまうとごっつ早くダイビング終了してしまいますわ。
そんなこんなで１つ教えてもらいましたよ。
「水路のな、この辺は潮速い時でもまったりしとんねん。しかも水深も浅めやろ？時間もてあまし取る時はここで遊だらんかい！」
ホンマ、Ｓやん．．．あんた何者でっか？
めっさ勉強になりましたわ。

ちょっと思たんですけど。
アホみたいに長い、例えば１５ｍぐらいのカレントフックをあそこに掛けたら、水路の出口のホットスポットを長いこと楽しめるんやろなぁ〜。
とか思いましたわ。

３本目は特にこの水路のドロップオフ沿いが凄かったですわ。
キャベツの上にどでこいギンガメアジの群れが居てはりまして、上げ棚側にはオオカマスの群れと、ツバメウオの群れがひしめいてますわ。
どいつもこいつもギンギラギンですわ。
ぜんっぜん、さり気無くないで。
マッチの方ちゃいますわ。
どっちか言うたら、クレージーキャッツの方でしたわ。
しかも土曜日の方ですわ。


Ｓやん！
ホンマに勉強させてもらいました。
おもろかったですわぁ。
また Man to man 的に潜れる時、色々教えてください。
押忍！