おつかれ〜

パラオの天候と海況は相変わらず荒れ模様です。
１２時を回った今も雨はザーザー。
飛行機は普通に飛んでいるようですが、まだまだ外洋はキビシイですねえ．．．
更にグアムの近くに新たな熱低！？
先日からお伝えしていた通りパラオ周辺海域の海面温度が非常に高いので今後も台風が連発するかもしれません。
外洋や大物がだんだん懐かしくなってきますね．．．

さて、甲殻類ネタが続いた旬の肴。
そろそろ魚ネタもご紹介していきたいと思いますが、もう一つだけ甲殻類の大物ネタです。
写真のエビは「コブセミエビ」という装甲車のようないかついエビの一種。
特徴はセミエビをもっとゴツゴツとさせた感じの甲羅(頭胸甲)をまとい腹節の背中中央が名前の通りコブ状にとがることです。
体長は大きいものでは３０ｃｍを越えるようで、写真の個体もそれくらいで迫力がありました。
このエビは完全に夜行性で昼間普通に見ることはまずありません。
昼間はドロップオフのちょっと奥まった暗い穴の奥にじっと潜んでいます。
しかし、夜間はドロップオフの壁を我が物顔で歩いているのが観察できます。
ただ明かりは嫌いなようで、水中ライトの光をあてただけでもそそくさと逃げようとします。
まあ、夜間に観察される甲殻類全般に言えることなんですけどね。
なのでもし、おっ！と思った甲殻類がいたら素早く撮影するか、一旦ライトをあてるのを止め暗い状況でアプローチし撮影直前にライトをあてるのがコツ。
パラオで見られる甲殻類の中でも重厚感が一際高いこのエビ。
イセエビの仲間みたいにビビビッと逃げようとせずにのしのしと歩くさまは貫禄ありますよ〜
なかなか格好良くて個人的にもお気に入りのエビです！

実はこいつ味も相当いいんですよね〜（＾＾；）