(873) 旬の肴 その20 |
投稿者:ぢろー
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おつかれ〜
旬の肴もついに20回に到達致しました! って、ほどの回数でもありませんが...(^^;) まだまだこの調子で続けて参りたいと思いますので、引き続きご愛顧のほど宜しくお願い致します。
それはそうと、皆さんの気になる肝心のパラオの天気ですが、良くもなく悪くもなくと言った小康状態が続いております。 海の方は落ち着いていて、殆どのポイントが問題なく潜れる海況です。 ただ、コーナーに限らないとは思いますが潮が不安定な状態が続いてますね。 そんな潮をものともせずに最近はコーナーをよく潜っていますが、狂気乱舞のハギフィーバーは終わってしまったものの、エナガイザリウオやイザリウオモドキ、はたまたジャノメツキノワガレイなんて面白ネタが続出しております♪ やっぱ熱いっすねコーナーは... 宝箱だらけです♪
さて、本日の旬の肴ですが、この写真は「ウミウシカクレエビ」というパラオでは一般的にナマコの体表面などで見られるエビです。 ウミウシカクレエビ自体は特に珍しいエビではありません。 でもこいつは通常見られるタイプとは色が全く違いますよね。 通常のタイプはオレンジベースに、背部に密になった白点がちりばめられた様な模様をしています。 しかし、こいつはベースとなるオレンジ色のみ!? ウミシダヤドリエビなどのエビは宿主の色に合わせて体色も変えているようですが、こやつも同様に色を変えているようです。 (もしかしたら変えていないからオレンジ?) 今のところこのカラーリングは「クレナイオオイカリナマコ」に寄生しているウミウシカクレエビでしか見られていません。 このエビは大きいものだと2cm以上に成長するのですが、捕食圧の高い場所(コーナーなどの魚が多い場所)では大きい個体は見られません。 しかし、このクレナイオオイカリナマコが随分と寂しい場所に生息するために捕食圧も低いらしく相当に大きく成長しています。 このエビは特にその傾向が顕著な気がします。 魚類数とエビの体長の相関を調べたら面白いかもしれません。 甲殻類の成長には厳しい環境のパラオですが、場所によってはかなり個体サイズの違いがあるので、そんな部分をチェックするのも面白いかもしれませんね。
パラオで見つかるイザリウオモドキの殆どが小さいのもそんなことが関係しているかもしれませんねえ。
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2006年06月27日 (火) 22時51分 |
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