投稿者:演劇集団・東京ストーリーテラー 久間勝彦
18歳の時に長崎県の佐世保を出て以来、今が一番 故郷の言葉を話しているかもしれません。 春公演の稽古では、毎日、佐世保弁漬けです。 そのせいで、日常も、ふとした時に佐世保弁になってしまい、 気がつくと、そばで仙台出身のカミさんが笑っています。 4月23日からの演劇集団・東京ストーリーテラーの春公演、 「凜として」の舞台は佐世保です。 物語はフィクションですが、その中で起こる様々な 出来事は、私が幼い頃に父母や祖母から聞いて知っている 実際に起こった出来事をモデルにしています。 昭和二十三年、この国の至る所にあった瓦礫の景色と、 どこにでもいた、貧しくも逞しい日本人の姿。 終戦間もない佐世保、その近郊の小さな海辺の集落で、 出征した夫を待つ凜と、その義母ソデの暮らしを軸に、 今よりもっと活力に満ちて、格好良かった日本人達を、 熱い、熱い群像劇で描きます。
負けるはずの無い祖国の敗戦、誰もが同じ傷を負いながら、 生きる事へのエネルギーが充ち満ちていた時代。 そんな時代の佐世保の空気を、あの頃の熱を、この春、 東京は池袋の劇場の中に、2時間だけ蘇らせる事が出来 たらと考えています。 お時間ございましたら、是非、是非、ご来場下さい。
公演スケジュール 2014年4月23日(水)〜29日(火・祝) 全12ステージ 会場 シアターKASSAI 東京都豊島区東池袋1-45-2
演劇集団・東京ストーリーテラー 主宰 久間勝彦 090-4912-3354
詳しくは、 ⇒演劇集団・東京ストーリーテラーHPをご覧ください。
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