(897) 旬の肴 その36 |
投稿者:ぢろー
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おつかれ〜
一昨日くらいまでは非常に良い天気だったのですが雨雲達が集合しはじめて台風になりそうな感じもします...(−−;) 早く上の方に移動して欲しいものですが、暫くは季節風の影響はでるでしょうねえ。 困ったものです。 これからパラオにいらっしゃる方は雨具をお忘れないようお願い致します。
そんな風が吹きまくる中、先日ちょっとポイント開拓へ行って参りました。 とは言ってもダイビングポイントではないのですが... いまパラオのアオリイカがかなりヤバイです!(^^;)
さて、本日の「旬の魚」は日本でもそう珍しくはないネタですが「コロダイ」の幼魚。 内湾の砂地や砂泥地でたまにクネクネしているのを見かけます。 残念と言うほどのネタではありませんが、成魚を通常のポイントでは余り見かけることはありません。 以前はパラオにはいない魚かと思ったくらい外洋に面したリーフには生息していません。 しかしいる場所には普通にいる魚でコショウダイの仲間では住み分けしている典型的な種のようです。 幼魚はヒラムシ擬態をしているような動きが特徴的で、写真のようにくっきりとしたツートンカラーです。 特にパラオでみかける幼魚はほとんど白黒のツートン。 伊豆周辺で見られる幼魚は黄色と黒のツートンが多くゴンズイを彷彿させるカラーリングです。 しかし南方に下がるほど黄色身が少なくなっていくような気がします。 パラオにはゴンズイが殆どいないからなのか分りませんが黄色の鮮やかな個体を見たことがありません。 調べるのが余りに広範囲なのでちょっと難しいのですがゴンズイの出現頻度とコロダイ幼魚の黄色さについての相関が気になります。 ようはベイツ擬態として成功する要素があるかどうかですね。 擬態モデルとなる生物がその環境中や地域に存在しなければ、それは擬態の意味がなくなってしまいます。 そう考えれば、黄色い個体がいないのは当たり前なのですが... ま、それとは違う角度で調べた方が早そうですけどね〜 近畿や南日本の個体を数多く見ていないので日本全体を指しては言えませんが、パラオで彼等を見る機会があったら少なくとも関東周辺にいる個体とは違った色彩パターンのコロダイにも注目してみてくださいね!
もしパラオで黄色と黒のツートン個体を確認したら場所と近くにゴンズイがいたか教えて下さいね〜!! (マジで)
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2006年08月02日 (水) 17時24分 |
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