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投稿者:小川 和彦
ここ数年、小劇場での演劇鑑賞に余暇を費やしている。 昨年の年間観劇数は341回、無論平日昼間は会社勤めの身である。休観劇日もあるが、平日はほぼ毎晩、休日は2〜3本観ている勘定だ。
そんな私の観劇感想は演劇クチコミサイトの最大手CoRichに投稿しているが、私のページへのアクセス数は週間・月間で1〜2位を常にキープしている。 CoRichへの投稿 このkazuoga5409というのが、私のハンドルネームだ。「観てきた!」はほぼ毎日更新している。 因みにこの3年間での私の年毎のベスト10は以下に記している。 年毎のベスト10
さて、そんな私が好きな劇団のひとつに東京ストーリーテラーという団体がある。 人気の高い劇団6番シードを20年前に創立した久間勝彦が、「本当に自分がやりたい芝居だけを」と立ち上げたのがこの東京ストーリーテラーで、そのしっかりした骨格の、心温まる脚本が演劇ファンの心を掴んでいる。 その東京ストーリーテラーがこの4月下旬に、終戦3年後の佐世保を舞台にした新作『凛として』を上演するという。場所は池袋駅東口から徒歩5分のシアターKASSAI。入場料は前売で3,500円。役者たちは佐世保弁の練習に余念がないという。きっと素晴らしい舞台世界を観せてくれるだろう。詳しくは以下のHPで(予約も可)。 「東京ストーリーテラー」
【※公演案内から】 昭和二十三年、長崎県の佐世保。市街地から少し離れた小さな海辺の集落。 子供達の服には一様に継ぎ当てがあった。 汲み取り式の便所は「オツリ」が来ていた。 昼間、隣り近所に響き渡る声で喧嘩していた夫婦が、夜には子供五人を引き連れて賑やかに銭湯に出掛けていた。 近所のおじちゃん、おばちゃんは、悪ガキ達を遠慮なく叱り飛ばし、でも、時々ちり紙に包んだ飴をくれていた。 あの頃、この国には今よりもう少し活力に満ちて、格好いい日本人達がいた。
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