(833) 本日のログ5/15(ウシオニハゼ) |
投稿者:拓己
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押忍! マンゴー、パパイア、ササップ、グアバ。 南国のフルーツも色々ありまッけど、なんやかんや言うてパイナップルが一番美味いですわ。 白石です。
本日、早朝ゴビパラVです。 朝5時集合です。 今日はお客さんと一緒です。 ミヤザキさんと、カワハラさんと行って来ました。 最終日だったので2本だけだったのですが(しかもお客さんはナイトロックス)、1本目ガイドさせて頂きました。 どうもありがとうございます。 2本目は治郎さんがガイドする言うことでしたので、まぁやりたい放題させて頂いて、後は治郎さんに丸投げするという形ですわ。
お客さんのリクエストは、ナカモトモドキとタンザクハゼだそうです。 まぁナカモトの板は頑張ったら行けるとして、タンザクハゼはワテも見たことおまへんわ。 というコトで、タンザクハゼは治郎さんに任せるとして、とりあえず俺はナカモト行った後、エビ団地を目指す予定でスタートです。
それにしても今日のゴビパラ3はどえらい澄んでましたねぇ。 前回とは大違い。メチャメチャ綺麗ですわ。 ホンマ気持ちエエですわ。 スイス〜イと進んで行きます。 沈んでる木の辺りに、ニュウドウダテハゼの子供が居ますわ。 「小さかったら、ただのダテハゼやん!」とか思いながら、『板』探しますわ。
すぐですわ。すぐ見つかりましたわ。 「おお!やるやん俺!」思いましたもん。 In myself. いやいや簡単に言いまっけど、何の目印も無い延々と続く泥地にポツンと板切れが落ちてるだけですよ。 板切れ言うても、サイズはあんまり料理せーへん子がよ〜持ってるクラスの小さなまな板サイズですわ。 それにしてもミヤザキさんとカワハラさんの連携。 素晴らしいですね。 ポイントを教えると、スっとミヤザキさんが来てパシャパシャと2、3カット撮りますわ。 スッと下がった思たら、今度はカワハラさんがスッとやって来て、彼も2、3カットパシャパシャと撮って、はい終了です。 浅い方へ行きましょうのサインしてはりますわ。 潔いね! 彼らも最終日で窒素溜めたらアカンことを良くご存知なのでしょうけど、それにしても潔いモン見せてもらいましたわ。 賭場に来て、負けてサッと帰る健さんのような潔さですわ。
次はエビ団地を目指します。 ドンドン深度を浅く取って行きますと、水深14mぐらいのところに見たこと無いハゼが居ます。 スレートに書きましたわ。 「見たことないハゼがいます。」 そのまんまですわ。 全長 12、3 cm ぐらいですかねぇ、えらいずんぐりしたハゼなのですが、第一背鰭がシュっと糸状に伸長してはりまして、カッコ良い印象受けましたわ。 トンボイのロクさんが、写真撮ってくれはりましたので、後で治郎さんに聞きましたら『ウシオニハゼ』って言うてはりましたわ。 このハゼは去年命名されたらしくて、論文で発表されただけでまだどの図鑑にも載っていないという、非常に知名度の低いハゼですわ。 それにしてもウシオニやて。 ピッタリのネーミングですわ。
そしてエビ団地です。 お客さんも水中で言うてはりましたわ。 「ほんまにエビだらけや!」 そうなんです。ウジャウジャ居てはりますわ。 皆捕まえてメリケン粉と一緒に油にほり込んで、かき揚にしたい気分ですわ。 なかでもよ〜撮ってはったのが、アカシマシラヒゲエビやったんちゃいますかねぇ。 以前チャーシュー・サイトウに食われた種ですわ。 エビ団地の中でも一番馴れ馴れしい奴で、油断したらすぐ乗っかってきてチョコチョコ始めくさりやがります。 こそばゆいし、sometimes 痛いっちゅーねんっちゅー話し。
後はお2人ともハタタテサンカクハゼ撮ってはりましたねぇ。 治郎さんスレートに書いてはりましたけど、パラオではゴビパラVでしか見ーひんらしいです。 それ聞いて初めて「ええネタやん!」思いましたわ。
エビ団地を後にして、スフィンクスサラサハゼですわ。 普通のサラサハゼは第一背鰭が、どちらかというと三角形ですが、こいつは長方形なんですねぇ。 似たような顔してはりますけど、これ知ってたら一発で見分けつきますわ。 それにしても、カワハラさんが撮ろうとしてカメラ構えて、「今まさにシャッター切る!」いう時におもむろにケショウハゼがその穴に突っ込んできて、スフィンクスが隠れたのには笑いましたわ。 罪なやっちゃで。
最後はカニハゼ見てエキジットです。 それにしてもカニハゼも他所のカニハゼと比べると、全然色が違いますわ。 特に腹ビレと尻ビレ。 ブルーのスポットが、バッシー出てはりますわ。
2本目、治郎さんのガイドで進んで行きます。 俺とトンボイは後から、チョロチョロついて行きますわ。 沖へ真直ぐ下りて、木の辺りから左へ進路を取って、モーターを目指します。 次はそこから深度を浅く取り、岸と平行に戻ってくるというスクエアを描いたコース取りですわ。
タンザクハゼ。 居てはりましたわ。 4〜5匹のスクール作ってはりますわ。 しかし近付いたらその分逃げるので、一向に距離が縮まりませんわ。 難儀でんなぁ。 まともに、よ〜顔面見れませんでしたよ。
モーターまで来ましたらケラマハナダイがここでもハーレム作ってはりますわ。 そのすぐ隣に一本生えてるムチヤギには、エエ型のガラスハゼのペアが居着いてはりますわ。
深度を浅く取って、水深5mぐらいのところまで来ると、大きな岩が結構転がってたりしますが、その内の一つに、コモンエビ3兄弟の一つ、ミカヅキコモンエビが住み着いてはりますわ。 尾ビレにある、黄色の湾曲したラインが三日月型でこう呼ばれるとか。 まぁファンキーな配色してはりますわ。
エントリーポイントまで帰って来て、『赤いジョーフィッシュ』探しますが、居てはりませんわ。 こないだも居てはらへんかったし、とうとう巣立ってしまった予感ですなぁ。 淋しい話しです、ホンマに。
そう言えばこないだ釣具屋に治郎さんと行って、作った秘密兵器試しときました。 ターゲットは、クロダルマハゼとカサイダルマハゼ。 御存知の通り奴らはサンゴの間の狭苦しい所に入ってますわ。 チョコチョコっと秘密兵器使ったら、ピピピと逃げますけど、繰り返してるとその内エエところで止まりますやん。 効果絶大ですわ。 ダルマハゼでもコバンハゼでもかかってこんかい! エエ写真撮ったるさかい!
エキジット間際に、先ほど水面休息時に発見したセミホウボウを治郎さんが撮るとのことですわ。 お客さん上がってるっちゅーのに。 で、俺は撮影アシスタントですわ。 まぁ偉そうに、アシスタント言うても、逃げるセミホウボウを通せんぼするだけの話しでっけど。 それにしてもヒレ開いた時の派手さ言うたら、ないね。 節操もクソもおまへんわ。
ミヤザキさん、カワハラさん。 最終日のゴビパラV如何でした? 「なんやこんなにおもろいんやったら、もっと早く潜ってたら良かったやん!」思ったんちゃいます? すんません。 これがサザンの営業戦略ですわ。 また遊びにいらして下さい。 どうもありがとう御座いました! 押忍!
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2006年05月16日 (火) 22時34分 |
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