(895) 旬の肴 その35 |
投稿者:ぢろー
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おつかれ〜
いやあ〜完全に雨期ですねえ... またパラオの近くで低気圧が発生している模様です。 一日中小雨がぱらついています。 風も南からビュービュー吹いて外は荒れているようです。 ゲメリス方面はビッグまでは行けますけどね。 今日はダイバーが集中してちょっと混み合っていました。 そんなビッグでちょっと興味深いクエスチョン。 ヘラヤガラが捕食のために他魚の陰に隠れるようにぴったりよりそい移動するのは、なんてことのない良く見られる行動です。 しかし、どの魚に着くとか、サイズによる制限はあるのかなあ...なんて思いながら観察してみました。 以外と小さな魚にも無理やり着いて行こうとするのですね。 着かれる魚は相当嫌がっていましたが...(^^;) これはちょっと面白そうなので、データが溜まったらそのうち発表したいと思います。
さて、そんなヘラヤガラとはトゲウオ目つながりの今日の「旬の肴」。 台風で外に出られない時のお助けネタの「ウミテング」の幼魚です。 このチビは他サービスのガイドさんに教えてもらったネタで一時期いなくなっていたのですが最近少し大きくなってまた戻ってきたようです。 って、単に見失っていただけだとは思いますが... ウミテングは独特の形態から一目でそれと判るのですが、余りにも小さいので初めはテングノオトシゴかな?とも思ってしまいました。 しかし良く観察すると尾部の体節数やトゲトゲの出っ張りや背部のでこぼこ具合でそれと判断できます。 ウミテングはジャーマンやゲロンインサイドなどでたまーに見かけるのですが、ここまで小さい個体は初でした♪ 砂底を這い回る姿はゆっくり動くゼンマイ仕掛けのおもちゃのようです。(成魚も同じ) パラオで見られるウミテングは日本のそれより個体サイズがかなり小さいのですが大きくなると深い所へ行ってしまうのですかねえ... やっぱりウミテングの幼魚も内湾の浅瀬が主要な生活の場になっているのでしょうか。 個体数も確認数も少ないので本種についてはなんとも言えませんが、一般的に内湾の浅場は魚達のナーサリーグラウンド(養成場)になっています。 内湾の砂地を潜るようなことがある時は目を皿のようにしてじっくり観察して見てください。 砂粒くらいの意外な魚の幼魚を発見することがあるかもしれませんよ〜
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2006年07月29日 (土) 16時57分 |
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