(810) 本日のログ3/10(リブリーザー本番) |
投稿者:拓己
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押忍! 癒し系というよりはむしろ、卑しい系です。 白石です。
今日も、Fish Diversさんにご一緒させて頂きました。 早朝(桟橋前)あわせて、毎日4本潜ってはります。 あごの長いオッサンが「元気があれば何でもできる!」言うてはりましたけど、元気は大事です。 そして、Fish Divers さんはみんな元気です!
今日の2本目はシアストンネルに入りました。 ノーマルチームとアブノーマル(変態)チームに分けまして、ノーマルチームは俺がガイドさせて頂きました。 はい!実は今日はピンでガイドっちゅうコトです。 燃えるねぇ!
俺のチームはトンネルくぐるコースですが、アブノーマルチームは治郎さんと入り口前のディープゾーンでカマヂハナダイとか見ちゃうコースです。 治郎さんのチームは減圧の為、Nitrox のタンクを水中で取り替えたりと、エライややこしいコトしてはりましたわ。
ところで俺のチームですが、穴に入ったは良いですが、またバージェスバタフライフィッシュもコリンズエンジェルフィッシュも居てませんやん! ジーザス!! しゃーない、「目は全部で10個ある!」いう思想でスレートに書きましたよ。 「皆で探しましょう!」って。 見つけてくれはりました、見つけれてくれはりました。福さんが見つけてくれはりましたよ。 バージェスですわ。 はい!『ガイドはカラッキシだよ、三級品』ですわ(『トンチンカンチン一休さん』より)。 白黒でね。シックで渋いチョウチョウウオですわ。 こりんとコリンズエンジェルフィッシュも探してたんですけど、窒素がどんどん細胞に染み込んできますから断念して、砂地へハゼ探しです。
アケボノ。居てはりました。 みんな写真撮ってくれてはります。俺が見つけたアケボノ撮ってくれてはりますわ。 「ガイド気持ちエエねぇ!」と思う瞬間でしたわ。 それにしてもアケボノハゼは、繁華街のねぇちゃんみたいな化粧してはりますねぇ。 それはもう、ド派手ですわ。
ボルケーノシュリンプゴビー。居てはりましたね。 初めて見ました。 ヤマブキハゼ + シマシマ = ボルケーノですわ。 今度お客さんが見たい言うたら、「ボルケーノはシアスの砂地におるけーの」って広島弁で伝えときますわ。 って言うか、コーチさん!今度一緒に見ましょう!! 腐るほど居てましたよ〜。
俺の硬派なアラジンが6分はじき出しましたので、穴から出て、今度は棚の上で減圧かねてフィッシュウォッチングですわ。 やっぱり俺はハタタテハゼの方が好っきゃねぇ。 「飲み屋のねぇちゃんもエエねんけど、やっぱり俺ぁカカァが一番!」言う感じですわ。
3本目、チーム・アブノーマルはトンネル again で、俺のチームはシアスコーナーです。 俺の中でシアスコーナー言いましたら、サメしか考えてません。 タイトルは『あなたにサメを見せたくて2006』言うことで行って来ました。 エントリーして、ドロップオフ沿いを壁を右手に流すのですが、ここのドロップオフは切り立ってて、切り立ってて、それぁダイナミックですわ。 流してて非常に気持ちエエねぇ! 壁沿いにはハナダイの群れがチラチラ、カスミチョウチョウウオの群れがヒラヒラしてまして、俺の目はサメ探すのでギラギラしてますわ。
暫く緩やかな流れの中を進むと、だんだん流れかかって来ます。 「近い!!」 おもむろにBCDの中に手ぇ突っ込んで秘密兵器を取り出しますわ。 Yes, it is!! ペットボトルですわ。
ペットボトルに水と空気をハーフ&ハーフぐらいにして、ゴリゴリ音を立てると、それはサメがエサ食うときの周波数に近いらしく、サメ達が寄って来るって言う寸法です。 ぶっちゃけ胡散臭い話しやなぁ思うんですけど、実績ありますから俺もトライしときました。
ゴリゴリさせながら進んで行くと、サメがおるおる! 「ここや!」思って棚につかまったら、あとはもう It's show time ですわ。 サメが集まる集まる! 20匹ぐらい集まりましたかねぇ。 俺も調子乗ってゴリゴリやり過ぎたもんですから、ペットボトル裂けてクシャクシャになってますわ。
それにしても、サメよ〜さんおるねぇ〜、おるねぇ〜...オルネートイーグルレイや−!!! 「うぉーーー!!」叫びましたわ。 右の方からやってくるのですが、尻尾がメチャメチャ長いトビエイですわ。 比で言うたら、体:尻尾=1:4 ですわ。 「壊れたんちゃうかぁ?」思われるぐらいハシャイでアピールしたもんですから、お客さんもちょっと引いてはりましたわ。 Yes, I am Kichi-guy ですわ。 まぁ上がって、サヤカさんが撮った写真を治郎さんに見てもらったら、只のマダラトビエイですわ...。 はい!『ガイドは残念だよ、三級品♪』ですわ。 マダラトビエイは小さい内は、体と尻尾の長さの比がそれぐらいになるらしい。 ややこしいから切っとけっちゅう話や、ホンマに。
で、問題の4本目はマリンレイクです。 治郎さんがブリーフィングの前にお客さんに語り掛けてますわ。 「今日は一つ出し物が御座いまして、皆さんにそれを見て頂きたいと思います。タクによる『人間リブリーザー』です。」 って俺かい!
ウェイトが少ないから、浮力つかんために海パン一枚ですわ。 さらに皆さんから少しずつウェイトという名の『思いやり』を頂いて、それを体に巻いていきますわ。 『マイトの兄ぃ』が体に巻いてるダイナマイトぐらいの量の、ウェイト巻いてますわ。 今日はエライ気ぃ使うてくれはって、ゴミ袋が透明ですわ。 思いやりやねぇ。
とりあえず皆さんに入ってもらった後、飛び込んだんですけど、「ドン!」って沈みますわ。 水中でフラフラせーへん感じ、メチャメチャ気持ちエエねぇ! ハイハイ、もう皆さん俺を取り巻いてますわ。 エンターティナーの血が騒ぐねぇ。 やらんでもええのに、『水中酔拳』やってしまいましたよ。 花菜子さんやカオリさん、チビッコさんあたりは優しいから笑ってくれてはりましたけど、後ろの列の人らはドン引きですわ。 思いきり『可哀想な子を見る目ぇ』してはりますやん! 正直ちょっと失敗して、只暴れて砂巻き上げてるだけやもん。
「スベったぁ〜!これはヤバイ!」思いまして、軌道修正して、もういきなりメインイベントですわ。 『ゴミ袋 the スケルトン』に頭突っ込んで、皆さんから思いやり(Air)を分けてもらいましたよ。
イメージしてください。 気球ですわ。 飛び立とうとしてる気球を、飛び立たないように必死に押さえ込んでるって言う感じですわ。 俺はというと、ゴミ袋の中でゴミ袋の中の水面を「今か今か!」と待ってますわ。 30m 素潜りして上がって来るときの水面ぐらい待ち遠しいっちゅう話し! 「たった15cm が」、だ!!! ヒョットコみたいに口尖らして、水面から唇出して吸う吸う。 その内プラス浮力が勝ちはじめて、 I became 風船おじさんですわ。
難しいねぇ。 今度は何人かで足をしっかり固定して頂いて、もう一度トライです。 『思いやり』がゴミ袋の中にドンドン溜まっていきます。 どエライ浮力ですわ。 ぶっちゃけゴミ袋を支える手がツリましたもん。 しかし、そのぶん水面が下がってきて、俺の顔が完全に出ました!! リブリーザー成功ですわ!! 写真とか撮られてます。 って言うか、みんな俺の足を必死に押さえてくれていて、なんか皆が1つになってます。 BGMは『アルマゲドンの主題歌』で決まりですわ。 いやぁ熱かったねぇ。 って言うか、だいぶマリンレイク飲んだねっ!! 押忍!
Fish Divers のみなさん。 どうもおつかれさまです! 毎日ご一緒させて頂いて、俺のほうが随分楽しませて頂いてます。 明日で最終日ですねぇ。 気合い入れて楽しみましょう! 押忍!!
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2006年03月11日 (土) 23時53分 |
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