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パラオの海の近況

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(820) 本日のログ3/26(機雷は嫌い) 投稿者:拓己
押忍!
イラモに刺されて、腕がポパイみたいです。
いらん、もぉ〜〜って感じです。

今日は小川さん、オヤンディーさん、まっくまつさん、ヤマダさん、マツモトさん、アベさん、とウーロン方面行って参りました。
俺は『まっくまつさん』のチームガイドさせて頂きました。
小川さん、オヤンディーさん、アベさんは治郎さんがガイドです。
1本目はシアストンネルです。

シアストンネルは、治郎さん譲りの良いライト持っていったら、コリンズもバージェスも一撃ですわ。
ライトはやっぱりエエの欲しいですねぇ。
静岡のスーパースターさん、注文したライト楽しみに待っております!

天井から降りてきて、砂地で山田さんが自分で見つけて、一所懸命撮ってたアケボノハゼですわ。
松本さんにも見せてあげようと思って、遠くの方から「あそこ、あそこ。」ってライト当てた途端に、ピョコって引っ込んだ現実!
思わず「俺ちゃうで!」と言わんばかりに、ライト隠してしまいましたよ。
山田さん!マジでごめんなさい。

2本目、シアスコーナーです。
今日のシアスコーナーはメチャメチャ熱かったです。
コーナーの先端の方の棚に掴まってる時ですわ。
流れが結構ありまして、サメも常時7、8匹潮に乗って気持ち良さそうにしてはりますわ。

まずバラフエダイが、50匹ぐらい固まって群れてはりますわ。
普通ブルーコーナーとかでは、バラフエダイ群れてるトコ見ないんですけど、このシアスコーナーではちょくちょくバラフエダイ群れてはりますねぇ。
どいつもこいつも一本気の真面目そうな、難しい顔して群れてますわ。

暫くすると、今度は行き成りカスミアジの群れですわ。
5,60cmのが30匹ぐらいおったんちゃいますか?
ザーっと流れていきましたねぇ。
ぶっちゃけ、カスミアジが群れてるところ見るの初めてで、感動しましたよ。

さらにずーっと待ってて、そろそろ上がろうと思った矢先ですわ。
棚の下のほうに、ドバーッとスマ(カツオみたいな魚)の群れですわ。
ドエライ群れ。
治郎さんが25mぐらいまで入ったらしいんですけど、そこまでびっしりスマやったって言うてたから、ヘタしたら、2、3000匹の群れやったんちゃいますか?
ホンマ、スマセン!言うレベルでしたよ。
1匹大きなヨコシマサワラがその群れに突っ込んでましたけど、ドバーッて群れが歪んではりましたわ。
圧巻ですわ。スマも「そんなことしたら、あっかん〜。」言うて逃げてはりますわ。

3本目、上げのウーロンチャネルですわ。
チャネルの中を流しそうめんみたいに流れる、ウーロンチャネルですわ。

まずチャネルの中に入ってすぐの根に、ホホスジタルミの幼魚が住み着いてはりますわ。
8cmぐらいかなぁ。可愛い年頃ですわ。
親はあんなやけど。

その根から、ふと上を見上げるとバラクーダのプチ群れですわ。
40匹ぐらいかなぁ。
まぁドえらい口してるのに、ボケ−っとしてはりますわ。

チャネルを流し始めると、それはそれはハタの類が多い多い。
今、繁殖期かなんかでチャネルの中にどえらい入って来てはりますわ。
美味そうですわ。

少し経つと、半泣きのサイトウ君がチャネルの奥の方から向かってきますわ。
彼は治郎さんと潜ってたらしいんですけど、はぐれてこっちに来たみたい(実はいっぺん上がって、アレンさんに俺らの泡見つけてもらって再エントリーしたらしい。)。
しゃーないから、 together させてやりましたよ。
お客さんには、『迷子』って紹介させて頂きましたけど。

間もなく、厄介な奴らが待ち受けてますわ。
キヘリモンガラですわ。
どいつもこいつも巣を作ってけつかってまして、またそれが水路の砂地のトコに、「だーーーーーーっ!」って居てはりますわ。
少しでも近くを通ろうもんなら、だれかれ構わずイキナリ掛かって来ると言う始末の悪さ。
刃物持ったシャブ中みたいな奴ですわ。
見境あらへん。
もう、あの下品な顔面突き出して猪突猛進しはりますからねぇ。
お手上げやで、ホンマ。
潜水艦で言うたら、機雷がイッパイ仕掛けられてるところを上手いことすり抜けて通らなアカンという、スリルですわ。

そうそう、今日ゴマモンガラとキヘリモンガラが戦ってはりました。
顔面の怖さは、どっちもどっちですわ。
ヴァンダレイ・シウバ VS クイントン・ランペイジ・ジャクソンぐらいのカードですわ。
グワーーーっ!追い立てて、ゴマモンガラが勝ってましたわ。
一瞬やね。
魁皇が『寄り切り』で負けるときぐらい、拍子抜けでしたわ。

機雷をすり抜けつつ進んでいきますと、ホウセキキントキが群れてはりますわ。
「目薬さしやぁ。」言いたなるぐらい真っ赤っかの目ぇして、群れてはりますわ。

キャベツコーラルを過ぎると、砂地が暫く続きますわ。
砂地言うたら、チンアナゴの群れですわ。
もう、ずーっとニョロニョロしてはりますわ。

さらにずーっと、ずーっと進んで行くと、広い砂地で今日のメインイベントですわ。
数万のメアジと、それを追い掛け回すグレイリーフシャーク&ホシカイワリ。
これはヤバイね。
いっぺん見てもらいたいねぇ。
メアジが天文学的に群れてるんですけど、それを彼らが追い詰める、追い詰める!
プレデターがアクション掛けるたびに、メアジの緊張が群れの歪みに現れる訳ですわ。
そりゃあ、逃げる方も必死ですわ。
彼らの追いかけっこはいつまで続くのか分かりませんが、居る間に一度見てもらいたいものです。

船から上がると、治郎さんがサイトウ君に説教してはりますわ。
「お前はおせーんだよ。」
サイトウ君、なんか言い訳してはりますわ。
「最後のお客さんのエントリー手伝って...」
そこにすかさず、アレンさん。
「You can say only I'm sorry.」。
名言ですわ。
爆笑しましたわ。
サイトウ君ヘコんでましたわ。

チームまっくまつさん、どうもありがとうございました。
海の中も、ログ付けも楽しかったです。
明日も宜しくお願い致します。

小川さん。どうもお疲れさまでした。
本当に、ブーツありがとう御座います。
でもやっぱりなんか、新しいブーツを履けない自分がいまして、今のブーツが履けないようになったら履きたいと思います。

オヤンディーさん、アベさん。
明日も宜しくお願い致します。
押忍!
2006年03月27日 (月) 23時53分


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