(886) 旬の肴 その29 |
投稿者:ぢろー
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おつかれ〜
太陽のまぶしい日々が続いております! 海の方も昨日からブルーコーナーへ出られるようになりました。 (今日はシアストンネル♪) 内湾は内湾で大変楽しいのですが、久しぶりにコーナーに入ると改めて強烈なポイントだなあ...と実感します。 2本連続で入ったのですが一本目は潮回り上透明度も良く、ちょっと深場には久しぶりに大型のイソマグロも確認! しかし、台風のおかげで沢山のサンゴが破壊され、リーフのあちらこちらにゴロゴロ転がっていました。 ある意味自然の力は人為的な破壊を完全に上回っております。 ミドリイシやハナヤサイサンゴの仲間は一般的に成長が早いものが多く周囲のサンゴの成長を阻害するかのようにぐんぐん伸びていきます。 例えていうなら日照権問題を起す住宅街にそびえたつ高層マンション。 ただ、細い枝でぐんぐん伸びると言うことは水の抵抗がそれだけ大きくなっていきます。 つまり、水流と水圧をモロに受ける。 当然今回の台風のような事態が起きれば折れるのは当然のこと。 大きなテーブル状のサンゴが無くなればその下にあったサンゴにも日があたり彼等も成長できますが、やがて後から高層マンションのようなミドリイシがまた... なーんて、自然はこんなことを繰り返しているのですから、むやみやたらに大きくてキレイなサンゴを守ろう!...なんてのはナンセンスな気がしないでもありません。 そもそもサンゴが環境上どう役に立ってるのかを考える方が先でしょうね。
と、話が大きくそれてしまいましたが台風の影響を最も受けにくい内湾やマングローブ域。 ある意味安定した環境だからこそ、人為的な影響を被るわけでもありますが、この場はそんな話ではなく内湾シリーズの中でもかなーり内湾の「旬の肴」です。 写真のハゼはキララハゼ属のハゼだとは思われますが、例によって名無し。 特徴は写真では分り難いのですが糸状に伸びた第1背鰭と体側のメタリックブルーの細いバンド。 写真を撮ってみたら以外とキレイでビックリ! おやっ?こんな所に!といった感じで見つかりました。 例によって通常のポイントで見られるハゼではありませんが... ガイドするのが困難なロケーションですが、パラオのそういった環境にはまだまだ発見されていないような魚種がうじゃうじゃいるようです。 チョット前の話ですが、ミクロネシア初記録であろういわゆるイザリウオやパラオ初記録のアカタチ科の魚も内湾で確認しています。 今更ながらパラオの内湾は相当熱いですよ!!
でも天気と海況が良くなったら、やっぱ外洋へ出ちゃいますよね〜(^^;) 久しぶりにドッカーンて大物見たい〜
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2006年07月13日 (木) 23時16分 |
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