(865) 本日のログ6/15(サメ祭り) |
投稿者:拓己
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押忍! ハゲブダイ(♀)の顔面が怖いです。 白石です。
今日は、昨年9月にいらしてブルーオワールでグレートハンマーヘッドにご対面した3人組、なかちゃん、もっちゃん、すーさんと潜ってきました。 皆さん有無を言わさぬ『大物派』ですので、今日はチェックダイブから始まって3本目まで、ブルーコーナーですわ。
ところで今日は1本目のログしか書きません。 2本目3本目潮間違うたから? まぁそれもありまっけど1本目が滅茶苦茶熱かったから、それを気合い入れて書かせて頂きますわ。
下げの2番ブイからエントリーです。 潮もそんなに流れてなく、水も綺麗です。 大物居ないかと、いつもより沖めを流します。 グレイリーフシャークやヨコシマサワラが泳いではりますわ。 暫く進んで行くと、棚寄りを泳いでいた鈴木さんが棚を指差します。 何かと沖から駆けつけると、エゲツナイ光景がそこにありますわ。 ネムリブカとグレイリーフシャークの祭りですわ。 シャークフェスタですわ。
何狙ってるんか知らんけど、おもむろにネムリブカが岩の隙間にドタマ突っ込んで、その周りを合計十数匹のネムリブカとグレイリーフシャークがグルグルグルっグル回ってはりますわ。 これは見たいけど、かと言って近付き過ぎるとトバッチリ喰らいそうやし思いながら、恐る恐る控えめな場所に着底します。 それにしてもネムリブカのアグレッシブなこと。 岩の間でお腹擦りながら、グルグル体ひねって回転してはりますわ。 あんなけ擦ったら、流石の鮫肌のペーパーも、180から1000くらいまで『目』落ちてますわ。 それにしても何狙ってんか知らんけど、恩恵にあやかろうと周りに、バラフエダイやナポレオンフィッシュやらイッパイ集まり始めてますわ。 「『地球風情』による餌付け現場か?」っちゅーレベルですわ。
治郎さんがその距離3mくらいのところで、ネクサス構えてはりますわ。 105のレンズじゃ「サメの頭しか撮られへん!」言うて嘆いてはりますわ。 なかちゃんは真剣にビデオ回してはります。 これは、ドえらい映像撮れてること間違いないですわ。
治郎さんのベルの音が鳴ったその時ですわ。 マダラハタを咥えたグレイリーフシャークが飛び出して来たのは! 後から聞くところによると、ネムリブカが引きずり出したのを横取り40万したらしいですわ。 言うときまっけど、このマダラハタも大きいよ。 50cmくらいあったんちゃいますか?
恐ろしいことに、その咥えたグレイリーフシャークがすーちゃんの横スレッスレをかすめるように突っ込んできて、更にそれを横取りしようとするサメの皆さんが血相変えて、次々にすーちゃん目掛けて突っ込んで行きますわ。 俺もどうしようもなくて、「ああぁぁ、あーめん。」って感じでしたわ。 すーちゃん目ぇ見開いて、生きた心地してはりませんでしたわ。 もっちゃんはというと、頭伏せて岩になりきってはりますわ。 大したもんです、見事に気配0ですわ。 何でもエエけど、餌食になったマダラハタが死に際に呟いてはりましたわ。 「ハタ迷惑な話しやで...。」って。
一瞬にして、祭りはフィナーレを迎えましたが、まだまだ興奮冷め遣らぬサメやナポレオン達が現場付近を名残惜しそうにグルグル回ってはりますわ。 祭りの後のヤンキーが公園にたむろしてるようなもんですわ。
ヤンキー供を後に再びドロップオフを流します。 棚の上にマダラトビエイが居てはりますわ。 最近あのムカついた顔も、愛嬌やなぁと思えるようになってきましたわ。
棚に戻って先端の方へ流していくと、ドロップオフの際にわんさか『マダラハタ』と『アカマダラハタ』が居てはりますわ。 繁殖期ですかねぇ? 治郎さん曰く「さっき食われたマダラハタは、繁殖期でたくさんハタが集まってきて、縄張りを奪われて行き場を失って挙動不審になってるトコロを、サメ達に狙われたんじゃないか?」って言う話しです。 悪いおっさんに狙われた家出少女みたいなもんですわ。
棚の上では、バラクーダの群れもギンガメアジの群れも見れて、よ〜さん魚見た一本でした。
なかちゃん、もっちゃん、すーちゃん。 今日は2本目、3本目、潮が上手く読めずにだいぶ泳がせてしまいましたが、スミマセンでした。 また宜しくお願い致します。 押忍!
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2006年06月16日 (金) 23時37分 |
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